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自己紹介:堀 光希(ほりこーき)

はじめまして。堀 光希(ほりこーき)と申します。インプロと呼ばれる即興演劇を人に教えたり、パフォーマンスしたり、研究していたりしています。インプロに限らず人材育成や組織開発の文脈でワークショップや研修デザインをしたりしています。“なんだかよく分からないけど学んでしまっていた“という現象や、“なんだかすごく大変だけど学びがすごく愉快だ”という状態がどのような条件で起こるのかということに関心があります。


略歴

1994年愛知県一宮市にて生まれました。東京学芸大学 芸術・スポーツ文化課程 表現コミュニケーション専攻にて演劇教育を学びました。インプロとの出会いもここです。高尾隆さんの「インプロ研究」という授業でインプロと出会い、高尾さんの主催するインプロ団体「即興実験学校」にてパフォーマンス経験を積みました。学部4年の頃に中原淳さんのクラスを受講し人材育成について学んだことがきっかけで演劇教育への関心を高め、東京学芸大学 教育学研究科 総合教育開発専攻 表現教育コースへ進学しました。キース・ジョンストン(Keith Johonstone)のインプロ教育理論を研究し、修士課程を修了後はミテモ株式会社にてインプロを用いた人材育成や各種ワークショップ/研修デザインとファシリテーター/講師をしたりしています。2019年頃から「IMPRO Machine/インプロマシーン」という団体を立ち上げ、仲間たちに助けてもらいながらインプロのワークショップや上演をしています。群馬大学と東都大学で非常勤講師としてインプロの授業をしています。

教育活動の主な実績(抜粋)
・2018年 横浜こども専門学校「表現」:インプロ・ワークショップ実施
・2018年 三井住友銀行ロンドン支店「Theatre Learning」:インプロ・ワークショップ 実施
・2018年〜 千葉県理学療法士会「価値を高める臨床実習の実践」:インプロ・ワークショップ実施
・2019年 明治大学・関西大学合同ゼミ:インプロ・ワークショップ実施
・2020年 藤リハビリテーション学院「臨床実習セミナー」:インプロ・ワークショップ実施
・2020年〜 群馬大学「医系の人間学」:インプロ・ワークショップ実施
・2021年〜 東都大学「コミュニケーション論」:インプロ・ワークショップ実施
・2021年・2022年 慶應MCC「ラーニングイノベーション論」内「インプロヴィゼーションで学ぶ経験学習」登壇
・2024年 東洋英和女学院大学 「プレイフル・ラーニング」登壇(https://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/campuslife/news/20240423-19786.html

パフォーマンスの主な実績(抜粋)
・2016年 即興実験学校スピンオフインプロ公演「3人インプローTHREE WARSー」出演
・2017年 「地下闘技場インプロGP 2017春」出演
・2017年 即興実験学校スピンオフインプロ公演「3人インプロ全国ツアー2017」出演
・2018年〜 アルテナラ世田谷「みつける・つなげる・ストーリー」出演
・2020年9月21日・22日 「ストレンジシード静岡2020」にてIMPRO Machine × 富士フルモールド劇場「インプロ百物語」企画・出演
・2020年12月19日 「IMPRO Machine × a/r/t/s Labコラボインプロショー」企画・出演
・2021年2月21日 即興劇場 DARE DEMO dell’ARTE 「Editor’s High♪」出演
・2021年3月19日 即興劇場 DARE DEMO dell’ARTE 「ザ・べくデルテスト」出演
・2021年4月24日 即興劇場 DARE DEMO dell’ARTE 「Dive into Impro !」出演
・2021年10月24日「「ザ・べクデルテスト」をパフォーマンスする:インプロとジェンダーの探究」日本質的心理学会 第18回大会 企画シンポジウム出演・登壇
・2022年2月6日 IMPRO Machine オンライン公演「バズライト自由旅行〜飛び出せ出エジプト編」出演
・2022年10月9日 インプロ(即興演劇)の思想と教育:日本医学哲学・倫理学会 第41回大会特別ワークショップ デモアシスタント出演
・2023年2月5日 日米同時中継インプロショー「ツアターヌポーシ」出演
・2023年4月16日 IMPRO Machine 春のインプロショー「第二都市より」企画・出演
・2023年7月23日 IMPRO Machine 夏のインプロショー「ゆるいヘラジカ」企画・出演
・2023年10月7日 くるる即興劇団「ミニ公演2023」出演
・2023年10月15日 日米同時中継インプロショー「シアタースポーツ」出演
・2023年10月22日 IMPRO Machine 秋のインプロショー「こうもり湾岸地区演劇競争」企画・出演
・2024年1月27日 IMPRO Machine 冬のインプロショー「客席機関」企画・出演
・2024年4月21日+28日 IMPRO Machine 春のインプロショー「第二都市より2024」企画・出演
・2024年8月31日 IMPRO Machine 夏のインプロショー 「Spontaneous Broadway 〜すでに歌ってしまっている」企画・出演
・2024年9月21日 クオリア即興音楽フェス内「Spontaneous Broadway」出演
・2024年10月5日 「くるる即興劇団ミニ公演2024」 出演
・2024年10月19日 IMPRO Machine 秋のインプロショー「こうもり湾岸地区演劇競争2024」企画・出演
・2024年11月2日 向島EXPO 「インプロマシーン ゆるいヘラジカ」出演

考えていること

「Ture Dure」(読み方は“とぅれどぅれ“です)では大体自分にとって大切だなと思うことを自由気ままに風まかせに書いています。インプロについての内容がほとんどを占めています。大体ぼくの考えていることはそんなもんです。

Trure Dureの中で自分でも気に入っているおすすめ記事を貼っておきます。

パフォーマンスの様子

2020年9月21日・22日 「ストレンジシード静岡2020」にてIMPRO Machine × 富士フルモールド劇場「インプロ百物語」ではコロナ禍でオンラインでの上演となった。1日に即興で短い演劇を100話つくるパフォーマンスを上演した。二日間あったのでつまりは計200話作った。写真は見事100シーンを作り終えた時の安堵と達成感が伺える瞬間。
2018年〜「アルテナラ」というイベントでは子どもたちと一緒に描いたキャラクターが主人公のお話を即興で語り、演じるパフォーマンス「みつける・つなげる・ストーリー」を上演している。写真の時はお猿の“こなん”とゾウの“ちっな”の愉快な遊びと冒険の物語を演じている様子。
IMPRO Machine主催の四季折々のインプロショーを届けるシリーズ「第二都市より」「ゆるいヘラジカ」「こうもり湾岸地区演劇競争」「客席機関」ではお客さんから“読んでみたい架空の小説のタイトル“を書いてもらい、それをお題にして即興で演劇作品を上演する。写真の時にもらったお題は「ロミオとゆで卵」で、ジュリエットの本心を知りショックを受けているロミオである。

ワークショップの様子

ワークショップなのかパフォーマンスだったのかよく分からないが、2020年「プレイフル・ストリート」内で行った「Power Print Play」では子どもたちに易々と情報を与えまいとひたすらブースの中に入ることを長引かせる“検閲官“となった。ブースに入った後は「印刷の歴史」が写本→木版印刷→プリンターの順で印刷されていく様子を眺める体験が待っていた。
明治大学・関西大学の合同ゼミにて行った2日間のインプロ・ワークショップ。教育学的なインプロ(即興演劇)の応用可能性や主に新ヴィゴツキー学派の理論とインプロのつながりについて探究することをテーマに参加者たちとディスカッションを行った。
人材育成の領域においていかにインプロが応用可能かについて研修やワークショップをやっています。主にコミュニケーションやリーダーシップ、チームワークやクリエイティビティの問題を扱うことが多いです。
仮面を使ったワークショップの様子。詳しく書いたTure Dureもあるのでそちらを参照ください。

インタビュー記事や書籍など

(1)「UXのタテヨコナナメ」というUX(ユーザーエクスペリエンス)に関してのインタビュー連載において森一貴さんからバトンを受け取ってインプロ(即興演劇)の観点からUXについて考えてみた記事がこちらです。

(2)高尾隆・園部友里恵編『インプロ教育の探究ー学校教育とインプロの二項対立を超えて』内で、第2章「すでに学んでしまっているージョンストンのスポンタナエティ概念」の執筆を担当しています。なんか知らないけどいろんなアイデアが努力なく湧き出てくる感じを表す概念である「スポンタナエティ(spontaneity)」の思想を主にキース・ジョンストンの著作を可能な限り網羅しながらまとめました。きっとあなたの生活にも役立つこと間違いなし!

(3) CULTIBASE 「即興演劇がもたらす創造性」
株式会社MIMIGURIさんが運営される学習プラットフォーム CULTIBASE  にてインプロについてお話ししたものです。これまで有料会員にならないと観れませんでしたが、なんと無料化されたので会員登録をすれば観ていただけるようになりました。

(4)露木友子・半田桃子(企画)フリーペーパー『仲良くない人と現場で出会ったらどうしたらいいか聞いてみた〜演劇編〜』内「ままならないまま、それなりに楽しくいる/つくる技法」執筆

公認心理師・臨床心理師である露木友子さん、株式会社momocanの半田桃子さんらが企画・編集として制作されたフリーペーパー。俳優はもちろん、技術職や制作スタッフ、芸能事務所マネージャーの方々など演劇現場に携わる多様な職種の方々の知見が集まっている。ありがたいことにご縁が繋がり末席に加えていただいた。

その他活動

そのほかに個人的な活動もいくつかやってます。

(1)手書きのTwitter
昨今のSNSの過剰接続状態に対して自己検閲を強く自覚したために始めた個人プロジェクト。自分の言葉が自由に踊り、遊べる空間を志向した物理的Twitter。断じて日記ではないので、毎日書く必要もないし、長く書く必要もない。140字程度の思考の痕跡をただ残していく記憶のつぶやき。一応はSNSなので、実際にぼくと直接会った人は開いて読むことができる。

初代Twitter。今は3冊目に突入した。

(2)質問箱 de 三題噺
「質問箱」というサービスが運用され始めた際に、女性に対する際どい質問ばかりが投げ込まれる状況を見て、もっと良い匿名性の利用方法はないものかと思案し始めたプロジェクト。ほりこーきの質問箱に関係のない3つの言葉が匿名で投げ込まれる、そこからほりこーきは任意に小説なり戯曲なり詩なりを創作する。匿名であることでお題に対する責任感が軽減されることで自由な発想が促されることだろうと考えた。

(3)ミテラボ
所属するミテモ株式会社の中でジョン・デューイの勉強会を実施したことで始まった読書会。当初はおもしろがって社内関係者がぞくぞくと参加してくれたがヴィゴツキーの『思考と言語』を扱い始めたところからガチ勢しか残らなくなってしまった社内勉強会。今では参加者も3人−4人のみで半数以上がミテモのメンバーではない状態にまで育った。一時期は活発にポッドキャストも配信していたが今は不定期更新となっている。しかし、参加している私たちは毎回キャッキャしながら人文書を読んでいる。最近はスピノザブームで、2024年はついに『エチカ』に挑戦予定である。参加したい人はぜひご連絡ください。
ちなみにミテラボの目標は「50年後も一緒に読書会してようね」なので細く長く続いていくだろうと思う。
主なミテラボの活動は「ミテラボラジオ」と「ミテラボゼミ」(文献購読)と「ミテラボ知的暴挙編」である。

ミテラボ知的暴挙編ではある理論家・思想家やテーマを取り上げてその人にガンギマリしているプレゼンターが2時間で解説してしまおうという知的暴挙を試みる企画。これまでジョン・デューイ、ヴィゴツキー、ミシェル・フーコー、社会構成主義、ジュディス・バトラー、エリカ・フィッシャー=リヒテ、十字軍、機械学習、刑法についてホットなプレゼンテーションが交わされた。写真はヴィゴツキーの回の様子。

(4)memo / real : Les Essais
どこかであったかもしれなかった記憶の断片をコラージュしたエッセイのような小説のような本当だったようなそうじゃなかったようなエピソードたちを書いています。

お問い合わせやお茶のお誘い先

主な活動の発信場所は以下のSNSで行なっています。
お気軽にご連絡ください。お茶のお誘いでも軽率に行きます。飲みでもいいです。

X(Twitter)
堀光希(ほりこーき):@horikoki_ksks
IMPRO Machine:@impromachine

お問い合わせ
hori.kouki.atn★gmail.com
★をアットに変えてください


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