因数分解って社会に出てから役立つ学問だったという話
みなさん、ご機嫌よう。
きょうは「因数分解」ってスゴイ考えかただったなというお話。
因数分解なんていつ使うの?
社会に出てから約5年。つくづく思うのはこの社会にあるものは複雑なものが多い。正確にいうと複雑そうに見えているものといったほうがいい。理解してそのものを見てみると意外とカンタンだったということも多いからだ。
そのときに必要になるのが、因数分解だ。複雑なものを自分が解けるレベル、理解できるレベルまで分解することできると理解は早い。そうなると「これを理解する上でポイントは3つ」みたいな感じで人に話すこともできる。世の中の大部分の人は、「因数分解?なにそれおいしいの?」状態も多いし、そもそも因数分解しようとは思わない。だからこそ因数分解できる人はレアキャラなのだ。
カンタンにまとめると因数分解は
・ものごとを理解するとき
・人に説明するとき
に役立つ。これは社会人として身につけておくべきスキルとも言える。
「困難は分解せよ」by デカルト
因数分解の便利さはデカルトも言っている。かの有名なビル・ゲイツも同じような意味で「問題は切り分けろ」と言っている。
僕たちはものごとを考えるとき、ぼやっとした状態で考えがちである。例えば「人が抱える悩み」というものに対して考えるとき、思いついたことをそのまま書き出していく考え方の人もきっと多いだろう。
ここで因数分解していくと、自分と自分を取り巻く環境(住宅や情勢など)、そして自分の所有物に分けることができる。そして自分はさらに分解していくと自分の心と体に分けられる。所有物はお金と仕事になる。最後に他者との人間関係。そうなると結局人間が抱える悩みは6つのカテゴリーに分けられることが分かる。「人間の悩み」となると、とても大きく不明確になるが、なにがそれらを構成しているかということを考えると理解しやすくなる。
問題を解きまくれ
先人たちはいろんなことを発見したからこそ、後世に役立つ知識を教育という形で残してくれている。所詮人間の考えることは時代を巡って同じ結論に至るということだ。
ただそれを実生活の中で応用できるところはどこかというと、人に教わるか、実際に壁にぶつかってみて、その中で気づくことしかない。数学の因数分解でもそうだが、考えかたや因数の見つけ方を知るか、もしくは感覚で掴むことをしないと分解はできない。ここは数がものをいう。試行回数が少ない人は、いつまでたっても因数分解できないし、繰り返しやっている人は慣れてきてさまざまな分野で応用することができる。
システム設計もどれだけ業務を分解するかだし、金融知識も機能や仕組み別に分解することで決まる。難しいと思っているのは分解できていないだけで、一つ一つ見ていけば理解できないことなんてないのだ。
何か目の前に問題があって、なかなか前に進まない場合は、ゆっくり分解していく。これで自分はいろんなことを学ぶことができたし、また問題を解決することができた。改めて因数分解ってスゴイ。
今度高校2年生の家庭教師をすることになったのでこの話をしようと思う。