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劇団Generalprobe第2回公演「ここにテキストを入力」を終えて(公演記録)

令和5年11月18,19日に北海道北見市:アトリエ動物園にて行った、劇団Generalprobe第2回公演「ここにテキストを入力」の公演記録である。

夏から冬にかけての5ヶ月間
稽古や本番で座組が何をしていたのか。
書いてみようと思う


はじめまして。
北海道の劇団Generalprobe(げねらるぷろーべ)という劇団の元凶をしています。
すゞきといいます。
劇団に関しての説明は以下⤵

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劇団Generalprobe(ゲネラルプローベ)

2023年3月に旗揚げした北海道北見市を拠点をとする劇団。代表は筆者:すゞき
「総合的芸術創作のためのクリエイターの集い場」をコンセプトに舞台芸術や演劇を中心に創作発表を行う。
旗揚げ公演「オルター・エゴ」では、ゲスト書き下ろし台本やオリジナル楽曲等を交え、満員御礼の旗揚げを行った。
また、他劇団への客演やオリジナル脚本の公演も開催し、活動範囲を広げている。
現在は令和6年第3回公演を行うべく準備中
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劇団説明は飛ばし読みでOK
まずは第2回公演「ここにテキストを入力」についてお話していこうと思う。

あらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

旗揚げ公演を終え、本格的に活動を始めた北海道北見市の「劇団Generalprobe」。
しかし、脚本執筆が未経験の劇団代表・鈴木トモユが企画した第二回公演は、公演本番日までなんと脚本が一文字も書けていなかった!!

稽古時間0秒の舞台が開演してしまったその時、劇団はどうなってしまうのか。
代表に加えて、旗揚げ公演から引き続く俳優と新人団員、そして道東出身新進気鋭の演出家、キタミヨシタカ氏を迎え(るはずだった)でお送りする予定上演時刻60分。

​劇団員たちの断末魔が収束する先に彼らは、そして僕たちは、何を当てはめるのか。

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なんかあらすじだけ見るとハチャメチャじゃないって思うけど、実際ハチャメチャな脚本です。
そもそもタイトルが分かりにくすぎるよね。

関係各所で「タイトルはこれでいいんですか?」って聞かれました。そりゃそうだ。

今回僕が公演創作にあたっていちばん意識したこと、それは6月に参加した劇団動物園ファイナル客演夏公演「青鬼」の稽古の空気を少しでも持ち込むこと。
旗揚げ直後でボロボロだった僕らの稽古環境意識は6月で大きく変わった。
その心地良さを座組にも体験して欲しいと思い、コピーできるところをひたすらにコピーしていた。
役者に決して壊れるほどの無理をさせず、主体的に動くよう促す、そして無駄な時間がないよう、常にやるべき事と到達目標を明確にすること。
上手くできていたかは分からないが、旗揚げから継続参加する役者西田氏からは、「全然旗揚げの時と違う」と言ってもらったので、まぁ及第点ではあったのかもしれない。

とはいえ、この五ヶ月間で僕は役者に対して相当な無理を強いることになる。

顔合わせの日。
スムーズな読み合わせとメイキング撮影に入り、配役の決定。
当たり前だと思うかもしれないが、旗揚げ公演ではここから既に出来ていなかった。(終わり)

冷房のない公民館の一室で、週3の稽古に入っていくことになる。普通に地獄。付けて欲しい。

脚本は今回ナチュラルと言うよりも、分かりやすく叫ぶ勢いのある脚本にした。
そのため文字数も動きも異常に多く、演劇の基礎が高校と大学で止まっている役者勢にはとんでもない負担となり、「目眩がする」と言われたが聞かなかったことにした。

「これが出来たら凄いものになる」というワクワク感と
「これが出来なかったらあまりにも悲惨だぞ」
というドキドキが稽古場を渦巻いていた。

初稽古前日
劇団動物園での体験稽古を見学していた僕は、体験に来ていた女子3人に目をつけた。
この地域で演劇に興味のある若者は劇団にとっては希望でしかない。
翌日に稽古があるんだけどといって稽古場に即お誘いした。
そしてこの3人の中からなんと第2回公演の音響オペレーターが決まることになる。
人がいないまま突っ走りすぎだろ、大丈夫かよ。
(ちなみにこの時まだ照明担当も決まっていない)

役者も4人中2人が初めまして。
公演ごとに座組を集める難しさはここにある。
都会とは訳が違う。出会うだけでも難しいのだ。

一期一会に感謝しながら始まった稽古だが、そもそも今まで触れてきた演劇とはジャンルも何も違うため、どのようにして舞台に立つのかというところからクエスチョンマークを取り除く作業をした。
一挙手一投足から役者に演出をつけていく。
役者としてはほとんど自由がないので非常にやりづらかったことだろう。
稽古場で全てを作っていった旗揚げ時とは異なり、そこに役者や演出家が自分なりの正解を持ち込んで稽古に入る。
このスタイルも、6月の客演公演から学んだことだ。

稽古がスムーズに進んでいくにつれて体力が奪われていく。
19:00-22:00の短い(?)稽古時間の中、常に全力で叫ぶ役者たち。
次第に2日間連続4回公演が怖くなってきた。

さぁ、役者たちの稽古が積み重なると同時に考えなければならないのは照明と音響である。 
問題は、我が劇団には音響と照明に精通する者がいないことだ。
精通どころか、「少しも知りません」レベルである。
唯一の知識は僕自身が専門学校で習った音響照明知識と、劇場小屋付きを生業とする僅かな実績。
頼りねぇ〜〜。

とはいえやらざるを得ないのでプランニング
まずは音響だ。
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第2回の音響プラン
ハード面では常設されているYAMAHAの16chアナログ卓に音響担当スタッフがたまたま持ち合わせていたMacBook ProにQlabを導入し運用。
え、神?都合よすぎない??
ちなみに音響担当が何も持っていなかった場合はWindowsのノートパソコンでMultiplayという音響再生フリーソフトを使う予定だった。
このフリーソフトが死ぬほど便利なのでこれから劇団を始めたいという俺のような無謀すぎる金のない若者にはぜひ使って欲しい。
全編英語だが知ったことか。
と言いたいが、さすがに初見殺しにも程がある。
なんと基本的な機能を日本語で解説してくれているmaimaiさんという方の、とんでもなく有益なnoteが無料で見れるのでリンクを貼っておく。
ソフトと併せて必見。
尚金のある人は大人しく有料ソフトを買っとけと思う。絶対そっちの方が使いやすいから。


フリーBGMと著作権のある既成楽曲、それに専属トラックメイカーによるオリジナル楽曲とゲストによる楽曲提供の盛りだくさん仕様となった。

フリーBGMに関しては効果音ラボ等の著作権フリーサイトを聴き漁った。(誰もが通る道)
この時注意なのが、「あ!聴いたことある!」が多発することだ。
小劇場には演劇慣れしたお客様も多くはいる。
そして動画コンテンツが腐るほどあるこの時代、大抵の汎用性の高い効果音は使われている。
東海オンエアのテーマも使うことは出来るが、もうその瞬間観客の若者の半分は東海オンエアのことしか考えられなくなるに違いない。
フリーBGMは印象がもう既に定まっているものが多く、演劇に真新しく使うにはあまりにも使い古されている。
だから俺はフリーの長めのBGMを使う際、敢えてその印象を含んだものにするか、YouTube等で再生回数が5000回以下のものを選ぶようにしている。
これで大体は防ぐことができるのではなかろうか。
いずれにしても慎重に選びたいところである。

また、旗揚げからお世話になっている専属トラックメイカー「偶数」には今回もオリジナル楽曲を依頼。
EDM調でテンションが爆上がる楽曲を作ってもらい、開演の瞬間からしっとりと終盤まで、会場を支配するイメージを作った。
尚サウンドクラウドで偶数の楽曲が公開されている。
Check out 偶数 on #SoundCloud

また作曲家でピアノ調律師である「川岸秀樹」さんによるアルバム「PIANOWORKS - 11song」を終演後の会場に流した。お洒落すぎる。
尚この川岸秀樹さんとは偶然にお目にかかり、アルバムを使わせてください!とその場で無茶なお願いをした。こんな訳の分からない若者に声を掛けられたのにご快諾くださった川岸さん。感謝です。
尚そのピアノアルバムはYouTubeで聴くことができる。

そして最後の難関。著作権問題である。
今回使った著作権が絡む楽曲はこの4曲
・情熱大陸-葉加瀬太郎(10秒くらい)
・上辺の私自身なんだよ-ずっと真夜中でいいのに
(ボーカル無しフル)
・ぴえんのうた※
・白鳥の湖※

※ぴえんのうたに関しては映像・動画利用等、広告利用以外に関してはフリー楽曲として扱えるとの記載が。
※白鳥の湖に関しては古の音源に限り著作権切れの音源を探し出すことに成功した。ちょっとニュアンス違ったけど良しとしよう。

さて残り2曲はきちんとJASRACに提出しなければならない。
この2曲を4公演で使うとなんと7000円以上する。
イヤーーーー、高い。JASRACをブッチしたくなる旗揚げ間も無い劇団が多数いるのも気持ちは分かる。もちろんきちんと申請するべきではあるが。

著作権が絡む楽曲に関しては、しっかり演出との意向を擦り合わせた上で最小限に抑えたい。

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第2回照明プラン
さて照明である。
なんと第2回公演の会場である「アトリエ動物園」には調光卓が無い。イヤ、田舎に常設である方が珍しいが。

そのため簡易的な調光システムを可能とするスライダックでの運用が行われている。
スライダック等の説明に関してはこちら

https://www.soundhouse.co.jp/howto/light/dimming/

つまりどういうことやねん、と言われれば、
「非常に照明変化が難しく、作成シーン数にも限界がある」ということだと思ってもらえればいい。
この舞台では10種類ほどの照明シーンを作成したが、かなりギリギリである。
そしてそれぞれが意図に反して干渉しないようプランニングするのだがこれがケッコー難しい。
照明担当とファミレスで四苦八苦しながらようやくプラン用紙ができた頃には既に仕込みの日が迫ってきていた。
また弊団は恐ろしいほど金欠のため持込みの調光卓は愚か追加の灯体どころかフィルターの1枚も持っていない。全てが劇場頼りである。
ウーン、この劇団なんとかならんか。

ともあれ全てを劇場備品で賄い(ありがとうございます)数枚のフィルターと白熱球の簡易灯体で無事セットが完了。
しかし注意するべきはこの設備でアトリエの主、劇団動物園さんも普段の公演を行っており、そのクオリティたるや凄まじいので、機材どうこうという言い訳は全く効かないのである。
頑張れ照明担当。頑張れ俺。
そうして無事にプランニングが完了した。

客電が落ちるところから客電が着くところまで、細部にこだわり演出を付けたつもりだが、一点だけ心残りをあげるとすれば、スモークを炊いていないのでもしかするとあまり分からなかったかもしれないなぁ、というのが残念なところ。
スモークマシンの導入を試みたい。

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さて、音響照明のプランも無事終わり(照明担当も無事見つかり)いよいよ本番に向け…と言いたいところではあるのだが、ここで立ちはだかる大きな壁がある。

それが、製作である。

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第2回公演の製作
製作のやることは多岐にわたる。
フライヤーデザインやパンフレットを初めとする各外部委託業務の依頼・監督、必要書類作成、Web更新、予約情報や予算の管理、その他受注、会場設営、ケータリングの手配、当日スタッフの依頼、監督等挙げだしたらキリが無い。

第2回公演は当日スタッフの監督と1部作業を旗揚げから関わるスタッフの1人に任せ、他は全て僕が行った。業務管理が出来ていなさすぎる!
とはいえこの時点では団員が僕1人で、他は客演なのだから僕がやる他仕方がない。
第2回公演を終えて、団員が2人増えたので以降は製作業務をメインにスライドしたいと思っている。

今回の外部依頼はフライヤーとパンフレット、それに先程の楽曲と、ビジュアル写真、メイキング、会場アナウンス、予約のシステムだ。
予約のシステムに関してはGoogleフォームがあるじゃん!!と思うかもしれないが、個別への自動返信が出来ないのである。
つまり、ライブとかを予約した時によく来る、
【○○様 劇団Generalprobe第2回公演ご予約完了】
など、自動返信のカスタマイズが出来ず、ただただ入力した内容を送り返すだけのものなのだ。
これでは駐車場の案内も、当日の開場時間の案内も全てお客さんはフライヤーから見なければならない。めんどくさい。
ということで、Googleフォームの拡張機能を使いプログラミングを行った。プログラミング言語とかこんなの今から数日でやれなんて絶対無理!
ということでこれも演劇仲間の同級生に外注。

これらの依頼先と全て連絡を取り、納品されたものを確認し、修正依頼をかけ、完成したらそれを反映するなり発注するなりするのだ。
それぞれとのやりとりは煩雑ではないにしても、積み重なるとなかなかになるので、これもゆくゆくはスライドしたい。
が、しかし劇団のデザインそのものを構成する部分でもあるので、手放しづらい部分でもある。
やはり外注ではなく団員がこれらを担当することには大きなメリットがあるようにも思う。
が、しかし新たな出会いがあるのも事実。
もう少しだけやりたいというのが今の感想だ。

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さて、小屋入りである。
ここまでにほぼ全ての製作作業を済ませたかったがそんなことが出来るはずもなく、会場設営周り等の制作作業は同時並行で続行。
幸い小屋入り期間は2週間もいただけたのでゆっくり出来る…と思ったら実はそんなこともないのが実情。
照明仕込み、音響仕込み、場当たり、稽古、会場設営…

プロの劇団なら半日〜2日で終わる作業だが、
一日の作業時間が2時間半、そして人数も少なくそれぞれが各セクションのプロでは無いど素人
このような条件だと小屋入り期間は2週間になるのだ。
幸いアトリエ借用に関しては劇団動物園代表:松本さんの温かなご采配により温かなお値段と相成った。非常に助かりました。

迎えた本番日。アレ!?
予約数とパンフレットの数が合わないじゃん!!
主宰俺、なんとここで大失態。
ネットで格安発注したパンフレットが、満席120席のうち100部しか注文していなかったのだ。
発注時の予約状況を見て、100席行かないだろうな…とタカを括ったのである。
結果見事に100を超えた。𝑶𝑴𝑮
すぐさま地元のプリント屋に車を飛ばし、「4時間で刷ってくれ」とここでも無茶な依頼。
金に糸目をつけてる場合では無いので値段に関しては全く気にせず即発注。
ネット発注で100部7900円だった折パンフレットは、確認すると20部で9000円になりましたとさ。
うわぁ、これは絶対に次回から余分に注文しよう。

そんなこんなのトラブルを乗り越えた本番日、当日スタッフや劇団動物園のお手伝いスタッフの皆様も集まり、総勢20名ほどの大所帯へ。
旗揚げの時も感じたが、イヤ、拙作にここまで人間を付き合わせてる事への責任感、恐ろしい。
お客様には絶対に満足して帰ってもらいたいと、その場の全員が思ってくれていることが、何よりも有難く頼もしい。

客入れが始まると役者は客席や外が見れなくなる場所に待機する。
これは会場によるが、アトリエ動物園の場合は少なくとも観客や外の様子は見えない。
どんな表情で、何を期待して会場に足を運んでくれているのか。
開演BGMが流れ、客電が落ち、「何が始まるのか」という期待が膨らみに膨らんだその舞台に入っていく緊張感。
お金と時間をいただいているのだという覚悟が最高潮に達する瞬間である。

実際に劇団が観客にアプローチしている時間は、劇場に入る前、厳密に言えば、公演情報を知らせたタイミングから始まっている。
どのような形で公演情報に触れてもらうのか、ポスター、HP、クチコミ等、そしてその情報に触れてから、劇団の詳細情報へのアクセスのしやすさ、予約のわかりやすさ、会場への案内など、全てにおいて公演は始まっていると言っても過言では無い。
その全てに工夫ができると信じているし、面白さを織り込むことも可能だと考えている。

とはいえ舞台開演である。
稽古の成果を見せるより他はなく、ただただ時間が過ぎていく。
アトリエ動物園は観客との距離がとても近く、互いに行動の機微が見て取れるのが特徴でもある。
役者の熱が伝わりやすく、また観客に左右されやすいのだ。
観客に迎合する暇のある芝居では無い。
ただただ突き進む70分だ。

終演後の挨拶。
キャパ30のうち3分の1くらいは座組の知り合いだろうか。
親しげな会話を誰かしらとして去っていく。
ところが、全くそうでない人たちもご来場していただけているようで、その度に嬉しく思う。
同時に不安にもなる。面白かっただろうか、充実していただろうか。
僕は劇団代表としても劇作家としてもようやく産まれたての子鹿である。
細々なこだわりと、爆走したいという意思だけが先行している子鹿だ。

そんな中、1人のお客様が僕に声をかけてきてくれた。
「警察の役やってましたよね?」と。
警察の役なんてやったかな…と振り返ってみると、1度だけあった。2018年第10回玉葱倶楽部公演「ゴジラ(作 : 大橋泰彦)」のハヤタ役である。
この玉葱倶楽部というのは今はなく、当時学生演劇を盛り上げる為に演劇部顧問を中心として、地元の地元の中高生が合同で公演を行っていた、年に一度の定期公演である。
第2回公演からおよそ5年前の事だ。当時僕は高校1年。
まさか覚えていてくれる人がいたとは。
そして今回の公演に足を運んでくれるとは。
時を超えて、役で覚えてくれている嬉しさを感じた瞬間だった。こういう瞬間があるから面白い。

2日目千穐楽を目前にして、役者たちは限界に来ていた。
喉の痛みと戦いながら、必死に会場内を霧吹きで保湿する。
普通に水も飲んでくれ。
龍角散ダイレクトを片手に据えながらも開幕したラスト。
初っ端、西田の声が出ない。いや、ガラガラだ。
誰の目にも限界だと分かる声。
いや、気の毒すぎてストーリー入ってこねぇ!!
だからあれほど、と過去を悔やんでももう遅い。
開演したからにはこの状況からいかに終演するかのみを考えるのだ。
オマケに俺まで盛大に噛む始末。アイタタタ
ラストシーン、客演柴田の顔面を見るとぐちゃぐちゃじゃないか。もう限界を超えてるらしい。
待ってろ、すぐに楽にしてやるからな(?)
最後のプロジェクター操作にも若干の遅れはあったものの、無事に終演。
それぞれに心残りを残した形であったが、なんとか5ヶ月を走り抜けた形となった。
良かったのは公演が停滞せずに終わったこと。
5ヶ月の成果をそれぞれが全力で出し切れていたことだ。

あれだけ無理しないように無理しないように、と言っていたはずなのに、なんでこんなに全員ゼーハーしてんのだろうか…
何が悪かったのかと言われれば、慣れない脚本と演出ということになるのかもしれません。

アンケート用紙には皆様からの温かな応援と改善点の数々。
いや、やっぱり発展途上劇団ですよね。
お客様の声に真摯に耳を傾け、必要な時にはガン無視して、劇団を形作っていこうと思います。

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さて、ざっと書いてみた5ヶ月ダイジェストでしたが、ここまで長々と書き連ねても書ききれない事が山ほどあるのが公演製作です。
いやほんと、盛りだくさん。
これを人生のサブリソースでやるというのだから、ほんと社会人劇団、頭おかしい。

第2回公演は結果的にかなり全力を尽くした公演となりました。
次回以降からは余力をもう少し残したいものです。

皆様の応援や見守りがあって今回の第2回公演が出来たことは間違いありません。
この劇団に携わってくれた方々、劇場に足を運んでくれた方はもちろん、フライヤーを手に取ってくれた方、SNSでいいねを押してくれた方、全てに感謝をお伝えしたいと思います。

今回のように公演の詳細を書くのはこれで最後かもしれません。(めっちゃめんどくさい)
公演ごとにやることも違うし、ここには書いていない裏側も沢山あります。
令和6年は更に進化したGeneralprobeをお届けできるよう精進して参ります。
ここまで読んでくれた物好きな人たち、ありがとうございます。余程演劇バカなんですね。
お見逸れしました。

このノートが、公演制作の足跡として何かしらのお役に立てば嬉しいです。備忘録でした。

ぜひ、劇場でお会いしましょう。

劇団Generalprobe鈴木