8/11 門別/ブリーダーズゴールドカップ
門別/ブリーダーズゴールドカップの
予想/考察です。
南関東以外で実施される唯一の古馬牝馬の
ダートグレード競走となります。
(JBCレディスクラシックJpnIを除く)
地理的なものもあってか、
出走馬はほぼほぼJRAと北海道所属。
昨年覇者のマルシュロレーヌは、
このレースを勝って臨んだアメリカのブリーダー
ズカップ・ディスタフGIで日本調教馬として
初Vを挙げる偉業を成し遂げました。
出走資格
サラブレッド系3歳牝馬
(指定交流)
負担重量
別定、今回は全馬55キロ
■コース
門別競馬場 ダート右回り2000mコースで
行われます。
1周1600mと地方競馬では最大級の大きさを
誇るコース。
スタート地点は4コーナーの奥で、
1コーナーまでのおよそ 470mという長い直線を
どうクリアしていくかが最初の勝負どころと
なります。
各馬のポジション、隊列はじわじわ形成されて
行くので理論上内/外の有利不利は起こりづらい
ですが、傾向としては少し外の方が勝率が
高いです。
また、長い向正面でどれだけスタミナを
温存できるかという点も勝負につながる
ポイントとなっています。
距離が長いので他の距離と比べると逃げ馬の
勝率は低く、2-3番手あたりが絶好ポジションと
なります。
■過去レース傾向
-枠順
上にも書きましたが最初の直線が長く
ポジション取りができるため、また頭数も
そこまで多くないので、内外で大きく有利不利の
影響はありません。
-人気
単勝1番人気の3着内率は100%。
勝ち馬は2頭だけとなってますが、軸としては
信頼できる数字になっています。
5番人気以下で3着以内に入ったのは2017年の
優勝馬マイティティー(6番人気)だけ
となっています。
-年齢
年齢別で見ると、もっとも好成績を
残しているのが5勝を挙げている5歳。
続いて4歳が2勝を挙げています。
3歳は勝利こそ挙げられていませんが、
2着2回、3着4回で、3着内率は42.9%でトップ。
ちなみに3着以内に入った6頭のうち5頭は、
関東オークスの優勝馬となってます。
ただ関東オークス優勝馬は
(0.2.3.1)と1度も勝ててません。
-所属
所属別でみると北海道所属馬は馬券内がなく、
16年4着のジュエルクイーンが最高着順。
北海道以外の地方所属は出走8頭と少ないのも
あるが、こちらも馬券内は無し。
JRA馬の独壇場となっており、
特に関西馬7勝と優秀な成績をおさめてます。
-近走実績
連対馬16頭のうち14頭は、3走前までに
牝馬限定のダートグレード競走で
3着以内の実績がありました。
近走で好成績を残していた馬に
注目が必要となります。
-脚質
前走3コーナー位置という形で見た場合、
過去3年では前走3角3番手以内だった馬が
ほぼ馬券内に来ています。(9頭中8頭)
また過去8年まで遡っても、
前走3角7番手以降は1頭も馬券内に
きておりません。
これは先行か早めの捲りで3角までに前の
ポジションを取れる馬でないと厳しいいうことを
示しております。
■参考レース
-2021年 ブリーダーズゴールドカップ
まずはスタート
JRA勢の出足が良く、
リネンファッションがハナ、その後ろに
アッシェンプッテル、マルシェロレーヌ、
メモリーコウがしっかりマークする形。
そのまま4頭固まって進んでいき、
隊列は縦長の形
そのまま最終コーナーを回っていき、直線
マルシェロレーヌが外に出しノーステッキで
颯爽と走り抜き、
1着。
2着は逃げ残ったリネンファッション。
3着は少し後ろでアッシェンプッテル。
地元ネーロルチェンテは5着だが、
前4頭とはかなり離された形の5着でした。
マルシェロレーヌ強しと言った結果で、
JRA馬と地元馬の差がでたレースでした。
今年のレースも同様に、
JRA馬が出足よく前にいき縦長の隊列に
なるのでないかと予想します。
■馬場傾向
雨の影響で不良馬場でした。
明日も回復せず不良馬場かと思います。
傾向は前が強く残るレースも
多かった印象です。
唯一1800m戦だった門別11レースも
逃げたアルマブレイドが1着、番手にいた
アトムアストレアが2着といった形。
明日も傾向変わらなければ、
前が有利な形になるかと思います。
■展開、ポイント
逃げ ②③
先行 ⑨⑩
中団 ④⑥⑧
後方 ①⑤⑦⑪⑫
おそらく②クリオスベルと③ハギノリュクスが
逃げ争いとなります。
その後ろに⑨ノットイェットと⑩グランブリッジ
ノットイェットも中央2勝クラスで逃げてた
馬なので前にはいけるでしょう。
その後ろに⑥プリティーチャンスと
④クレモナ、⑧ネーロルチェンテ。
あとは後方からとなりそうです。
ポイントとしては
①JRA馬の中での比較
②地方馬で紛れ込む馬がいるかどうか
となります。
■予想
◎②クリオスベル
前走盛岡のマーキュリーカップ。
走る前の私の見解はこちら。
そして、前が激しくなるため、
垂れて消えていく予想でした。
それが、
スタート後の出足あまりよくないとみるや
後方外に切り替えて、
外から長い脚を使ってスルスルと上がってきて
最終コーナーで先頭に立つ。
直線完全に抜け出して勝ったかと
思いましたが、
追い上げてきたバーデンヴァイラーに
抜かれて2着という形でした。
逃げて押し切りという形だけでなく、
後ろからの捲り競馬もできるという幅を
みせつけたレースでした。
今回枠も内側で強引に前に出ていく馬も
多くないため、前にいくと思います。
そこまで出足が速い方ではないので
ハギノリュクス行かせた後ろのポジションに
なる可能性が高いです。
ハギノが行ききれずハナでいければ
それはそれでOK、番手での競馬となっても
OK、馬場傾向も味方して押し切れるとみます。
斤量も前走52キロから3キロ重くなる
ものの、中央レースでも55キロで勝ってる
ので苦にしないはず。
前走福永に「江田さん以外は想定内」と
言わせてしまう、エダテルに期待します。
○⑥プリティーチャンス
調教師さんのコメントでは、
「左回りは苦手で進んでいかないことが
あり、右回りでコースがゆったりしている
門別/ブリターズゴールドカップを使いたい
と思い、その前に函館のローテを組んだ」
とありました。
その前走マリーンステークスでは、
スタートイマイチで中団-後方からとなるも、
内で脚をためてスルスルと上がってくる。
最後ギリギリ5着。
しかしこのレースの1.2.4着馬が、
後のG IIIエルムSのワンツースリーだった
ことを考えるとかなりのハイレベル戦で
その中の5着は立派。
このレースが予行練習のような形になり、
使ったことで調子上向きとなってくるとなると
期待してしまいます。
脚質的に1700→2000の距離延長も◎
輸送も函館からとなっており影響を最小限に
抑えています。
あまり後ろで構えると届かない可能性があり、
吉田隼人さんには中団から前目のポジションを
確保してもらいたい。
▲③ハギノリュクス
オープンにあがってからは2レース惨敗したが
これは牡馬も含んだ混合戦。
その後は芝のレースに出走。
それぞれ14着、8着となっているが、
混戦だったのもあり、着順ほど負けては
いない印象。
今回ダート戻りで距離延長という条件は
プラスに働きそう。
前残り馬場傾向のため、展開もある
程度向くはず。調教も動いてる。
岩田くん乗ったときは(1-0-1-0)と
相性もいい。
懸念は岩田くんが門別の馬場状態を
読んだ騎乗ができるのかどうか。
岩田パパに門別の傾向を聞いてちゃんと
生かしてください。
△⑩グランブリッジ
前走関東オークスが素晴らしい走り。
地方の馬場がどうかと思いましたが、
番手の好ポジにしっかりつけて
直線抜け出して押し切るという
王道のような勝ち方でした。
ただこのレースJRA馬の出走回避が多かった
のと、2着ラブパイローが次走レパードSで
14着とそこまでメンバーレベルは高くなかった
と見てます。
しかも上にも書きましたが
過去8年、関東オークス勝ってこのレースに
出走した3歳馬は(0.2.3.1)と勝てていません。
これは初の古馬戦と斤量によるもの。
古馬との実力差や経験の差があるのに、
3歳重賞実績から55キロ斤量差なしでの戦いと
なるため壁に跳ね返されるケースが多い
ということです。
グランブリッジも関東オークスでは
まだ余裕あったものの、テリオスベルや
プリティーチャンスなど牡馬とバチバチに
やってきた古馬と比べるとどうか。
福永さんは地方でもやはりうまく乗るので
複勝圏内には入ってきそうですが、ここまで
人気被るのであれば頭はなしで馬券組み立て
たいと思います。
☆⑧ネーロルチェンテ
☆⑨ノットイェット
上位4頭に紛れるとしたら前につける
ことができるこの2頭。
ネーロルチェンテは昨年このレースで
3秒差の5着。
やはりJRA馬との差は感じたものの、
今年5歳で成長しており前走重賞も制覇。
鞍上は昨日バシバシに馬場読めてた
リーディング石川くん。
ノットイェットは今回が門別転入2走目。
元々はJRAで逃げで勝負していたタイプで
今回のレースも前にはいけるはず。
馬場傾向生かして粘って残れれば。
■参考買い目
馬単
②⑥→②③⑥⑩
3連単
②⑥→②③⑥⑩→②③⑥⑩(⑧⑨)
あとはパドックとオッズ見て、決めましょう。
※パドックみたら、更新します。
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