累犯あり
今から約20年前の東京都にて。
洗松会には3つのクリニックがあった。
目黒区にあった洗足クリニックの院長は、松島淳医師だった。
同じく目黒区にあった洗足メンタルクリニックの院長は、重盛憲司医師だった。
世田谷区にあった三軒茶屋神経科心療内科クリニックの院長は、大坪由貴院長だった。
それぞれのクリニックに院長が常駐してはいなくて、3つのクリニックを3〜4時間毎に交替して複数のバイトの医師も働いていた。
問題は、医師の一コマの勤務が終わったら、次のクリニックへの移動時間が1時間あったこと。
要するに3つのクリニックでは、医師不在時間が営業日に毎日2時間はあったと言うこと。
バイト医の桜ヶ丘記念病院の副院長の中村医師が夕方に患者にセルシンを静脈注射して、覚醒を確認せずに帰宅した。
河津幸子ナースが、挿管セットや点滴などが一切無い三軒茶屋神経科心療内科クリニックで、17〜18時まで精神科医不在のメンタルクリニックで患者を見守っていたな。
洗足メンタルクリニックでは精神科デイケアもやっていたが、重盛憲司医師の診察時間は10〜12時で週に2日のみ。
その他の時間は精神科医不在で、精神科デイケアを営業していた、公認心理師の伊藤絵美先生ら。
特捜部は、取り調べの準備を夜露死苦。
当時の洗松会グループのスタッフらの名前は、全て覚えてるよ。
3つのクリニックの医師のシフト表の記憶もあるんだな、これが。
関係各所の日本医師会も声明を出そうね。