シティリーグ2024 S2 応募状況と当選率
前置き
シティリーグS2の当選結果が2023年11月21日に発表されましたね。
S1と比較をし、全落してしまった方が大量に発生する大波乱の結果となりました。システムの不具合などが噂をされていますが、11月23日時点ではまだ原因も明らかになっておりません。
ポケカ四天王のサーニーゴ選手やみやしし選手、前四天王のONCやJCS覇者ネヅ選手など、名だたる強豪選手も全落したと報告しており、X(旧Twitter)でも「シティ全落ち」がトレンド入りするほど話題となりました。
2024年シーズンのS1では「開催が定員64名に固定」が変更点でしたが、今回は「リザーバー当選の廃止」が変更点でした。
CL京都の開催や年末年始など、多くのプレイヤーにとってスケジュールの調整が難しいシーズンとなったかと思います。
前回に引き続き今回も応募状況と当選結果を集計することにより、今後の応募の参考になると思いました。
↓前回の集計記事はこちら
集計方法
Googleフォームにてアンケートを作成。
X(旧Twitter)にて告知・拡散。
集計期間:11月21日19時(シティ当落結果発表時)〜11月22日23時59分
総回答数:1251件(総回答数1261件のうち10件を無効票とさせていただきました。理由は後述いたします)
RT数:119件
インプレッション:4.6万
1250件超もの回答数と、これだけのRT数・インプレッション数による回答者のバラケ具合(筆者の身内に固まらない)ことから、参考になる集計結果が拾えるかと思います。
設問
集計・分析結果:マスター
当選率(第1希望+第1希望以外)は約66%でした。
S1のときの当選率(独自集計結果)が約81.4%だったことを考えると、落選率が約15pt増加していることになります。
マスターカテゴリ内の応募者全体のうち、約1/3の人数が落選するというのは、かなり厳しい状態と言えるでしょう。
各設問に対しての当選率
次に応募件数ごとの当選率を見てみましょう。
応募件数が26件以上かどうかで当選率に大きな差が出ていることが伺えます。第一希望制度が導入されたとはいえ、やはり応募件数による当選率の差は大きく開いています。
次に年明け前/年明け後の応募比率による当選率の差を見てみます。
年明け前の比率が高まれば高まるほど当選率が下がっていることが顕著に表れています。筆者もここまで結果が顕著に表れるとは予想外でした。
次に第一希望による当選率の差を見てみます。
第1希望でもやはり年明け前の方が当選率が低いことが伺えます。
また第1希望を年末年始に被せるほうが、第1希望での当選率は高かったです。
やはり年明け前はS1から日が空いていないことや、CL京都などとの兼ね合いがあり、避ける方が多かったのかもしれません。
最後に地域別の当選率を見てみます。
やはり東京都内、中部、近畿地方は激戦区であることが伺えます。
応募範囲に関しては母数が減ることもあり、当選率に一部偏りもありますが、東京都内在住の方の都内のみでの応募は、当選率が50%を下回るという驚異的な結果が出ました。東京都にお住まいの方は、遠征も視野に入れて応募をしたほうが良いかもしれません。
関西地域もかなり激戦区であることが伺え、人口に対する開催可能店舗数の少なさが表れているように感じます。
集計・分析結果:シニア
シニアリーグの選手は、当選率が56%と非常に低かったです。
シニアリーグ所属の選手はオープンリーグでの応募と、ポケモンセンターでの応募が可能です。
それぞれの応募状況によって、当選率に影響を与えているのか見てみます。
ポケモンセンターでの開催は16人での開催のため高いCSPを獲得できる可能性が高く、その分激戦区になります。
そのため、ポケセンの当選確率が低くなり、オープンでの応募をする選手も多くいます。
シニアリーグのポケモンセンター開催分のみ応募をした選手は当選率約43%と非常に低いことがわかります。やはりポケモンセンターでの開催分は高いCSPが狙えるため、非常に激戦区です。
一方オープンリーグのみで応募した選手は当選率63.3%でした。
条件としてはマスターカテゴリの選手と変わらないため、当選率もほぼ等しくなりました。
ポケモンセンターとオープンリーグの両方で応募した選手の当選率は、上の図のとおりです。合算した当選率は約58%でした。
ポケモンセンター開催分のみの当選率が著しく低く、まずはシティリーグへの参加権確保という点では、オープンリーグでの応募もすべきということが伺えます。
各設問に対しての当選率
それぞれマスターリーグと同様の傾向が見られます。
やはり年明け前と年明け後で当選率に大きく差が開いており、東京都内在住のプレイヤーは当選率が著しく低い傾向にありました。
ただし全体の母数が小さいこともあり、一部数字には偏りがあります。
あくまで参考程度に留めておいてください。
集計・分析結果:ジュニア
ジュニアリーグの選手の当選率は合計35%と極端に低かったです。
ジュニアリーグ所属の選手は、シニアリーグの選手同様オープンリーグでの応募と、ポケモンセンターでの応募が可能です。
それぞれの応募状況によって、当選率に影響を与えているのか見てみます。
およそ2/3以上の選手がポケセンのみの応募に留まっていました。
保護者の方の付き添い等の兼ね合いもあり、どうしても応募先を絞らざるを得なかった背景が伺えます。
ジュニアリーグのポケモンセンター開催分のみ応募をした選手は当選率32%と非常に低いことがわかります。ポケモンセンターでの開催分は高いCSPが狙えることと、付き添いの兼ね合い等からかなりの激戦区になります。
オープンのみの応募は1件でしたので割愛します。
ポケセンとオープンの両方で応募した人の当選割合は上記のようになりました。全体の当選率は約36%、そのうちポケセンでの当選が約3/4になる結果でした。
ジュニアリーグでの競争率はやはりポケモンセンターに集中します。
なかなか難しいところもあるかとは思いますが、オープンリーグへの参加も視野に入れることも必要かもしれません。
各設問に対しての当選率
シニアリーグ同様全体の母数が小さいこともあり、一部数字には偏りがありますが、他カテゴリと同じように年明け前の当選率の低さと関東・近畿地方の当選率の低さが伺えます。
次回以降のアンケートでは、もう少し回答数を集めたいと思います。
まとめ
前回同様、この結果はあくまで集計であり、母数としても一部足りないところがあったため、これ以上の分析は行わず純粋な数字として参考にしていただければと思います。
今回は明らかな落選率の高さが目立っており、大会システムそのものの修正や改善が叫ばれております。
次回開催の2024 S3は、シーズン中にレギュレーション変更(E,F,G→F,G,H)後の開催であり、おそらく開催中に強化拡張パックの販売が入るかと思います。
応募する際の参考として、本記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
次回以降もこの集計はシーズンごとに行う予定ですので、その際はご投票いただけますと幸いです。
また、より良い集計や分析にしていくため、「こんな要素も設問に加えてほしい」「もっとこの要素とこの要素をかけあわせて分析してほしい」など、なにかご意見がございましたら、ぜひ筆者までご連絡いただけますと幸いでございます。
ご覧いただきありがとうございました!!!!