#210　ひと月の成長

　ひと月ぶりに、息子がそうたとりょうたを連れて、私の家にきた。

　夕食の前になって、弟のりょうたは寝てしまった。私たちは、用事に出かけた息子が帰ってくるまで、りょうたを寝かせておいた。

　私たちは、兄のそうたと夕食を食べることにした。その時、そうたは、「りょうたとお母さんが二人でコンビニに行くと、必ずそうたのお菓子も買ってきてくれる。図書館に行っても、必ずそうたの好きな本を借りてきてくれる。」と、弟をほめた。

　７時過ぎに、寝汗を書いて、りょうたが起きてきた。予想どうり、泣きながら起きてきた。息子が帰ってきても、泣いていた。お母さんとライン電話をして、お母さんの顔を見ると、また激しく泣いた。「結局、お母さんとお風呂に入る。」という約束で、息子たちは急いで帰っていった。

　ようやく、私と妻は、ゆっくりとお茶を飲みながら話をした。「お母さんが、いい～～～。」と、ひと騒動をおこしたりょうたについての話になった。

　先月までの、紙おむつと違い、今日はパンツだったこと。
　はじめて、私たちに、自分で描いた絵をくれたこと。　
　りょうたと書いてあるひらかなが読めたこと。

絵のプレゼント

　りょうたの、このひと月の成長だった。
#子どもの成長記録