認知症になったナースの物語
今から約10年前の東京都足立区にある成仁病院にて。
デイケア部門に、ERからナースが異動してきた。
上司の作業療法士の加藤隆寛に、異動してきた川上ひとみナースには何を教えたらいいですかと聞いた。
川上ひとみナースは、私よりも年上だった。
加藤は何も教えなくてもいい、トイレ掃除が彼女の仕事だからと言った。
何か訳ありの様子だったので、しばらくリサーチしていた私。
更衣室でERのベテランナースに声をかけられた。
川上さん、どう?と聞かれて、めちゃめちゃですと答えたら、彼女がようやく異動してくれて、長年の頭痛が治ったよと笑っていたよ。
詳しく聞いてみたら、ERで川上ナースは急変時の薬品を整理するのはいいが、他のナースに全く相談せずに別の場所に勝手に移動していて大迷惑とのこと。
栄養科に患者のご飯を取りに行くことくらいしか使えないよ、認知症だからとも言っていた。
職場で脳梗塞で倒れたことがある川上ナース。
糖尿病のために白内障で視力が殆どないんだよね〜とも言っていた。
バブル時代の暴飲暴食がたたったらしい。
ERで使えないからデイケアに回されたんだよとか。
めちゃくちゃ過ぎて泣きそうになった。
そんな川上ナースのデイケアでの様子。
私にいじめられたと言う被害妄想持ちの梅元ナースが先輩風をふかし始めて、川上ナースに指導をし始めた。
梅元かおりナースの説明はこちら↓
デイナイトケアで患者さんが多かったので、話してはいない患者さんの記録は、前日の記録を参考にしてみてねと、梅元ナースにアドバイスしたことがあった。
それを梅元ナースが川上ナースに、デイケア記録は前日の記録と同じことを書けばいいからと指導をしていた。
その他は、デイルームで患者さんとお話したりテレビを見ていてねとも指導をしていた。
梅元ナースは川上ナースに私がいじめたと言う被害妄想話もしていたので、呆れて物が言えなかったわ。
その他の川上ナースの言動。
デイナイトケアの患者さんらとコミュニケーションを取っていると思ったら、高橋先生と訪問看護の小野寺ナースが付き合っているよとスタッフらの裏話をリークしていた。
また、スタッフの〇〇は、☓☓マンションに住んでいるよとも言っていたので、加藤に報告した。
加藤から小杉師長にこれらの話が届き、小杉に川上ナースが叱られていた。
でも、川上ナースはクビにはならなかった。
おそらく看護師資格があったからだろう。
そのうちに梅元ナースと川上ナースのズル休みが始まった。
前日の勤務の終わりがけに梅元ナースが加藤に、今頭が痛いので明日は休みますと言ってズル休みを繰り返していた。
川上ナースはその日の朝に加藤に電話して、内縁の夫の血圧が180/95mmHgあるので病院に連れて行くから休みますなどと言い、しょっちゅうズル休みしていた。
二人がいても居なくても私の仕事の量は同じだったが、今井くんと私だけで大規模デイナイトケアの患者さん50〜60人/日の看護をすることは、もはやパワハラだった。
今井くんの説明はこちら↓
犯罪でもあるよね。
ついでに患者さんの中には刑法39条の精神障害者がうじゃうじゃしていた。
以上、2年半も成仁病院を退職させてもらえなかった私の地獄のレポートでした。