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日光へ向かう⑧いろは坂上り-華厳の滝

※独自のバスガイド台本をまとめたものです。
バスガイドの皆様と共有してみたいと思い投稿しております。
表現や情報の誤り、新しい情報を見つけましたらご指導ご鞭撻ください。


馬返し

明治時代初期まで男体山は女人禁制、牛馬禁制となっていまして
牛馬はこちらで留まる、もしくは引き返えさせられていました。
そのためこの辺り「馬返し」という地名が残っております。

第二いろは坂 

登りの一方通行 第二いろは坂を上って参ります。
カーブ毎に平仮名の看板が置かれ第二いろは坂は(い)~(ね)までの20カーブです。
男体山や中禅寺湖までの登山者が登っていた道を昭和38年から整備したものです。

いろはうた

仮名を重複させずに使って作られた47字のずいもんです。
作者は不明で平安時代に作られたとされております。
「あいうえお」や「ABC」という様なものです。

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

現在語訳

花の色は、鮮やかに映えるけれどもいずれ散ってしまうもので
私の生きているこの世において誰も何も不変的なものはない
万物で満たされたこの山を越える事で生きるのだ
はかない夢など見ているのか酔っているわけでもないのに

いろはうた ことわざ

小学生などカーブが続き寄ってしまうお客様も多い為
その一文字から連想される物の名前や芸能人の名前など声に出して気をそらしていくのもいいかもしれません
ここでは慣用句やことわざを記載してみます。ご参考までに

い:犬も歩けば棒に当たる 一寸先は闇 一を聞いて十を知る
ろ:論より証拠 論語読みの論語知らず
は:花より団子 針の穴から天を覗く
に:憎まれっ子世に憚る 二階から目薬
ほ:骨折り損のくたびれ儲け 仏の顔も三度 惚れたが因果
へ:屁を放って尻すぼめる へそで茶を沸かす
と:灯台下暗し 豆腐にかすがい
ち:塵も積もれば山となる 地獄の沙汰も金次第
り:良薬は口に苦し 
ぬ:糠に釘
る:瑠璃の針も照らせば光る 類は友を呼ぶ
を:老いては子に従え
わ:笑う門には福来る 若い時は二度無い 若い時の苦労は買ってもせよ
か:可愛い子には旅をさせよ 蛙の子は蛙 果報は寝て待て 風が吹けば桶屋が儲かる
よ:弱り目に祟り目  寄らば大樹の陰
た:旅は道連れ世は情け
れ:礼儀も過ぎれば失礼になる 連木で腹切る
そ:袖振り合うも他生の縁
つ:月とすっぽん
ね:念には念を入れよ 猫に小判 寝耳に水
な:泣きっ面にハチ 習わぬ経は読めぬ
ら:楽あれば苦あり 来年の事を言えば鬼が笑う 楽して楽しらず
む:無理が通れば道理が通る
う:嘘から出た実 牛を馬にする
ゐ:芋の煮えたも御存じない 炒り豆に花が咲く
の:喉元過ぎれば熱さを忘れる
お:鬼に金棒
く:臭い物に蓋をする
や:安物買いの銭失い 闇夜に鉄砲
ま負けるが勝ち 蒔かぬ種は生えぬ
け:芸は身を助く
ふ:武士は食わねど高楊枝 文は遣りたし書く手は持たず
こ:子はかすがい
え:得手に帆を揚げる 縁の下の力持ち
て:敵に塩を送る 鉄は熱いうちに打て  手八丁口八丁 出る杭は打たれる
あ:頭隠して尻隠さず 阿呆につける薬なし
さ:猿も木から落ちる 触らぬ神に祟りなし 竿の先にすず
き:聞いて極楽見て地獄
ゆ:油断大敵 湯を沸かして水に入る
め:目の上のたん瘤
み:身から出た錆 身は身で通る裸坊主
し:知らぬが仏
ゑ:縁の下の力持ち
ひ:貧乏暇なし 瓢箪から駒 貧相の重ね食い
も:門前の小僧習わぬ経を読む 餅は餅屋
せ:青天の霹靂 背に腹は代えられない 
す:好きこそ物の上手なれ  住めば都 雀百まで踊り忘れず
ん:

明智平展望台

名付け親は天海大僧正と言われております。
ロープウエイでは所要時間3分ほどで標高1373m地点まで上る事が出来ます。
華厳ノ滝を正面に、男体山や中禅寺湖、白雲ノ滝、屏風岩などを望むことができます。

明智光秀と天海大僧正の謎

名付け親とされる天海大僧正が織田信長に反旗を起こし山崎の合戦で敗れたとされている明智光秀ではないかという説が伝えられています。
実は逃れついていて徳川家康に仕えていたのではないかというのです。
日光に訪れた明智は身分を隠しつつも自分の名を残したいとの想いで日光で最も眺めの美しいいこの地に「明智平」としたのではというものです。
”匂わせ”的な?笑
歴史好きにはなんだかロマンのある伝説ですね

華厳の滝(けごんのたき)

日光三名瀑、奥日光三名瀑
そして日本三名瀑に数えられる迫力満点の滝です。

高さ 97m
幅 7m

その水量は調整されておりまして季節や気候によって変動がございますが基本は毎秒3tの水が流れ落ちております

名前の由来

①仏教経典「華厳経」から名付けられた
②ここに咲いている花(ヤシオツツジ)が滝を豪華に飾っている様だった

観瀑台エレベータ

31人乗りのエレベータで観瀑台へ降りて参ります

日本三名瀑:霧降の滝、裏見の滝、華厳の滝
奥日光三名瀑:湯滝、竜頭の滝、華厳の滝
日本三名瀑:和歌山県那智の滝、茨城県袋田の滝

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