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曖昧に寄り添う



ゆっくりと変わっていくものが好きです。

ほんの少しの変化を、自らで気づいていって、行ったり来たりしながら、確信に辿り着くような。

だから季節は、
肌と心で、空の高さや、風の匂いや、草木の色を。
自然のペースに寄り添い、その変化を感じていきたいと思うのです。


8月から9月。

作られた物たちにより、たった1日で、世間の色が全く変わります。
この無理矢理に季節を押し付けられる感覚が、とても苦手です。

夏の終わりと秋の始めが交わる、その曖昧さがたまらないのだけれどなぁ。


曖昧っていいですよね。
とても日本的。


まあ、曖昧にしてきて、その後痛い目を見ることもありますが、
そんなに逐一白黒はっきりさせなくてもよいのでは、と思ったり。


せっかちとのんびりが共存して、曖昧な人間の独りごちでした。


また来週。

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