入院費を踏み倒す理由
遠い昔のこと。
神奈川県某所の暴大企業病院に、病院長のご趣味の在宅医療の患者さんのための病棟がありました。
ワンフロアーにカーテンのみで、男女混合の14人部屋でした。
ある日のこと、事務長が中堅の医師を連れて、この病棟にやって来ました。
理由は中堅の医師が主治医の患者さんの家族が入院費を約10年くらい踏み倒しているから、主治医に督促電話をかけてと事務長がパワハラをしていました。
中堅の主治医が督促電話をしたら家族が、息子をプロゴルファーにするためにお金がかかるから入院費は払えませんと言って電話を一方的に切られていました。
おい事務長、入院費の督促電話はお前の仕事だろ!
しかも、10年間も不正経理すんなよ!
この患者さんは、胃瘻(いろう)&エンシュアリキッドで生きていました。
婦長が、道端に捨ててくるしかないかと事務長と笑っていました。
幻聴かと思いました。
大企業の節税対策の病院だったので、赤字OKだったらしいです。
顧問税理士は、節税のプロフェッショナルでした。
まあ、これくらいは全国の大企業病院もやっていたでしょう。
ちなみに、夜勤が月に13回がザラだったので死にたくないので6月のボーナスを貰って退職しますと看護部長に伝えたら、ボーナスを返納しますと言いなさいよと脅されました。
ちなみに、この看護部長の白衣の襟に大量のファンデーションがこびりついていたメタボリックシンドロームの廃人でした。
一応、本社にボーナスを返納すると言う就業規則はありますかと電話で確認したら、そんな就業規則はありませんよとあっさりと言われました。
この病院には、飯田会長もご入院されていました。
飯田会長のご入院の際には、副院長が空港までお迎えに行っていました。
以上、思い出ボロボロでした。
追伸。
この病棟には何故か、東大の院生@看護師みたいなのがいました。
特に働いてはいませんでしたが、まさかお給料は貰ってはいませんよね?
この院生が彷徨っていることを、ステイタスと勘違いしていたのが婦長でした。
おまけ。
私の職歴の病院諸々には、雇用契約書と労基法と基本的人権が一切ありませんでした。
余談。
この大企業病院の内科病棟で、げっそりやつれた糖尿病の男性が、病棟にあった患者さん共有の冷蔵庫から散々盗食してパンの袋などでゴミ箱がいっぱいになっていました。
主治医の三石医師は、泥棒を止めろと高校生の娘さんの前で怒鳴っていたので、娘さんが号泣していました。
患者さんは、摂食障害とクレプトマニアを併発していましたが、ベテラン内科医の三石医師も婦長らも誰も気づいてはいませんでした。
娘さんが気の毒過ぎて、涙が出ました。
追記。
4階病棟の若手の正看護師や准看護師らが、2階病棟のヘルプに毎月回されていました。
さと、当時の看護基準は明らかにぼったくり&全額返金でしたね。
暴大企業病院だから、監査を免れていたのでしょうか?