そんなわけで君生きをキメた
よく言われているように、宣伝がなかったことで公開自体を忘れていたタイプだけど、そもそも発表された時からあんまり興味無かった。
というか、このところの宮崎作品ってどれもわたしとしてはしっくりこず、「おもしろくないわけじゃないけどまた観たいとか、とにかく観終わった後に取り立てて何の感想もない」って感じで、精々「かるしふぁーかわいかった」とかだったので、でも世間的にはネームバリュだけでなくちゃんとずっと人気みたいだからわたしの感覚が変わったのだろうと思っていた。
今回、引用元にも書いたように「公開されるよ」ってわかってからも「あーそんなのもあったね…まぁそのうち機会があれば観るかもね」くらいだったんだけど、U-NEXTのポイント切れそうで、慌てて何か…と思った時に「まぁじゃあこれでもいいや」と思って観ることにしたのです。
前情報としてあったのは「鳥が好きな人は観ない方がいい、鳥が苦手な人も観ない方がいい」くらい(笑)
で、禺伝りりいべからの移動が思ったよりスムーズだったので時間に余裕があったのだけど、開場が早かったのでさっさと入って涼んでいたありがたい。
なげえええCMが終わってやっと始まって、へー、こんな映画なのかーと思って観てたけど、割と早い段階で「これって…観てる人大丈夫そ?」と思った。「これ、やばいやつじゃないの?わたしは嫌いじゃないけど…普通の人もコレいけてんの?」ってなりつつ観ていて、最後にシアター内明るくなるまでびっくりするほどシーーーーンとしてて、明るくなってからもシーーーーンとしたままゾロゾロ退場始まったらそこからこの作品の本番になっちゃうのでは!?と心配したけど、明るくなったらみんなこぞって声優当てっこゲームしてたから「なるほどあれってこういう効果なんだー!」ってユリイカした。アハ体験。
わたしの感想は主にみっつ。
ひとつ
「宮崎作品集大成或いは派手な走馬灯付き名刺」
ふたつ
「やったー!胸張って『意味わからん』って言って良いやつだ!」
みっつ
「ほんっっとにマザコンだよな…キモいを5周くらい追い抜いちゃってマジ恐れ入るよ…」
でした。
キャノピー運んでるとこ最高だった!
あと、「あー…うん、むかしはさ、宇宙って無限に拡がってるんだなって思ってたなぁ」って懐かしい気持ちと、羨ましい気持ちになった。
わたしもこんな妄執を備えたかったよ…けど、80でこれ作らせる人がいるんだから、自分次第でまだ何とでもなるんだよな、やらないだけで。はーあ。
あと、帰省中に母を誘って観に行くかちょびっとだけ考えたんだけどやめといてよかったー!!!てのも思いました。
いろんな考察とかもあるみたいだけど、わたしとしては「考察するだけ無駄」と思ってる(笑)この作品はこれ以上でもこれ以下でもない、ここに描かれたものが全てだよ。
あ、ひとつだけ…わたし、なつこって絶対妊娠してないと思ってたので展開にびっくりしました。改めて、ほんと考察なんてクソ!www
おわり!