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密です!アーティスト Pelle Cass(ペレ・キャス)

ヤマシタ(@koki9s)です。
今回取り上げたいのはこのアーティスト。マサチューセッツ州ブルックラインに在住の写真家。
通称 手品師 Pelle Cass(ペレ・キャス)
以下は彼のInstagramです!



幻冬舎さんのとある記事に紹介されていたので、
どんな写真家さんなのかを詳しく書きたいと思っています。

とりあえず、作品を一度みて欲しいんですが、

密です❗️

密です❗️

密です❗️


実はこの作品コロナに合わせて作っていたわけではなくて、彼は昔からこのシリーズの作品を作っていました。なので現代の流れがたまたま合致したということなんですけど、僕はこのアートをみてビジュアル的に感動してしまったんです。笑
最近の自粛ムードからは考えられない、暑苦しさというか、カオスですかね。なんでこんなアート作品を作っているのかが気になってしまって、海外のインタビュー記事等から彼がどんなアーティストなのか調べてきました。


どうやって 密です❗️のトリックを作っているのか

基本はカメラと編集のみ。三脚の上にカメラを設置し、何百枚もの写真を撮って編集している。1ヶ月の期間を要することもある。1時間程度同じ場所から写真を撮っている。場所の選び方は、例えばなんてことのない普通の交差点だったりもする。編集していくにあたって具体的なルールがある。

●物を変えたり、図を動かしたりすることはしない。何を残すかをただ決めるだけ。
●Photoshopを使用して欠陥を取り除くのではなく、欠陥を増やしていく。

作り方の裏側について分かりやすい4分ほどのYouTubeの動画があるので、日本語字幕で見るのオススメです。このチャンネル面白いなと思ってます。今度また記事書こうかな。



Pelle Cassがカメラを始めたきっかけ

13歳の時にカメラをもらったのがきっかけ。その頃カルティエ・ブレッソンの本をバラバラになるくらいに読みこんでいた。彼は「決定的瞬間」という言葉を世の中に発信した人でもあって有名な写真家の一人だ。カルティエ・ブレッソンについて分かりやすく書かれている方のnoteがあったので引用させていただきます...!!


Pelle Cassは何をモチベーションに作品を作っているのか

彼のインスピレーションは他人に対しての競争性からきているそうだ。つまり友人が功績をあげたり面白い仕事をしたりするのを見るまでは、テニスをしたり映画を見たり仕事から逃避しているらしい。根本には人に絶対負けたくないっていうのがあるんですかね。


密です❗️写真のテーマは一体なんなのだろう

テーマ1、日常生活で無視したり気付かなかったりするものを描く
テーマ2、世界のエッセンスと思われる混沌とした感覚を捉える

彼が表現しようとしているのは二つのテーマなのだ。一つ目は、スマホ、デジカメが普及して世の中にはたくさんカメラを持っている人がいるのに、いまだに全てを写真に残すことすらできない。そして誰も決して見ることのできない景色があまたにあるという事実に対抗するということなのだ。二つ目は、今あなたが立っている場所について100年前から現在までを考えてみると、今まで大勢の人に踏みつけられて足跡のない場所なんて一つもないはずだという混沌とした感覚を伝えるためなのだ。色々な方法で彼は試行錯誤している。どちらのテーマもかなり僕にとっては目新しさを感じ、作品の見方が大きく変わった。


手品師、とも言われてしまうくらい画期的なアイデアはどうやって作っているのか

彼曰く、アイデアは現実の世界で物事から発見するのではなく、物事を組み合わせて実験することから生まれるらしい。だから、素直に新しい興味を見つけて発展させて、彼の場合は、主に写真で実験を続けることでアイデアを見つけていくらしい。クリエイティブな人にはいわゆる自由な時間が必要なんですね。


こんなアートの見方もあるんだなーと思ってもらえたら幸いです!以上!

参考はここの記事です!気になる方はみてみてください!



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