偉業は、2種類
世の中に「偉業」と呼ばれるものがある。
偉業とは結局、2つに集約される。
「独立」か「統一」だ。
独立
独立とは、すなわち、現在のシステムから出て、
新たなシステムに属すること。または、システムそのものを作ることにある。
植民地支配を受けていた国を抜け、新たな国を作ること。
民主化。
所属していた政党から抜け、新たな政党を作ること。
会社というシステムから独立して、起業する/自営業になること。
一番分かりやすいのは、大人になって、親元を離れる事だろう。
実家と言うシステムから離れ、社会の一員として、生きていく。
離婚もある意味、独立である。
学校の卒業も、独立と言える。
多くは「自由」という人間の本質を求め、
大きなリスクをとり、痛みを感じながらも、実行する。
統一
統一は、異なるシステムを一つにすることになる。
複数個に分かれていた国が統一される。
企業の買収、合併。
業界/組織再編。
間違えてはいけないのが、カタチだけの「同盟」だ。
同盟はあくまで、異なるシステム同士の調整である。
「統一」は、統一前のシステムが、完全になくなることだ。
人間は、今いる社会の維持を何よりものぞむ。
統一は、異物同士の合体であり、えてして人間の本能と逆行する。
「独立」は、えてして、独立する対象が、大変である。
「統一」は、巻き込まれる全ての人に影響がある。
多くの人にとってアイデンティティ「心のよりどころ」を失う恐怖を持ち。反発もでかい。
国の統一しかり。歴史を見ても、
多大な犠牲と、長い時間をかけて成し遂げられた例ばかりだ。
成し遂げることの偉大さ
分かりやすい指標に目を奪われるのが人間だ。
動員している人数、かけたお金、フォロワーの数。。。
しかし、実際のところ、どの指標も、
その人/その組織がやろうとしていることの”偉大さ”を測ることはできない。
すなわち、偉業であるかは判断できない。
最も優先するべき指標は、「独立」もしくは「統一」か、である。
「独立」もしくは「統一」である前提で、
初めて、関わる人数の多さや、金額規模がモノをいう。
「独立」と「統一」のいずれでもなければ、
いくら人数やお金が多くても、”偉業”ではないのだ。
まとめ
『偉業を成すならば、独立か統一のどちらか』
肝に銘じよう
かしこ。