月海のイリイスト日記! 2020/10/14「日記はじめてみました」
こんにちは!月海です。
本日から新企画「月海のイリイスト日記」を始めていきたいと思います!
ちなみに、皆さんは「イリイスト」と言う言葉をご存知でしょうか?
英語では"Illeist"と書くこの言葉ですが、元はラテン語で「三人称」を表す"Ille"からきた言葉です。
古代ローマの政治家ユリウス・カエサルが、『ガリア戦記』の中で自らの行動を「彼は街を攻囲したが」と解説したりと、自分のことをあたかも他人事のように記した修辞法にちなんでいます。
出典:鈴木祐『科学的な適職: 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4295403741/ref=tmm_pap_title_0?ie=UTF8&qid=1602689927&sr=8-1
とあるように、「イリイスト」とは、自身の行動をまるで第三者が見ているかのように客観的に記す手法のことです。
つまり今回から始める日記では、自分の行動を「イリイスト」的に記すことを目的としています。
では、なぜそんなことをするのか。
とある実験によれば、「イリイスト的な書き方で悩みを書き記したグループは、他人の視点で物事を考えるのが上手くなり、複数の視点からベストの対策を導き出せるようになった」という結論が出ています。
書き方だけで、客観視が上手くなる。
これは、とてもいいことだと思うのです。
しかし、大半の人は毎日毎日文章を書くわけではありませんし、イリイスト的な書き方ができる文章だって限られています。
自分のことでないといけませんからね。
「毎日書くもので自分のこと」
つまり、この手法を日記に応用できないかな、と言う試みです。
主観的なだけではなかなか物事を上手に判断することはできませんし、客観視というのは必要なスキルだと思います。
「日記を書いているだけで客観視が身につく」とあれば、試してみる価値はあるのかなと思った次第です。
ルールは簡単。
自分のことは「彼」として書き、客観視で行動や心象を記していく
のみです!
というわけで、ぬるっと始めていきましょう。
「月海のイリイスト日記」です。どうぞ!
彼は就職活動に悩んでいた。
内定をもらった企業はあるものの、どこか自分に合わないな、と感じていた。
2020年の4月に内定をもらった彼は、同年8月まで積極的に「内定者インターン」なるものに参加していた。
会社の制度はいい。社員同士の中もよく、働く人の幸せを一番に考えている会社だと伝わる。
しかし、彼の悩みは尽きなかった。
なんとなく、ただなんとなく居心地が悪かったのだ。
これから同期として働くメンバーとも、すでに働いている社員の方々とも、何か強烈に「合わないな」と感じていた。
そこから彼はインターンに顔を出さなくなる。
「別の会社を探そう」
とは言ったものの、自身の経験やスキルになんの自信もない彼は次の仕事を探すことを半ば諦めていた。
「どうせ俺はロクでもない企業に入るか、無職になるかしかないんだろう。どちらにしろお先真っ暗だ」と思い込み、動かずにいたのだ。
ただただ、怠惰だった。
社会に未知の恐怖を感じ、狭い視野で物事を判断する彼。
「これからは個人の時代だ!スキルが大切だ!」と叫ぶ広告やらインフルエンサーの言葉を聞くたび、「俺にそんな力はない」と悲嘆に暮れていた。
だが、インターンに行かなくなってから2ヶ月が経った2020年の10月14日、彼は思いもよらぬ出会いをする。
それが、『科学的な適職』というタイトルの、一冊の本だった。
彼自身、この本を見るのは初めてではない。
「読書をする人は幸福になる」
という言葉を鵜呑みにし、自己啓発本だけは何冊か読んでいた彼は、本屋で何度かその本を目にしていた。
しかし、その本を少し立ち読みをした彼は「こんなものは役に立たないだろう」とすぐに見るのをやめてしまっていたのだ。
愚かである。
狭い視野で、自身の抱えている認知の歪みにも気づかず、何事も決めつけていたのだ。
.....疲れたので今回はここまで。
どちらかと言うと「日記」というより「過去の回想」のようになってしまった事は申し訳ないです。
また次回は明日描くのでお楽しみにね〜
では、おやすみなさい!