やっぱりシンドイのである。
やっぱり老骨に鞭打つのは非常にシンドイことだ。これは何もフィジカルな意味だけではない。
やってみたい事も続かない。
いや、続かないどころではない。はじめようともしない。
「それをやったところで、何か利益があるのか?何か確実に得るものはあるのか?」
そう思った瞬間にもう挫折だ。そしてプチ自己嫌悪に陥ってから、また毎日の日常になる。
老後の趣味としてギターでも習おうか?→Fコードで挫折である。
朝ジョギングして健康管理しなきゃ→寒くて起きれず挫折である。
油絵でも描こうか→道具一式が高価で、案外大荷物になるので挫折である
ジムに通おうか→会社終わってからなんてシンドイし、休みの日にわざわざ疲れに行くなんて…と思い出して挫折である。
小説でも書こうか?→完結できず挫折である。
と、まあこんな感じだろう。
誰でもそうである。そして概してそういう人はとっても真面目なのです。真面目すぎて目標を高く見積りすぎるのだ。そして初心者の時期のヘロヘロで当たり前のことが許せないし、なかなか身につかないスキルにイライラしちゃうのだ。
みんな毎日が忙しいのだ。
ペースを乱したくないのだ。
そんな中で「毎日30分それに時間を割くぞ」なんて思ってたら、一度でもペースが崩れるともうやりたくなくなる。シンドくなってやめてしまう。
歳を重ねるとそんなことが多くなる。
そんなことを繰り返してきたが、今はちょっと違う。
「小説を書く」
書けなくなったら書かなくていい。
そんな時はどうするか?
「おーい主人公!元気か?また動かしてやるから待ってろよ!」
と毎日心の中で意識的に呟いてやる。時間がつながっていればまた書き出せるのだ。
これは本当の事。
これならシンドくないのである。
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