【Vol.7】クラウドファンディングでドキュメンタリームービー『Voice』が完成するまで
【Vol.6】からの続きです
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さて、このドキュメンタリーのタイトル『Voice』。
実はこの時はまだタイトル未定の状態です。
撮影しながらタイトルを決めていくのはよくあることなので、大阪オフ会の撮れ高も考慮しつつ、決めていこうと当時は考えていました。
5/31のクラウドファンディング終了からわずか数日後のことでした。
僕の元に、長文のDMが届きます。
その方が、シンガーソングライターのmo.kaさんでした。
どうやら、プロジェクトに気づくのが僅かに遅く、クラウドファンディングの募集期間に間に合わなかったとのこと。
それもあって、直接連絡をしてくれたみたいです。
そこには、mo.kaさん自身も多汗症で悩んでいること、今はそれと向き合って音楽活動をしていること、今は言えていないけどいつかは多汗症を公にして勇気を与えたいということ、そしてナレーションなど、何か協力できることがあればお手伝いしたいと書かれていました。
こうして連絡をくれたこと、僕はすごく嬉しかったですし、何より本気度がその文章から伝わってきました。
その頃、ちょうどナレーションを探していたのもありましたし、ぜひ何らかの形で協力をお願いしたいと思いました。
返信の文章もめちゃくちゃ考えて、結局mo.kaさん並みの長文になり、返信できたのは夜でしたね 笑
話を進めていくと、多汗症で感じていた気持ちを曲にしていることも分かり、レコーディングが間に合えばテーマソングとしても使わせていただけることに。
翌月に東京方面でインタビュー撮影を控えていたので、その時にお会いして詳しい話をすることになりました。
今思い返しても、このタイミングで連絡が来たのが本当にすごい事だと思っています。
時期的なこともそうですけど、お互いの現状の部分も含めてですね。
思えば、クラウドファンディングの終了日を、5/31の月末にするか、あと1週間延ばして6/7にするかを悩んだ時期がありました。
もし6/7にしていたら、mo.kaさんは”支援者の一人”で終わっていた可能性もあり、こうして連絡が来ることはなかったかもしれません。
この1週間の差で、運命がかなり変わっていた気がします。
それから間もなくして、クラウドファンディングの支援金が振り込まれました。
その金額の重みを改めてずっしりと感じた瞬間でした。
こうして映像はいよいよクランクインを迎えます。
【Vol.8】へ続きます
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