![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54221903/rectangle_large_type_2_3b4be8e0964d136efe2e050931f43c5b.jpg?width=1200)
NBA 2020-21 Playoffs ECSF, vs.MIL Game2 2021/06/08
はじめに
みなさん、こんにちは。
今回もお読み頂きまして、ありがとうございます。
初めての方は、はじめまして。
kokiです。
さて、前回からEastern Conference Semifinal, vs.MIL について書いております。
今回はGame2について書いていこうと思います。
前回の記事はこちらから。
今回私が注目した点は、以下の通りです。
・MILのシュート確率
特にミドルトン、ホリデー
・前回途中から修正されたREB意識を
一試合通して維持できるか。
それでは両チームのスタメンを見ていきましょう。
BKN
Kevin Durant
Blake Griffin
Bruce Brown
Joe Harris
Kyrie Irving
MIL
Giannis Antetokounmpo
Jrue Holidai
Brook Lopez
Khris Middleton
P.J. Tucker
はい、ハーデンのところにブルブラが入ってますね。ハーデンの抜けた穴を、リバウンド要因で強化する。現状のベストだと思います。
MILは変わらずのスタメンとなっております。
前回から、スタメンのカナートンをタッカーに変えているMIL。基本的にタッカーにデュラントのマークを任せていました。
時々好守を見せるときもありましたが、サイズ差もありデュラントは結果 29pts となっていたので、変えてくるかなと思っていましたが変更なしです。
1st quarter
ポゼッションを確保したMILの最初のシュートが外れると、カイリーのヤニス越しのスリーポイント先制点。
対するMILはヤニスで攻めようとしますが、Game1でも光っていたグリフィンのディフェンスに加え、ブルブラの的確なヘルプでリング下まで侵入させません。
その後、デュラントがフリースローを獲得しますが、MILもホリデーのミドルが決まります。
前試合、7 - 19 (36.8%)と不調だった、ホリデーですが今回は警戒必要かと思い始めました。
前回の試合から引き続き、BKNのPnRに対してドロップで守り続けるMIL。前回はドロップをいいことに、デュラント、カイリー、グリフィンがシュートを決め続けたせいか、少し修正してきます。
ウィークサイドのウィングのマークマンが、フリースローラインあたりで待機しており、ペネトレイトを警戒する形。ただ、ここはデュラントが上手く合わせてブルブラのリング下へと繋げました。
続くMILの攻撃でロペスにスリーポイントを許してしまいますが、直後にデュラントがタッカーからファールを引き出すことに成功。
この1Q 8:53 で、2つ目のファールを取られてしまったタッカーは堪らずベンチへ。
その後、両チーム数ポゼッションを経たのちにハイライトプレイが生まれます。
ヤニスにはリング下まで侵入させず、ミドルシュートを撃たせるように仕向けているBKN。
ここでも、ヤニスのシュートミスからリバウンドを確保し一気に前線へ。一通りパスを回したあと、カイリーがトップからスリーポイントを放ちます。
残念ながらこのシュートははずれますが、リバウンドに走り込んでいたグリフィンがそのままダンクを叩き込みました。このシーンの影の功労者はハリスですね。リング下でミドルトンとヤニスを、1人でボックスアウトすることに成功しています笑。
!!!!!!!!!! pic.twitter.com/85cASXfm1h
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
そして、このプレーで勢いに乗ったBKN。ヤニスがスリーポイントをミスしたリバウンドをしっかり確保すると、ボール運んだデュラントがヤニスに対してキレのあるクロスオーバーからミドルシュートの and1 をお見舞いします。
The man can just do it all. pic.twitter.com/pRIQSFIuho
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
その後もMILの攻撃に対してはリング下まで侵入させず、リバウンドはロペスをデュラントがボックスアウトしている間にチーム全体で確保する素晴らしい形。
その後もMILに単発のシュートは許しますが、それ以上にBKNのイージーバスケットで点差を広げていきます。
そのまま好調なOFは続き、1Qを BKN 36 - 19 MIL の17点リードで終えます。
特に、デュラントとカイリーを合わせて 22pts(8-14 FG, 2/3 3P) と最高の立ち上がりでした。
Defense? ✅
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
Offense? ✅ pic.twitter.com/YtkeYsfAVR
2nd quarter
2Qは点差もあるおかげか、カイリー、デュラントを休ませてのスタート。
ブルブラ、シャメット、マイク・ジェームズ、ハリス、グリフィンがオンコート。 Game1 から堅実なゲームメイクを見せる、マイク・ジェームズを中心にOFを展開していきます。
この時間帯もMILはヤニスとロペスが出場しておりサイズ差はあったのですが、ボックスアウトの徹底をチーム全体でリバウンドに参加することで補っていきます。
そして 8:51 とかなり早い段階でカイリーとデュラントを戻すと、再び効率的に得点。
そして目立っていたのが、ブルブラの活躍。ロペスにマークされている時は外からのスリーポイント。デュラントとのPnRでダンクのハイライトダンクをお膳立てします。
BLAKE PUT GIANNIS ON A POSTER pic.twitter.com/6apNBIgwq7
— Talkin’ Nets (@TalkinNets) June 8, 2021
淡々と点を取り続けるBKNに対し、ペイント内に入れず攻めあぐねるMIL。ペイント内でヤニスなどにボールが渡ると、基本的に二人以上が寄ることでターンオーバーを誘発させます。
その後、立て続けにミドルトンのシュートが決まり、復調の兆しを見せるかのように思えましたが後は続きませんでした。
1Q終了時に17点あったリードを24点に広げ、2Qを終えます。
KD has 21 points.
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
It's halftime. pic.twitter.com/iz1jdh6aC0
この時点で 15ast というのが、BKNのボールがよく回っている証拠でしょう。
一方のMILはこの時点で、9TOとBKNのDFが上手く機能しているのもありましたが、Game1 に引き続き精彩を欠いている印象を覚えました。
ただし、好調な反面プレイタイムに関しては少し心配な面もありました。
現在
— ko-ki (@koki25043749) June 8, 2021
デュラント 20min
カイリー 20min
グリフィン 16min
3rd quarter
3Qはスタメンに戻ってスタート。
前半からの勢いそのままに、開幕ハリスの二連続スリーポイントからスタート。
カイリーも続きます。
その後、BKNのシュートが連続で外れますが、ブルブラのOREBからデュラントのミドルシュートに繋げて再び得点。
MILにはミドルシュートを撃たせ続け、リバウンドを確保する。
返すポゼッションで、必ず得点するといった形でリードをさらに広げます。
残り 6:32 で 3PT-FG が 13 / 24 (54.2%) と驚異の高確率。
BKN 81 - 58 MIL とリードは23点に。
さらに、交代で入ってきたクラクストンのプットバックダンクも炸裂します。
😤 @_claxton33 😤 pic.twitter.com/RgTWnAcmfu
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
その後もシャメットがデュラントにスクリーンと見せかけてスリップし、オープンスリーを決めるなど、攻撃の手を緩めません。
そして残り24秒となった、3Qのラストプレー。
デュラントのマークマンがヤニスになっていましたが、デュラントはトップから 1 on 1 を選択します。
ここからが格好よかった。詰めてきたヤニスをクロスオーバーでかわすと、そのままリングへドライブ。ヘルプもあって3人に囲まれますが、リバースレイアップでフィニッシュ。相方のカイリーを彷彿とさせるスーパープレーでした。
what can you do? pic.twitter.com/4RhhjmqqSU
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
what can you possibly do? pic.twitter.com/PduJDCwWbE
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
こうして、反撃を許さぬまま3Qを BKN 95 - 65 MIL の30点差で終えます。
BK by Thirty. pic.twitter.com/5Qcr98Vs2U
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
4th quarter
もはやガベージタイムとなりつつある4Q、デュラントは下がってスタートです。
それでも問題は無く、マイク・ジェームズを中心に華麗なパスワークから得点。
カイリーはジャブステップからのスリーポイントを決めた直後に、トランジションの中でスリーポイント。連続でたたみかけ、MILの心を折りにいきます。
ティーグのガッカリした、ジェスチャーがたまりませんでした笑。
KYRI3 pic.twitter.com/YscU5wNOPI
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
こうして、MILは 9min を残して主力を下げてしまいます。
そのまま、ゲームセット。
📊 Final 📊
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) June 8, 2021
KD ▪️ 32p ▪️ 6a ▪️ 4r
KAI ▪️ 22p ▪️ 6a ▪️ 5r
Bruce ▪️ 13p ▪️ 6r ▪️ 4a
Joey ▪️ 13p
Mike ▪️ 10p ▪️ 3a ▪️ 3r pic.twitter.com/HgMFcHXcrC
最終スタッツと感想
思いの外、快勝となった Game1 に引き続き、圧勝という結果に。
Game1 での、反省点のリバウンドに関してはゲームを通して徹底されており、驚きました。最終的には、BKN 42(9) - 44(11) MIL とほぼ互角の数字に。
前半までに懸念されていたプレイタイムも、デュラント、カイリーが、それぞれ 32min, 33min と点差が離れたのもあって、かなり抑えることができていました。
得点面では、32pts, 22pts と流石の活躍。カイリーは1Qの 9pts を考慮すると、後半に失速したようにも見えますが、周りが得点していたため特に無理をする必要がなかったという印象です。
また、ヤニスに対してはグリフィンの好守はさる事ながら、ブルブラのヘルプDFも輝いていました。交代で入ってくる、クラクストンも持ち前の守備力と機動力を発揮していました。結果として、ヤニスは 30min の出場で 18pts に終わっています。
シュートの復調を警戒していた、ホリデーとミドルトンですが二人合わせて FG 13 / 30 と復調には至らずといったところ。
特にミドルトンに関しては、単発のシュートはいくらか入っていましたが 7 / 20 と低迷。
戦術面で言うと、MILはBKNのPnRに対してドロップを継続。デュラントもそれをみて、ドライブで中までは入らずにミドルで対応を続けていました。(2PT-FG 5 / 8:ペイントを除く)
途中MILは2-3ゾーンのような形をとる時もありましたが、BKNにはむしろ悪手となっていました。ブルブラがハイポストあたりでパスを中継したり、デュラントにピックをかけに行ったりと大活躍でした。さらにはサポーティングキャストのスリーポイントも相まって、あまり意味を為していませんでしたね。
おわりに
はい、ということで今回は Game2について書いてきました。
まさかの Game1 よりもひどい39点差になるとは。最大49点差ですからね笑。
そして私が何よりも評価しているのが、先制点から一度もリードを許さなかった点ですね。
これでゲームカウント 2 - 0 となり、次回からは敵地MILに乗り込むわけですがMILの逆襲はあるのでしょうか。現在のところ、シュートタッチが芳しくないMILですがホームに戻ると言うことで、復調もあり得そうですね。
本日のハイライトを置いておきます。
では、また。✋