知っているものを増やして暮らしを豊かにしたい
知っているものを増やしたい。
今秋になって特にそう思うようになった。
昨シーズンの冬にヨーロッパ古着(界隈ではユーロヴィンテージというらしい)にハマった。それから四季が巡り、また冬になろうとしている。
暑い夏はできるだけ汗をかきたくないから出来る限り身軽な服が良い。だから、必然的に夏に着られる服の選択肢は他の季節に比べて限られる。
そんな夏の終わりが見え始め、秋が見え隠れするようになった最近、服を選ぶ楽しみが戻ってきたなと思う。
ユーロヴィンテージにハマる前はもうちょっと人並みに服を買って、もっと適当に服を選んでいた気もする。
ユーロヴィンテージはそれぞれの一枚になにかバックグラウンドの情報があるから、それこみで服を選ぶのが楽しい。
今日はスウェーデン軍の山岳部隊風とか、フランスの労働者風、とか。
(持っている個体が多いわけではないからバリエーションはそんなないけど。)
そんな感じで今日はどれを着ようかなと考えて、ただの用事でも出掛けるのがちょっと楽しい。これも古着について少しは知って詳しくなったおかげだな、と思う。
知っているものが多いと、見た景色から読み取れるものが多くなって面白い。例えば、飛行機の離陸。迎角が15度辺りを超えると揚力が小さくなり飛行機は失速する。だから空港で見る旅客機は失速角を超えない角度で飛ぶ。例えば、雪。あられ雪だと雪崩が起きやすい。だからあられ雪が降ったら山に入ったりコース外を滑るのはやめておこう、という気分になる。(この例は何か違う気がする)
兎に角、知っていることが多いとちょっと暮らしが彩られる気がするから、知っていることを増やして、自分から見える世界を彩り豊かにしたいなと思う最近でした。