【リザマシラの考察】～リザでドラパルトに勝つには～

はじめに

お久しぶりです。こけです。
前回note投稿させて頂いた『アンフェアピジョリザ』を使ってシティリーグを優勝し、初めてJCSへの参加を決めた私ですが、JCSに向けてデッキを考える上で強そうな構築があったのでnoteにて書かせていただきたいと思います。相変わらず拙い文章になるかと思いますが読んでいただけると嬉しいです。

さて、JCSまでもう1週間もない状況ですが参加される方は何のデッキを使うか決まったでしょうか？私のデッキはもう決まっています。
勿論、『ピジョリザ』です！
というか、相変わらずこのデッキしか強く使える気がしないので、ほぼ一択ですね（笑）。

リザードンデッキの立ち位置

現在の環境は正直色んなデッキがあって混沌としていますが、環境の中心はやはりドラパルトです。ドラパルトを咎めるために前に行くデッキ、代表的なものではミライドンやタケルライコなどが注目されている環境で、リザードンの立ち位置はと言うと、ドラパルトを無視すれば割といい立ち位置だと思います。
序盤から攻撃してくるデッキを「手札干渉＋カウンターキャッチャー」で捲っていくという展開はリザードンデッキの得意とするところです。ただ、とはいえドラパルトが重い、、、。
私のシティ優勝は変幻の仮面が発売される前だったので、ドラパルトとの対戦経験が殆どなかった私ですが、ここ最近ドラパルトと対戦して、めちゃくちゃリザードン苦しいなというのが初めの感想でした。

天敵のドラパルトデッキについて

リザードンを使うとなった時に無視できない、目の上のたんこぶのような存在になるのがこのドラパルトデッキです。1進化のドロンチがシステムとして強い上に、ファントムダイブでダメカンをばら撒いてこちらのシステムポケモンや次のアタッカーを枯らしてくる、まさに最強デッキです。

ドラパルトデッキへの対抗策

環境初期に考えていた対抗策

ドラパルトデッキの対策として私が初めに考えたのは、ミライドンデッキのように早い段階で先に攻撃することです。リザードンデッキはロトムVの即席充電からの2ターン目にペパーで「ふしぎなアメ＋森の封印石」などをサーチできれば、2ターン目での攻撃が可能です。ファントムダイブが3回打たれる頃にはこちらの盤面は崩壊してしまうので、ドラパルトに先に攻撃されてはどうにもならないと思い、エーススペックに『プライムキャッチャー』を採用するなどしてデッキを序盤攻撃に強くして先に相手のネイティオやドロンチを攻撃することで、エネルギー加速に課題のあるドラパルトデッキを押し切ってしまおうという方針です。

ただ、個人的にはこの対策はうまくハマりませんでした。当然エヴォリューションなどで強固な盤面を作られていたら、返しにファントムダイブを打たれてしまいますし、無理して先に攻撃して盤面を疎かにしていると、ファントムダイブ2回でも簡単に盤面が崩壊してしまいます。ポッポとビッパにHP70がいない以上、殴り合いをしていては先にこちらのシステムが枯れていきます。何より、リザードンが基本的にサイド5枚取られない限りドラパルトをワンパンできないのが辛いです。
一体ドラパルトを作られた時点で2回ファントムダイブが来ることは覚悟しなくてはならない上、処理に2ターンかけている間に大抵後ろのドロンチが育ち切ってしまいます。先日参加させて頂いた練習会では、ドラパルトデッキを中心にたくさん対戦させて頂きましたが、勝率は20%以下でした。基本的にドラパルト側が手札事故を起こしてくれない限り勝てません（ ;  ; ）。

新たな対抗策

では、どのようにドラパルトを対策するか

・先に攻撃して押し切るのは難しそう(再現性が低い)
・ドラパルトをワンパンできない
・システムポケモンを維持できない

以上のことを考慮して私は4枚のカードに注目しました1つずつ紹介していきます。

①マキシマムベルト

マキシマムベルト

こちらはありがちな対策ですが、シンプルにリザードンの攻撃力を上げることでサイド3枚の状態から前のドラパルトを倒すことができます。
180＋90＋50＝320

これができるとき相手のサイド3なので、ツツジと絡めることで後続のドラパルトが続かない可能性が大いにあり得ます。
ドロンチが強い分、ドラパルト側は最速で盤面のドラパルトを育て切ることはなかなかしないため、予想外のタイミングでバトル場のドラパルトを倒すことができれば、次のターンにドラパルトと(付けれていないタイプの)基本エネルギーといった、少しだけ高いハードルを押し付けることができます。また、ドラパルト側もバトル場のリザードンをワンパンできないのは同じなので、次もドラパルトがワンパンされないためには進化先に加えてロストスイーパーやジャミングタワーも用意しなくてはならないので現実的ではありません。そもそも上記の2枚はドラパルトデッキに採用されるケースが少なそうです。

②マシマシラ

マシマシラ

今回の記事のメインとなるマシマシラです。特性のアドレナブレインによって、自分の場のダメカンを3つまで相手に移し替えることができます。CL札幌でもハピナスデッキやサーナイトデッキに入りドラパルトを苦しめていたこのカードですが、ことリザードンデッキにおいてもこのカードは非常に強力です。
自分のポケモンのダメカンを取り除き、デヴォリューションで倒される圏内から外すことで盤面崩壊を防げるだけでなく、バトル場のドラパルトに載せることで単純に火力の上乗せができます。
先程説明した通り、「マキシマムベルト＋ツツジ」は非常に強力で決まれば勝利に近づく一手ではありますが、相手も当然それは警戒します。あえてサイドを4で止めておき、ダメカンを十分にばら撒いてからシステムかアタッカーを一気に消し去るという動きを狙ってくる方も多いです。
しかし、マシマシラはその動きを許しません。マキシマムベルトリザードンでやろうとしているドラパルトのワンパンをサイド4の状態からでも
180＋60＋50＋30＝320
という形で実現できます。むしろ、サイド4で止めている相手はリザードンからはワンパンされることはないだろうと油断して、盤面を疎かにしてくれている可能性もあるので、ツツジではなくナンジャモを使うことになったとしても次ターンのアタッカーが育たないことを十分期待できます。
この動きは不意を突いて行うのが強いので、できたらピジョットを立ててマッハサーチを絡めることで1ターンでマシマシラ➕悪エネルギーを用意したいですが序盤に用意してしまってもそれはそれで悪くありません。
このコンボを警戒してマシマシラにわざわざボスの指令を使ってドラパルト側が攻撃するということは、リザードンexを守れるということにもなり、相手は盤面の200点分のダメカンを損していることと同じになります。盤面に撒けるダメカンが60点だけであれば、盤面の作り方を工夫することでポッポを守れます。寧ろサイドをリザードン以外で取ってくれるのでゆっくりカウンターキャッチャーでドロンチを取って相手の動きを鈍らせつつ、隙を見て釣竿で回収してピジョットで再展開しましょう。

③エヴォリューション、ピジョン

エヴォリューション

ピジョン

中盤の戦いはマシマシラのおかげで有利にコントロールをすることができても、そもそもシステムポケモンやアタッカーを育てることができないと意味がありません。そこで採用したのがエヴォリューションとピジョンです。
フレアヴェールのリザードがドラパルトのファントムダイブを受け付けないため、アタッカーを用意しやすくなる点でリザードを2枚採用してエヴォリューションで進化させる戦い方はある程度確立されているかと思いますが、私はここにピジョンも採用することで中間進化を厚くしました。
ドラパルト対面は後攻2ターン目か、先行3ターン目にはファントムダイブを耐えられる盤面を作れていないと基本的に手遅れです。

リザード2枚だけでは片方サイドに落ちた時のエヴォリューションが弱くなってしまいますし、序盤はドラパルト側も積極的にナンジャモを使ってくるので、思った通りにふしぎなアメからピジョットを育てられない恐れもあります。また、最も怖いのはポッポを1しか置けなかった時の2ターン目のファントムダイブです。
ヒトカゲが基本的にHP70以上を採用するため、ドラパルト側はここでポッポを狙わない理由がないため基本的に落とされてしまいます。そうしたらその試合はシステム無しで戦うことを強制されて非常に苦しいです。こうなっては①②の戦術も実現できる可能性が低くなってしまいます。
そこで、後攻1ターン目などにエヴォリューションでリザードとピジョンになっておけば、ファントムダイブのベンチへの60点では気絶しないで済みます。それだけなく、次のターンにピジョットを引くだけでマッハサーチからある程度安定した展開が可能になります。
もしも、2ターン目からボス＋ファントムダイブをしてくるような試合はお相手の動きが強すぎるので割り切らないといけないかと思っています。ですが、一応エヴォリューションができていればリザードは残るため、高確率で殴り返しが可能です。その展開の場合は必然的に盤面に残りやすいロトムかネオラントについた森の封印石と自分の引きを信じて戦っていくことになります。また、そんな最強の動きしているときは逆にベンチはドロンチが一体だけや、エネルギーが場に十分にないなど何かしら付け入る隙があることが多いです。諦めずにカウンターキャッチャーでドロンチかエネルギーつきドラメシアを狙って相手が止まってくれることを祈りましょう🙏
また、ピジョンを経由していることで、デヴォリューションでピジョットを気絶させるために90点を載せなくてはならないため、マシマシラの30回復と合わせると相手目線では終盤に盤面崩壊を狙うのが難しくなります。
また、JCSレベルではあり得ないかもしれませんが、進化元が60で気絶と勘違いしてデヴォリューションを打ってきてくれたらピジョットを残した上で1ターンもらえる可能性も見えます。

デッキリスト

以上の解説を踏まえて現在JCSに持っていこうと考えているデッキリストはこちらになります。本記事で紹介したカード以外の採用・不採用の理由については有料部分に記載することにしたいと思います

デッキリスト

最後に

練習の試行回数自体は足りていないのかもしれませんが、PTCGLで回している感じではドラパルトデッキへの勝率は悪くないと思います(体感70%くらい)。
私の中では先行後攻で勝率に差はあまりないのですが、ドラパルトデッキが最大値の動きをしてくる場合は後1エヴォリューションができないと苦しいと思うので、後攻を積極的に選択するのが良いのかなと考えています。速いデッキに対しても後攻の方が捲りしやすいですし。
JCSあと数日この点だけは悩みどころです。

ここまで読んでくださりありがとうございました！このnoteの文章化に時間を掛けすぎて書きながら気付いたのですが、もうすでに有名プレイヤーの方でデッキリスト紹介されている方いたみたいですね（笑）。流石強者は既に気が付いていましたか、、、。
デッキリストで記載の通りデッキリストの細かい採用・不採用の理由については一応有料部分に記載することにします。
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