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自分の価値観

なぜエヴァに乗るのか。
シンジ君、綾波、アスカはそれぞれ違った価値観でエヴァに乗っています。作中のシンジ君は自分がなぜエヴァに乗っているのか自分でも明確な答えがあるわけではなく、乗れと言われて乗っている部分があります。ですが、意識的あるいは無意識的にせよ自分の価値観に従ってエヴァに乗る・乗らないという選択をしているはずです。

エヴァのような極限の状況ではありませんが、僕らは何かしらの価値観を持って行動しているはずです。しかし、案外自分がどんな価値観かあやふやな部分が大きいと思います。これは価値観というものが様々な要素で構成されていて、それを一言で明確に言い表すことが難しいこと、時間の変化とともに価値観も変化していくことが原因です。

しかしそれでも自分の価値観を定義しておくことは、自分の選択をより良いものにするために役立ちます。選択に迷った時にコンパスの役割をしてくれるイメージです。

そこで、これまでワクワクした体験を振り返り、自分の価値観について考えていきたいと思います。

ワクワクした体験

■ ゲーム
ポケモンやファイナルファンタジー、ドラクエ、スマブラなど小学生〜高校生までいろんなゲームをやりましたが、やり始めるときが1番ワクワクしてました。年齢によって楽しさを感じるポイントが違っていた気がするのでそれぞれ書いてみます。
 小学校低学年くらいはゲームを進めること自体が楽しかったのではないかと思います。ポケモンはだんだん強い相手を倒せるようになったり、スーパーマリオはだんだんと難しいステージをクリアできるようになったりと、自分の力で課題を達成することに楽しさを感じていたかと思います。
 小学校中学年〜高学年くらいは、今までやってきたゲームと比べて新しい要素や他人よりも強くなることに注目していた気がします。ニンテンドー64やプレステ、プレステ2などがこの時期に発売され、人と対戦できることや3Dのリアルなグラフィックにワクワクしていました。また、スマブラやデジモンなど、友達よりも強かったりユニークなキャラを持っていたりすることに喜びを感じていたと思います。
 中学〜高校ぐらいはこれまでの要素に加えてストーリーを楽しんだりとことん攻略したりすることに楽しさを感じていました。ストーリーを楽しむということは物語の謎を解決したいという欲求を満たすことであり、これは人類共通の欲求なのかなという気がします。とことん攻略するということは、誰も達成していないようなレベルに到達したいという欲求であり、これは人類共通ではなくある程度特有の価値観かと思います。
 一般的にゲームが人を引きつける要素としてよく言われている成長感覚やストーリーを除くと、自分がワクワクするポイントとしては自分の経験と比較した時の新しさ他人と比べてオリジナリティがあることです。

■ 自転車で遠くに行く
小学生の時、自転車を使って行ったことのない場所や車でしか行けなかった場所に行ったことがありましたが、非常にワクワクする体験でした。今までできなかったことができるようになる感覚見たことのない景色を見れる期待感などを感じていたと思います。

■ 好きなアーティストの新曲
好きなアーティストの新しいCDが発売されるときはワクワクしました。今度はどんないい曲が聴けるのだろうという期待がありました。

■ 音楽ライブ
楽器の生の音、会場の熱、アーティストと観客の一体感などを感じることにワクワクしていました。その会場でしか味わえない雰囲気に魅了されていた感じです。ライブの場所や時期ならではのMCの内容は楽しく、ライブならではのパフォーマンスなんかがあるとかなり興奮します。

■ サッカー、フットサルの試合
試合に勝つことや得点、アシストなど自分が活躍することに達成感を感じるので、それらを期待することがワクワクの原因だったと思います。負けることや失敗などの不安もありましたが、だからこそ成功したときの喜びが大きくなりますね。絶対負けないゲームはつまらないってやつです。

■ 小学生〜高校生のときの勉強
新しいことを学べることにワクワクしました
。小学校に入学した時は全ての教科が新しいですし、中学校では英語や数学が増え、高校では化学や物理が増えてそのたびにワクワクしていた気がします。受験勉強は新しいことを勉強すると言うより、今まで習得した知識を極めるというプロセスなのであまりワクワクはしませんでした。

■ 海外旅行
見たことのない土地、文化、人に触れ合えるというのが非常にワクワクします。体験するもの全てが新しいので、常に興奮状態みたいな感じです。国内旅行だとどうしてもどこか似たような雰囲気になってしまうので、興奮や感動することが少ないように思えます。

■ エル・クラシコ観戦
世界トップの試合を生で観れることにワクワクしました。要素をもう少し分解すると、超好カードの試合であること、スタジアムで生観戦できること、海外であること、他の人(特に日本人)はまず観たことのない試合であることが原因だと思います。かなり貴重な経験でした。

■ デート
これはリア充感を味わえることが原因でしょう笑。小物感満載の理由なのでもう少し人間性を磨く必要がありそうです…

■ セックス
これは人間誰でも同じかと思います笑。人の体は性欲に関してはそれを求めて興奮するようにプログラムされているわけです。他の人と違うかもしれないと思うことは、どこがより感じるポイントなのかとかお互いに満足感の高いセックスにするためにはどうすればよいか考えて検証することは楽しいと感じます。

■ 担当を任された仕事
新卒で入社してしばらくは誰かに付いてもらって仕事をしていましたが、自分一人に業務を任されたときは「やってやんよ」という感じでモチベーションを感じました。1番最初に任されたときは経験がない状態だったので不安も大きかったですが、少しずつ業務をこなしていく中で自信が生まれてきましたし、失敗してもなんとかなるという感覚がついてきて、次第に挑戦したい気持ちが大きくなっていきました。

■ バイクでの一人旅
大学院生のとき250ccのバイクに乗っていたのですが、何度か超過酷ツーリングをしてました。横浜から石川県までを日帰りとか、横浜から実家の青森へ帰省とか今では考えられない無謀な旅でした笑。もちろんどちらも下道です。途中いろんなアクシデントがあって大変でしたが、小学生の頃に自転車で遠くへ行ったときと同じく、自分の力で知らない景色を観に行けることにワクワクしていました。過酷すぎるのでもうやりたくないですが…笑

■ プログラミングスクール
新しい武器が手に入ること自分の学習能力を試せることにワクワクしていました。新しい武器が手に入ることで自分ができることの幅が広がり、新しい世界を知ることができると感じていました。学習能力に関しては、メンタリストDaiGoの放送から学んだテクニックを活かして、「効率的に学習を進めてやる」というモチベーションが大きかったということです。同期の中ではトップ層になることを目指してましたし、実際そうなれたと思います。他人と比べるのは良くないようにも思えますが、自分にとってはそれも一つのモチベーションになりました。

■ 料理
作ったことのない料理を作ったり、食材の新しい組み合わせを考えたりすることが楽しいと感じます。作ったことのある料理でも改善の余地はたくさんありますし、創意工夫が簡単で美味しかった・不味かったのフィードバックがすぐに得られるので、飽きないですね。

■ アニメ、ドラマ、映画
全員そうかと思いますが、この先どうなるんだろうという疑問と面白いシーンへの期待感がワクワクの原因です。
好きな作品を考えてみると、エヴァンゲリオン、カイジ、アカギ、日常、ビッグバンセオリー、プリズンブレイク、ワイルドスピードなどいろいろありますが、ここから考えられる価値観は何でしょうか。日常系とスリリング系に分かれてると思います。日常系は個性的なキャラクターが今回はどんな形で個性を発揮してくれるのだろうという期待に魅力を感じています。スリリング系はピンチをどうやって切り抜けるのかという発想の面白さ主要人物のカリスマ性に魅力を感じています。

■ ニコニコ動画
日常系の作品が好きなのと同じ感じです。独特な面白さを求めて見ていると思います。

■ 富士登山
初めて登った時は、経験したことがない大きな目標を達成してやるんだという期待感がありました。2回目は登り切ったときの達成感を味わいたいというモチベーションだったと思います。それぞれ別ルートで登ったので、今回はどんな大変な道なんだろうというワクワクもあった気がします。次登るならまた別ルートで挑戦したいものです。

どんな価値観

いろいろ書いてきましたが、根底にあるのはどんな価値観でしょうか。
一言で言えば「独自性」かなと思います。少しわかりにくいので、ここから枝分かれする価値観をもう少し具体的にしてみます。

・自分の力で困難を解決すること
 成長をモチベーションにして他の人では達成しにくいことをやり遂げる
・新しい体験をすること
 見たことのないものを見て、聞いたことのない知識を得る

こんな感じで、自分は他の人とは違うことを証明するためにモチベーションを発揮しているのかなと思います。

しかし、困難な状況だったり新しい体験でもワクワクしないこともあります。この原因は何なのかも確認したいと思います。

ワクワクしなかった体験

■ バイト
失敗するとやたらと嫌な顔されたり、愚痴を言う雰囲気だったり、スクールカースト的なコミュニティ構造があったりと、人間関係が自分にとっては苦痛でした。困難なことでも失敗の恐怖が強くなるとやる気がなくなってしまいます。

■ 大学の勉強
これまで勉強してきたことの延長線感があってあまりワクワクしませんでした。そもそも大学受験がゴールのような考えをしていたので、入学してから勉強のモチベーションは低かったです(これは反省)。あとはなるべく勉強に時間をかけずに、バイトして夜更かしして遊んでみたいな大学生らしい生活をしようという謎の価値観があったと思います。成績の順位が発表されないというのも原因のひとつだったかもしれません。

■ 会社の研修
根拠が薄い座学や茶番のようなグループワーク、学生のようにはしゃぐ同期たちなどにうんざりしてました。学びが少ないこと緊張感がないことユニークな面白さがないことが全てのやる気を奪っていたような気がします。ただ、英語研修という英語縛りの研修だけは辛い部分もありましたが、今思えば良かったと思います。

■ 会社の業務
いくらでも自動化できそうなのに、ドキュメントを探してコピペする業務がたまらなく嫌でした。新しくやる業務でも結局こういった作業が少なからず発生するので、やる気がなくなっていました。自分の集中力と時間を費やしているにも関わらず、成長もしなければ面白いわけでもないという残念な時間の使い方はしたくないものです。

■ 就活・転職活動
志望理由、転職のきっかけ、強み・弱みなど、それを知って意味はあるのかという疑問があること、それらを考えたところで確固たる根拠がないことなど、面接の準備が不毛に思えていました。志望理由や退職理由が業務のパフォーマンスとどう相関しているか測れてないはずですし、強み・弱みは誰かと比較することでしか判断できない上に、そもそも測定自体が困難なはずです。そんなあやふやなもので判定が決まるゲームにやる気は感じられませんでした。

■ 合コン
大人数で会話すること、盛り上げないといけない雰囲気、好みの女性がいる確率が低いことなど、あまりワクワクしませんでした。

避けたい価値観(苦手なこと)

避けたいことがなんとなく見えてきました。

・かけた労力が無駄になりそうなこと
 効率が悪いこと、成長がないこと、根拠が薄いことが嫌いなようです
・失敗にネガティブな注目が行く環境
 人に非難されることは嫌いなようです(これは誰でも同じですかね)
・変な人間関係
 人の悪口が当たり前の環境、集団になって騒ぐ雰囲気が嫌いなようです
 同調するような雰囲気と言ってもいいかもしれません

最後に

まとめると、他の人と違っていたいというモチベーションがある一方で、非効率的なことや集団の同調圧力が嫌いなのかなと思います。

当然僕の全ての行動がこれに当てはまるわけではないですが、自分の価値観としては外れてはいないと思うので、しばらくはこの価値観に沿った行動を心掛けていこうと思います。

以上、自己満だらけの記事でしたが、見てくれた方はありがとうございます。

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