
#291 ぎっくり腰
私の腰痛は家で再発した。まっすぐに腰を延ばすことができなかった。大きく息を吸っても腰がいたかった、歩こうとすると、腰が痛く前かがみになっていた。私はゆっくり歩いた。痛み止めの薬も飲んだ。
次の日私は整形外科に行った。私が「右の脇腹の後ろが痛いんです。」と言うと、先生は「ここやな。前と同じところやな。痛い時は、安静にしておいてください。しばらくコルセットをしておいてください。」と言った。私は、痛み止めの薬と湿布をもらって家に帰った。
家に帰り、私は日記を見た。最近は、サツマイモ掘り・里芋掘り・自然薯掘りの作業が中心だった。スコップを使い、土の中の芋を掘っていた。何度もスコップを使うため、右の腰が痛くなったのだろうと思った。
今日も夕方、私は作業場に行った。畑や田の周りを歩いた。まだ自然薯とか里芋の収穫が残っているが、とりあえず腰痛がおさまるまでは農業の仕事をしないようにしようと思った。
私は、作業場の椅子に腰をかけた。柿を食べながら、前の山を見た。今日も、風がなく、空気は澄んでいた。遠くの山並みまではっきり見ることができた。手前の山桜の大木の紅葉が始まっていた。遠くから鳥の鳴き声と電車の通る音が聞こえてきた。4時40分を過ぎた頃、竹やぶの向こうの山に夕日が沈んでいった。