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中高生が英語で議論する力を身につける方法

英検やIELTSのことを語り散らかしていますが、心の中では中高生が議論するために必要な英語力について常日頃から考えているわけです。今回は「中高生が英語で議論する力」について物語っていきたいと思います。

「英語で議論すること」の前提にはそもそもなぜ人間が発話(Utterance)や会話(Talking)を始めたのかを考える必要があります。鳥は囀り犬は吠えるのに人間はなぜ5,000年以上前に言葉を発明し、文明を築き始めたのか?人は対話を通してコミュニティーを作り、地域毎に言語と文化を繁栄させ、幸福(Wellbeing)を追求してきたわけです。

何万年も前、あなたは洞窟の中にいると想定してください。洞窟の外で物音がする。「誰?」とその当時の言語で問いかける。返答が理解できる言語であれば同じ仲間と認識して洞窟に迎え入れる。もし認識できない言語であれば別の部族(alien tribe)の者と認識して武器を持って戦いに行く。これは言語学者であるDavid Crystalの講演で使われた比喩ですが、人間は文化と言語を築き、同族のみを受け入れるコミュニティーを作ってきたことがわかります。

写真撮っていいよ〜とピースをするDavid Crystal

文化や言語と共に人間の脳も身体も進化していることが証明されています。例えば動物界で人間は白目を使って高度なコミュニケーションを取るようになりましたが、それは獲物に気づかれないようするために目だけで察知する、空気を読む能力を身につけたという説もあります。文化や言語によってコミュニケーションスタイルを変え、時代に合わせて使用する言語を進化させてきた人間はなぜ今、なぜ議論する必要があるのでしょうか?

動物の目一覧

英語学習・英語教育の最適解を追い求めて開発したオンライン英語学習プログラム「リンガハッカーズ(LinguaHackers)」は英検やIELTS、海外進学塾、放課後インターナショナルスクールのイメージを強く持たれていますが、実は「本質的な学びを通して自分自身を理解すること、自分と違う背景を持つ仲間との議論・協働すること、世界の知識や教養を身につけること」を目的としています。なぜこの教育が急務であるという考えに至ったのかというと、グローバルな環境で菅さんの困っている顔を見たから…

グローバルな環境での菅さん

ではなく自分自身がボディービルダーの世界大会に出るのに、自分だけ間違った筋トレ方法と評判の悪い日サロに通ってしまったこと…

ボディービルダーの世界大会

でもなく、僕自身が多国籍集団の中で自分の存在意義を伝えることができず、世界の文化を理解せずに言語に頼って対話を始めてしまったこと、日本の常識は世界の常識であると本気で信じていたことにあります。この写真が一人孤独にモジモジする僕が撮影した非グローバル人材を象徴したものですが、リンガハッカーズ(LinguaHackers)ではこのような環境に飛び込んでもMr.ビーンのように右往左往せず、自分の立ち位置や人生を俯瞰的に理解し、背景の異なる人とでも共通点を見つけ打ち解け、社会のために何ができるかを考える仲間を見つけることができるスキルを身につけてもらいたいと思っています。

オックスフォード大学での一コマ

このガーデンでのひと時、世界中の人々が歓談する中、僕は1人ポツンと立ち竦み、自分はここで何をしているんだろう?という瞬間を撮影したものです。

英検やIELTS、高校・大学受験では測れないグローバル7技能を提唱していますが、まさにこの下図の右側の重要性を伝えていかなければと考えています。詳細はこちらの記事をご覧ください。

左側の言語は何語でもいい!
右側の方が重要!

2023年4月25日(火)19:00~20:00に中高生が英語で議論する力を身につける方法についてお話しします。昨年度最も人気があったオンライン講演をさらにパワーアップさせて、今を生きる子どもが何をしてどう学んでいけばいいのか、実体験と共に英語で議論することの重要性をお伝えしていきます。有り難いことに、すでに続々とお申し込みを頂いています。お申込みはこちらから!

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