夜空の星の向こう側
僕は空を見るのが好きで、外に出て一人で歩いているとしきりに空を見上げてしまう。
「あの向こう側には何があるんだろう」
「空ってどうしてこんなに広いんだろう」
みたいなことを散歩中ぼやーっと考えている。笑
遡ると子供の頃、当時住んでいたマンションのベランダで兄弟そろって天体観測をしていた。狭いベランダに子供用のプラスチックで出来た緑色のテーブルを並べ、その上にお菓子や飲み物を置き、子供二人が入れるくらいのビーチ用のテントを張りプチキャンプのように寒空の下、仲良く星を眺めていた。
そして誕生日でもないのに親にねだって買ってもらった5,000円程の天体望遠鏡で、月にいるウサギを探したり、オリオンのベルトを行き来したりして楽しんでいた。(ウサギはみつけられなかった)
夜空に輝く星を見ると、遠い昔に生きていた人々と会話しているような気分になる。荒くれ者の海賊から時代に名を残す偉人まで、彼らと同じ月を見て、同じ星を見ていると思うと胸が高鳴る。
星空の魅力を一言で表していたある作品のシーンを紹介したい。
ディズニー映画「トゥモローランド」という作品の冒頭にこんなやり取りがある。
主人公の女の子が両親と一緒に天体観測をしている。
「あの星に行ってみたい」
という女の子に対し
「すごく遠いぞ、長い時間かけて何もなかったらどうする?」
と両親は問う。
女の子は言う
「もし何もかもあったら?」と。
この言葉に夢とロマンが凝縮されているように感じる。
きっと何もかもあるだろうな。
こんな感性を無くさず育てていきたい。
目に見えなくても夜空に星は沢山あることを感じて今日も空を見上げよう。