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よい親でなくとも子は育つ
わたしにとってなんとも心強くありがたいお言葉。小児科医毛利子来さん著の本の題名です。
もちろん昨今ニュースにあるような炎天下のなかクルマに子どもを放置してパチンコをしたり、子供の健全な発達に悪影響しか及ぼさないようなこととは違います。
でもその一歩手前にいる親は実は多いんじゃないかなあ、って気がします。実際わたしも何年か前もっと子供たちに手がかかるときはそうでした。
この本の中にはそんな親を勇気づけるお言葉が散りばめられています。
・母親は一生懸命にならない、ズボラでいい
・子育てが辛いのは当たり前。辛くなったら、夫、兄弟、近所の人、役所、保育園、遠慮なく人に頼む
・子供はたくさんの手の中で育てられるのが良い
・思春期は見ないにかぎる
・かぜを引いたら自由にさせる
などなど。
目次や前書きだけでもかなり勇気づけられます。
とはいえ、この本の中で著者が伝えたい、どの年代の子供にも共通した大切なことは、
子供の話をよく聴く。子供の行動の裏には事情があるから、それをよく観察して理解しようと努めること。自分の子供を信じること
ということかな、とわたしは理解しました。
多分わたしはこれから落ち込んだ時、何度も読み返すことになる本かなと思います。著者とお会いしたことはありませんが、お人柄が滲み出ているような話し言葉で書かれておりとても読みやすいです。
子育てがちょっとだけ楽になる本でした。