見出し画像

あなたのグローカルプロジェクトとは?

2024年、1本目のnoteは「グローカルプロジェクト」についてです。筆を執るきっかけとなったのが元インターンのKanahoからの1通のメッセージ…8年前の出来事を見て、一気に老いを感じながらも青春の1枚に不思議な感情が蘇ってきたわけです。

白熱イングリッシュキャンプ初代運営チーム

8年前はやる気に満ち溢れていました。自分が育った環境と世界とのギャップ、自分が受けた教育と世界とのギャップ、イギリス留学での屈辱的経験と圧倒的劣等感を乗り越え辿り着いた最適解が「白熱イングリッシュキャンプ」なのです。

この壮大な世界を地元山梨の後輩に届けなければと一心不乱にプロジェクトを立ち上げ、共感ベースで仲間をかき集め、ロンドン大学教育研究所の部屋にこもって夜な夜なプロジェクトミーティングを繰り返していました。

ロンドン大学教育研究所のエントランス

白熱イングリッシュキャンプは世界から集まった名門大学の学生と日本の中高生が白熱授業や白熱議論を通してオリジナルの授業を共創するプロジェクト型のイングリッシュキャンプです。一方向的に教えを受ける授業とは異なり、学生自身がテーマ・内容を考案して、”双方向の創造的議論を形成する空間”を作り上げます。世界から見た日本の魅力に迫りながら、日本の若者が世界に挑戦することの意味と楽しさを見出し、世界に羽ばたくための”圧倒的な原体験”を提供します。とこれまで謳ってきました。

記念すべき第1回白熱イングリッシュキャンプ

初開催の山梨では半分以上が山梨県外からの参加となり、悔しい想いをしながらも周りの協力を得て母校山梨学院のiCLAを舞台に開催しました。自分にとってもローカルである山梨、そして自分が出逢ったグローバルな仲間、まさに多様性に溢れたグローカルな学びの環境が生まれ、圧倒的原体験に刺激を受け羽ばたいていく生徒を大量に目撃してきました。TEDxでも「Learning by Teaching」と題して白熱イングリッシュキャンプについて熱弁しました。

ここで本題に戻り、「あなたにとってのグローカルプロジェクトとは?」と聞かれたら当時の自分は確実に「白熱イングリッシュキャンプ」と語っていたはずです。なぜかというと人生かけて没頭できるプロジェクトであり、自分が何とかしたいという明確な課題に対する最適な解決策だと信じていたからです。グローカルプロジェクトというのは自分・地元を深く理解し、相性が良い仲間を作り、世界が求めていること・社会貢献度が高いことを模索していくことです。派手なブランディングやマーケティングに左右されない、心の底から面白いと思える自分が主人公になれる人生のプロジェクト、それを「グローカルプロジェクト」と定義しておきます。

2024年現在、僕が人生をかけて取り組んでいるプロジェクトが高校生・大学生・社会人の垣根を超えた地方創生人材の育成を図る教育プログラムPENTAS(ペンタス)で実施している「グローバルマインドとスキル」という集中講座です。僕がステージに立って語るのではなく、受講生に彼らのグローカルプロジェクトを語ってもらうという35日間のプロジェクト型授業です。

今日は第3期生の最終発表当日、朝5時に目を覚まし、凍えるほど寒い山梨の実家でPCのキーボードをカチカチと響かせています。10時からは受講生の最終プレゼンテーションの資料をまとめ、晴れ舞台に備えます。遅くても朝10時までに資料を送るように伝えてあったので、徹夜で取り組んでいる受講生が多数いる模様…

最終プレゼンテーションの舞台

ペチャクチャナイト方式で10枚のスライドを各20秒で展開するスタイルです。恐らくこんな大舞台で、しかも英語で自分のグローカルプロジェクトを語るという機会は人生でなかなかないはずです。しかも中学生から社会人までの老若男女が同じ空間で学び議論し発表するのも人生でなかなかないはずです。

10年後も思い出せるような最終プレゼンテーションを期待しながら山梨県立大学に向かいます。お時間ある方は本日15時から山梨県立大学の飯田キャンパス講堂にお越しください!そして2024年4月には第4期生の募集を開始します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?