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小学校受験 ペーパー攻略!お話の記憶の正答率を上げるには

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こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

突然ですが、皆様のお子様は「お話の記憶」が得意ですか?

お話の記憶は、ほとんどの学校で出題されるほど小学校受験のペーパーにおける主軸と言えるでしょう。
しかも、1つのお話について通常複数の設問がありますから、試験全体へ及ぼす影響力も高くなってきてしまいます。

おうちの方と面談をしていても、たまに「お話の記憶は得意みたいです」と仰る方がいます。確かに、何もしなくてもほぼ毎回満点を取ってくるお子様が一定数います。羨ましいですよね。

我が子はどうだったかと言うと、そこそこだったかなと記憶しています。2問間違うことはほとんどなくて、でもペーパーで間違うとしたらいつもお話の記憶で…だからこそ、その1問を詰めるために色々な方法を試しました。

そんなこんなの経験を踏まえて、今も個別レッスンなどで色々なお子様の指導をさせていただいているのですが、お話の記憶って「絶対的な解法」ってやっぱりないんですよね。だからこそ、私自身も試行錯誤してしまったわけです。

ただ、正答率を上げる方法は幾つかあるのではないかなと思っています。

まず、大前提として、お話を聞く時に子どもは色々な覚え方をしているそうですよ。
例えば、映画のようにお話を映像化して覚える子。何の対策もしていないのにある程度できちゃう子は、だいたいこのパターンで覚えています。
次に、絵本のようにその場面を意識的に思い描きながら覚える子。「黄色い花が3本ありました」と言われたときに「黄色い花が3本」と思いながら頭に絵を描く。1つ1つ頭の中で形にするのに少し手間もかかるし、たまに聞き間違えちゃうこともあります。ただ、「Aが〇で、Bが△で、Cが□…」のように線結びが必要な問題なんかは、この方法が一番有効ですね。
最後に、言葉として覚える子。そのままお話を暗記しようとしている子ですね。言わずもがな、こういう覚え方をするとどうしても苦戦してしまいます。

とはいえ、これは単に「覚え方の癖」というだけなので、直す直さないという問題ではないかなと私は思っています。

では、いずれの場合も「どうやったら更なる得点に結びつくか」という点から考えてみます。

1つ目は、平坦に聞く習慣をやめること。

お話の記憶は、明らかに不自然な書き方をしています。
例えば、「日曜日、はなこさんが朝起きたらポツポツと雨が降っていたので、公園にピクニックに行くのをやめて家族で水族館に行くことにしました。水族館は、はなこさんの家の近くの駅から黄色い電車に乗って4つ目の駅で降り、そこからバスに乗って8つ目の停留所で降りたところにあります。」という文章があったとします。

こんな文章を絵本で見たことありますか?ないでしょう。これでは、いつまでも物語が進みません。これは、明らかにお話の記憶用のお話です。

すなわち、我々は、このお話を聞いた時に「覚えるべきポイント」を我が子に教えてやらねばならないということです。そして、我々親は、もちろん絵本を読むのは別の意味で大切なことだけれど、絵本をいくら読み聞かせてもお話の記憶が伸びるとは限らないということを認識しなくてはなりません

上の話で言うと、聞かれるとしたら「日曜日」「ポツポツと降る雨」「公園にピクニック」「水族館」「黄色い電車」「4つ目」「バス」「8つ目」の8つのポイントです。こんな短文なのに、8つも!大変ですね。

なので、慣れるまで最初のうちは一文ずつ切って「はい、何曜日だった?」「はい、天気は?」「はい、どこに行く予定だったの?」「はい、どこに行くことにしたの?」みたいな感じで、覚えるポイントを体感させていくと良いですよ。これは、本当に有効な手段です。そうすることで、段々と「ここを覚えればいいんだよね」という感覚が出てきます。

2つ目は、体で覚えること。

お話の記憶において、子どもたちが一番間違えるのは数です。なぜかと言うと、多くの場合、一つのお話に出てくる数字は1つではないからです。数字がポンと次々に出てくる。

で、その時に役立つのが数字を体で覚えてしまうこと。

お話を読んでいる時って、手はお膝でしょう?すなわち、机の下にあるわけです。なので、3本と言われたらサッと指で3を作るんです。数字が出てくるたびにそれをやるだけで、かなり正答率は上がります。可能なら、「黄色い電車=4」みたいな感じで何の数字なのかも関連づけられると最高ですが、手で1回やるだけでも効果的です。

3つ目は、余計な情報を入れないこと。

人間は、目からの情報量がとても多いんですよね。なので、お話の記憶をやるときは、余計なものを見ないことがとても重要です。目の前の動くお友だちの頭とか、見回りの先生とかに視点を持っていかないこと。
例えば、見回っている先生を見たとして、淡々と歩いているだけならまだしも、その先生と目が合って、ニコッとされたとしたらどうですか?もうその部分の記憶は飛びます。

ですので、お話の記憶をやるときは、動かないものを見ましょう。

お話の記憶が得意!いつも満点!というお子様はいいのですが、もし失点が気になる場合は上記の方法を幾つか試してみてくださいね。

いずれにしても、いきなり長文や難文に挑戦しないこと。まずは短文の記憶から正答率を上げていきましょう。


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