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小学校受験 点図形を極める
こんにちは。コキア受験教室の桜井です。
さて
久しぶりにペーパーの話をしようかなと思います。その中でも、今日は点図形!
皆さんは、なぜ点図形を小学校受験でやるかご存知でしょうか。
結論から言うと、点図形では運筆力と書字能力を見ることができます。小学校では、字を習うからですね。字を「綺麗に」とまではいかなくても、「そこそこ」書けるようになるには、書字能力だけでなく一定の運筆力が必要です。おかげで、お受験をしてきた一年生の字はとても綺麗な気がします。(そして、男子は、学年が上がるごとにどんどん崩れていきがちですが…)
ですので、学校側が点図形を出題する意図はそこにあるということですね!
では、皆さん点図形は日頃どのくらい取り組んでいらっしゃるでしょうか。
私としては、かなり皆さん甘いところで完成だと考えがちだな、という印象を受けています。点図形は、技術の分野でもありますので、何度も何度も繰り返しやっていただきたいと思っています。
「何度も何度も」というのはどのくらいかと言うと、二巡、三巡とかの話ではなく、「一年くらい毎日1枚ずつ」というレベルでの何度も何度も、です。もうルーティンです。まず最初に点図形、みたいな。
点図形は、「始点と終点が点からはみ出さない」「点と点の間はグラつかない」というのが基本的なルールです。
まずは、3×3くらいで直線の多いものをオススメいたします。そのとき、直線は一筆で書きます。というのは、直線の途中で鉛筆を上げてしまうとグラつくんですよね。ですから、まずゴールの点はどこかというのを見越したうえで、そこまで一気に引きましょう。
点図形に慣れるまでは、線を引く前にスタートの点とゴールの点に赤鉛筆などで印を付けさせても良いかもしれませんよ。そうやって、点の位置を認識させます。
点図形は、点と点の間隔が広くなればなるほど運筆力が必要とされ、曲がり角が多ければ多いほど高い書字能力が必要となります。
曲線が混ざったり、鏡図形の点図形などもありますね。過去問では、下手したら点図形も回っちゃったりひっくり返っちゃったりとかね…でも、まぁそこまできたら点図形の分野というより回転図形や鏡図形の分野で考えましょう。
まずは、何としても普通の点図形をコツコツと繰り返しやっていくことです。やれば上手になることで、やらない選択肢はないですよ。
大切なのは、完成形を教えてあげること。「正しく点が取れてるから良いや」ではなく、「こういうふうにできるように次はやってみようね」と伝え、次の日は取り掛かる前に「昨日、気をつけてねって言ったことは何だったっけ?」と思い出させる。この一連の流れが結構大きなポイントです。
何故でしょう。
人は、人に教えると伸びるからです。頭で整理し、それを言葉にして人に伝えることで余計に意識します。大人のように伝えられなくても構いません。お子様が自分の頭の中で、「こうした方が良いんだな」と分かるように促してあげてくださいね。
そして、なぜ私がこんなにも点図形にうるさいのかと言うと、小学校受験においても運筆は基本だからです。例えば、線むすびでフニャフニャの線を書いていたらどうですか?すごく見にくいですよね。○を書くとき、迷路、絵画…ありとあらゆるところに運筆力は大切です。
地道ですが、ぜひ毎日のペーパーの前にルーティンで取り入れていってくださいね!
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