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#99 スーパーで
平日の午後、私は妻と近くのスーパーに行った。妻が食料品や日用品を買った。私は、自分のおやつを買い、駄菓子コーナーで孫のおやつを買った。私は、自分の買い物をすませ、お菓子をレジ袋に入れていた。そこに、今、レジでの支払いを終えた、2歳年下の近所の人にあった。
私たちは、「あら!。」と驚きの声をあげた。彼は私に「何買うたん?」といって私のレジ袋をのぞきこんだ。そして、棒のついた飴を見て「今でも、こんなん食べるの?」と彼は聞いてきた。「これは孫が食べるねん。」と私が言うと、彼は「そうやろな~。そんな棒のついた飴は食べへんやろな~」と言った。彼は、「俺は、甘党やねん。これは、畑で食べるお菓子やねん。お菓子はいつも自分で買いに来るで~。一人で買いに来るほうが気楽やで」と言いながら、レジ袋にかりんとうや個包装された甘いものなどを入れていた。
私は小学校のころの、遠足の前日のことを思い出した。たしか、20円ほど持って、駄菓子屋さんにおやつを買いに行った。駄菓子屋さんは、小学生で混みあっていた。みんな迷いながら、飴やガムやチョコを買っていた。そして店先で、買ったものをみんなで見せ合いをしたものだった。
明るい彼は、昔と変わっていなかった。 @ 自分 5