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よそはよそ、ウチはウチ

子供のころ、近所のお友達はいつもお菓子を買って食べていたのに対して、我が家は家に用意された母が作った/体に良さげなおやつ以外禁止だった。

母のセリフは決まって
「よそはよそ、ウチはウチなの。そういうルールなの」
だけでとっっっても不満に思っていた。

大人になった今は、なるべく体に良いモノをわざわざ作ってくれた母におおいに感謝しているけれど、その独自ルールを守ることで得られるメリット(健康な体)は子供の頃には理解不能。

お菓子を買えないことに山のような文句を言っていた。あの子はあんなに美味しそうなものを食べているのに!と。

株のトレードを書いているここでなんでこんなこと書くのか?と思われる方もいるだろうけど、この「よそはよそ、ウチはウチ」はトレードでとても大切だと思ったから、自分への戒めを込めてここに残しておきます。

ルールを守れと山ほど言われても

トレードを再開して1ヶ月が経ちました。
相変わらず進歩は遅々としているけれど、その間も半年前も耳にタコができるほど見聞きしたのが

マイルールを守る ことの大切さ。

きっとトレードをしている人の多くがマイルールを守ることの大切さを知っている。ルール守りたい、今日こそはトレード中ルールに沿うんだと毎朝思っていることでしょう。わたしももちろんそのタイプ。

そしてその日のトレードが終わると

あー今日もマイルール守れなかったな.…と悔やんだり、反省したり、なんだりしてまた次の日を迎えていく。

ルール自体に決まりはないし、これをやっちゃだめ/いいよは人によって千差万別だしルール守らなくても罰則もない。

誰からも責められないし、正直特に困る事もない。

だから結局のところ、私はそれらを全部うやむやにして進歩がないまま次の日を迎えてしまうを無限ループしてそしてモヤモヤしていた。
これじゃ良くないのに、改善できない自分がイヤだった。

マイルール自体が悪いのか?

なぜ守れないのか?を眠れない夜に考えてみたりもした。

守れないルールというのは存在しても意味がないし、もしかしたら自分にとってはそのルールを課すこと自体が負担になっているのでは?とおもった。

厳しすぎるのでは?と。

だから守りたいルールを全部書き出してみて、そこからどうしても守らないとダメな根本的なことと付随して段階を踏んで守っていく!の2つに分けてみた。

ひたすらシンプルにしてみた。
これすら守れないなら、もう株自体やめたほうがいいなってくらいシンプルに。

絶対!の3大マイルール(24/6現在)

・現引しない(持越し癖をなくす)
・ナンピンしない
・まずは自分で考える(これはトレードルールとは言えないけど)

この3つだけにした。

シンプルにしてみることのススメ

さてマイルールを超超シンプル、いやもうこれルールなの?くらいシンプルにした結果どうなったかの結論をいうと、レバでは大きく負けることが激減した。

もちろん付随ルールがあるから、そちらを守ったことで大きく負けることが激減したのかもしれないけど、厳守ルールを少なくしたことで得られたことは大きかったと思う。

その最大の利点は
ルールが守れない、という負の感情からの解放。

マイルールを破り、自己嫌悪になる事ほどいやなものはない(私の場合)。トレードで利益を得た/失ったよりも、この自己嫌悪と付き合う事が私は辛かった、と実感したのはつい最近なのです。

最初はこんなのルールですらない、もっとちゃんとしたルールを設定しないと恥ずかしい!と思っていたけど誰に対して恥ずかしいのか?

自分?SNS上の誰か?友達?家族?

と考えていくうち、ルールはあくまで「私の中のルール」であり正解も不正解もない。この正解も不正解もない、結局「よそはよそ、ウチはウチ」で自由なんだーと体感できたのが大きかった。

付随ルールはまだまだすべてを守る事が出来なくて、ムムム!!と思う日々が続いているけれど、基本ルールは守れている。

この「自分はちゃんとできている」の感情がいまの私には必要不可欠だったのだ。

よそはよそ、ウチはウチ

結局ダラダラ書いてきて、何を言いたいのかまとまらないままここにのこしておくけど

守れないルールは守れる迄極限にシンプルにすること。
そして守れたら1つ追加していく、くらいに易しくして自分はちゃんとできている、の肯定感をもっと持つこと。
段階を経てトレードスキルを得ている途中なのだと理解すること。(最初から100%できるはずがなく、それでいいと知ること)

トレードスキル以外に自分の感情コントロール(メンタル)が必須だと気づいた今、これらをもっと大切にしてレバ2か月目を迎えたいと思います。

よそはよそ、ウチはウチだと気づくことはとても大切。
人から言われるんじゃなくて、自分で実感するのがとても大切だと心から思います。