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【シティーリーグ2025S1 予選全勝】ザマゼンタ入りルギアVSTAR

割引あり

お久しぶりです。こけです。
先日シティリーグに参加して予選を全勝で突破でき、自分でもなかなか気に入っている構築があったため、note記事にて共有したいと思い投稿します。

相変わらず拙い文章になっているかと思いますが、これからシティに出ようとしていてデッキで悩んでいる方、ルギアデッキが好きな方の参考になればと思います。
超電ブレイカー発売直前の投稿で申し訳ないです。。。ルギアよ、まだ環境で生き残ってくれ、、、



1.デッキ選択の経緯

まず、なぜルギアVSTARのデッキを選択したのかについて。理由は「回った時にはどんなデッキにでも勝てそう」と思ったからです。というのも、ここ最近のシティリーグはメタがあるというよりはどんなデッキもいる魔境状態のように私は感じていました。予選6回戦あったら全部違うデッキと当たってもおかしくはないくらいなので、様々なデッキに対して広く戦えるデッキ選択をする必要があると思いました。

その中でまずは、安定していて一番好きなデッキであるリザードンデッキを第一候補にしていました。ただ、今のリザードンデッキはライコポンに有利なこと以外は、ドラパ・ドラゴ・LO・イバラなど苦手な対面が多く感じていました。さらに、海外大会の影響もありボムパルキア・ボムパゴスといった”カースドボム”を使って盤面を制圧してくるタイプのデッキも増えてきており、場合によっては何もできずにヒトカゲを枯らされて負けてしまう可能性もあると思っていました。
また、サーナイト・ルギア・リザードンミラーなど五分の相性といわれる試合でも複雑なゲーム展開になりがちで、細かいプレイングが重要になる試合が多いと感じました。
上記を踏まえ、最適なエーススペックの選択や各対面のプレイングを煮詰める時間が私にはないと感じ、使用を断念しました。簡単に言うと自信がなくて日和ってしまいました(´;ω;`)。ですが間違いなくリザードンもまだまだ強いデッキだと思います。

そこから、初めに言った理由にもつながる通り「勝利へのルートが比較的まっすぐ」「うまく回る前提ならどの対面も五分以上で戦える」ルギアVSTARデッキを選択するに至りました。

2. デッキレシピ・採用カードの解説

当日使用したデッキレシピがこちらです。原案は世界最強のルギア使いと名高いRahul Reddy選手の構築を参考にしており、そこに少し調整を加えました。
アタッカーを安定して用意するために、チラチーノのラインを厚くするというよりはアヤシシ・ライコウなど手軽に火力を出しやすいポケモンを中心に採用しています。各カードの詳しい採用理由について説明します。

デッキレシピ

ザマゼンタV

今回のタイトルにも上げている一押しポケモンです。Rahul選手のリストでイキリンコになっているところをそのままこの子に変えています。現状ソウブレイズでたまに見るくらいでなかなか使われないカードであり、イキリンコの方が優秀な点はいくつもあります。
・逃げるエネルギーが1 (ザマゼンタ:2)
・手札を捨てたあと6枚引ける (ザマゼンタ:5)
・引いたカードをそのターンで使用できる(ザマゼンタ:番が終わる)

これだけ見るとザマゼンタはイキリンコの下位互換に見えてしまいますが、ザマゼンタが優れている点は
・技の打点がそこそこある(120~270)※ただしレガシーエネ要
体力が大きい(HP220)
この中で私が評価している点はシンプルに体力の大きさです。
ルギアデッキにおいてルギアVSTARやチラチーノを無視され、ネオラントでサイド2を稼がれてしまうというのはよくある展開です。イキリンコも言わずもがな格好の的であり、ネオラントと違って"アクアリターン"で盤面から消すこともできません。ドラパルトやボム系等など、盤面にダメージをばら撒く戦術も多くみられる環境においてはHPが低いというのは大きな弱点です。序盤の展開を助けてくれても最後に簡単にサイドを取られる要因となってしまっては少々苦しいです。
その点だと、ザマゼンタはHP220でありルギアVと同じラインになっているので、比較的倒されにくいです。バトル場に壁としておいておいても、リザードンの”バーニングダーク”210ダメージまでを耐えることができます。また、タケルライコに対しても”きょくらいごう”で4エネトラッシュを要求することができます。

さらに、イキリンコの方が優れているという点も、ルギアデッキの運用においてはある程度カバーが効くものではないかと考えています。
逃げるエネルギーの重さはダブルターボで賄えるor手札にジェットエネを持って入ればそもそも解決します。
番が終わってしまうという点も、先攻の場合はそもそもサポートが使えないため、引いた後に使いたいカードが基本的にはありません。(ルギアVは最低限置けている前提) 後攻の場合はサポートを使ってしまった後にどうしてもアーケオスをトラッシュに送りたいときに使うので、番が終わっても問題ありません。いずれにしても2ターン目にならないとルギアは進化できないからです。
引ける枚数が少ないという点は流石に苦しいところですが、そもそも2ターン目に打てる博士の研究を手札に持っている状態ではイキリンコもザマゼンタも使わないということを前提とすると、
初手7枚+ザマゼンタ5枚+次ターンドロー1枚
の計13枚見れることになり、そこにドローサポート(6枚)もネオラントもハイパーボールも引っかからない確率は低いので、何も引けなかったら仕方ないと割り切ることにしました。

以上の理由で、イキリンコの持つドロー性能を妥協してでもHPの優秀なザマゼンタを本デッキには採用しました。

オーガポンいどのめんex

俗にいう水オーガポンです。レガシーエネルギー起動枠のアタッカーで下技”げきりゅうポンプ”を使用することでバトル場とベンチのポケモン2体を攻撃することができます。1回の攻撃で非エクポケモンに対してサイドを2枚取ることを狙うという点ではテツノカイナとやっていることは同じですが、今回は水オーガポンを採用しました。
理由は、現環境はマナフィの採用があまり見られず、採用されていてもルギア相手に置かれないことが多いと思ったからです。
試合の速度が上がっているために初動札に重きを置くデッキが増えたこと、マナフィ一匹ではカースドボムを絡められるとベンチのポケモンを守れないことから、マナフィの採用数は最近減ってきている印象です。であれば同じ非エクからサイド2枚取るという行動でも、ヒトカゲ、ドラメシアを枯らしてさらに1ターンもらえる可能性のある水オーガポンを採用しました。
どうしようもなく動き出しが遅れてしまった時のために”すすりなく”を使用して足止めできる可能性がある点も優秀です。

ライコウV

レガシーエネルギー起動枠で小回りの利くアタッカーです。役割はリザードン・ドラパルト・テラパゴスなどに採用されているピジョットexを早めに倒すことにあります。やはり相手の盤面に確定サーチを残していると試合の主導権を握られてしまうので、可能であれば早期に処理しておきたいため採用しました。
また、バトル場にいるときに"しゅんそく"で手札を増やしてくれる点やレガシー要求とはいえエネルギーが2枚で技が打てるという点が非常に優秀で、このポケモンに早期にレガシーエネを貼れるのであれば無理やりアーケオス1体で"アッセンブルスター"をせざるを得ない試合でも手張りだけでアタッカーが間に合います。この点はできるだけ先に攻撃することを目指すデッキのコンセプトとも嚙み合っているところです。

アヤシシV

チラチーノラインを薄くしている分、体力の大きいポケモンを一気に突破する要因として採用。

キチキギスex

サイドを先行して押し切る展開の時に置いておくことで手札干渉に非常に強くなります。
また、水オーガポン同様でマナフィの採用が少ない現状では”クルーエルアロー”でベンチのポケモンを狙撃する動きも強いと思います。

クレッフィ

このデッキは基本的に先に攻撃することを目指していますが、タケルライコだけはどうしても先に高火力で攻撃された際に不利になってしまうので、草オーガポンの”みどりのまい”を止めるために採用しました。
自分のネオラントの特性も止まってしまうのでその点だけ注意が必要です。

ネジキ・夜のタンカ

これまでルギアデッキではなかなか見られなかった再利用系のカードです。チラチーノラインを削っている部分を補填するためのカード達ですが、ネジキは後1で倒されたルギア、夜のタンカは序盤でトラッシュしてしまったガチグマの回収など意外と小回りが利いて使いやすいカードだったので採用してよかったです。

カウンターキャッチャー

最後までボスの指令の4枚目と採用を悩んでいたカードです。先行押し切りを狙うコンセプトにも合っていないカードです。しかし、サイドを2枚以上先行された際に裏呼び+ナンジャモをできないと捲ることができないと思い最後に採用を決めました。

3. 当日の対戦レポート

1回戦 VS  ピジョドラパ 勝ち
先攻取得して手札も良好でした。先行2ターン目にはアッセンブルスターから水オーガポンが”げきりゅうポンプ”を打つことができ、バトル場とベンチで合計2匹しかいなかったドラメシアを一掃。マナフィが入っていなかったため、その後もドラメシアを”げきりゅうポンプ”で狩り続け、一方的にサイドを取り切ることができました。
初手の引きの良さもさることながら、水オーガポン採用の強みが出た試合でした。

2回戦 VS  古代 勝ち
先攻取得したものの、2ターン目時点ではアーケオス2体での”アッセンブルスター”を宣言できない状況でした。ただ、相手の動きも強かったので早く攻撃を始めないとサイドレースで押し切れないと思い、アーケオス1体で”アッセンブルスター”を宣言。
早々にカウンターキャッチャーでたった1体のアーケオスを倒されてしまいましたが、ライコウVなど手張りだけでも十分戦えるアタッカーを早めに用意できていたため、エネルギー供給が間に合い押し切れました。
途中オーリムが3枚見えたタイミングで、ネオラントを置いてでもナンジャモをうちに行ったことで、相手のアタッカーがいなくなるターンを作れたことも大きかったです。

3回戦 VS  ルギア 勝ち
先攻で先に”アッセンブルスター”で攻撃できたものの、バトル場がガチグマだったため、先にサイドは取れず実質先殴りをされてしまった展開。相手がアーケオスを枯らす展開を目指してきたので、こちらもサイド2の取得を急がず、ルギアVSTARを削ってカウンター状態をキープ。最後詰めで水オーガポンの激流ポンプでダブルターボなしルギアとガチグマという「220以上を出せるポケモン」を一気に倒し、相手にサイド2を詰めれない状態をつくることで逆転できました。

4回戦 VS  ピジョリザ 勝ち
後攻スタートで序盤から綺麗に盤面を展開、サイドも先行され完全にリザードンのペースでした。こちらのテーブルシティの機嫌も悪く”アッセンブルスター”も3ターン目に。ただ、ライコウVを何とか起動してピジョットを早々に処理することで、確定サーチを封じることに成功。その後は後続のヒトカゲが並ばなかったところでリザードンexを対処し、最終局面ナンジャモ後に「裏呼び+かがりざ+エネルギー」という高めの要求する状況を作ることができました。結果的に相手に必要札が揃わず押し切ることができました。最後相手はアンフェアの5枚+"さかてにとる"3枚もあったのに何も引かれなかったのは結構運がよかったと思います。

5回戦 VS  ピジョリザ 勝ち
先攻で手札にアーケオスが2枚あるもののサポートがなく、次のターンの動きが不安すぎる状態、そんな時に活躍したのがザマゼンタV。ルギアスタートだったのでネストボールをこの子に回し、”おうじゃのかまえ”を使用してアーケオス2枚捨てながら5枚引いて番終了。無事サポートも引けたため、先行2ターン目には”アッセンブルスター”にたどり着き、あとはデッキパワーを押し付けて勝利することができました。ここで一押しのカードが活躍してくれてうれしかったです。

6回戦 VS  ピジョリザ 勝ち
この試合は後攻かつネオラントスタート、テーブルシティが3連裏で相手が3連表(あるある)など、5回戦まで運良かったしわ寄せがここに来たかと言わんばかりの試合展開でした。リザードンで先に小突かれた後にサマヨールボム+水オーガポンでサイド4枚を一気に取られ、サイド残り5-2になり絶望的。それでも何とかライコウでピジョットを倒して確定サーチを封じ、最後はかがやくリザードンをずーーーーっと縛りながらキチキギスのクルーエルアローでベンチのリザードとネオラントを3ターンかけて倒して勝てました。こちらのエネルギーも博士の研究で捨てすぎで枯渇していたのでそのプランしか取れなかったのですが、結果的にうまく刺さってよかったです。

決勝トナメ1回戦 VS ライコポン 勝ち
先行を取っていましたが、ライコはむしろ後1からルギアが飛ばされる方が怖いため、ジェットエネでクレッフィを前に。オーガポンの"みどりのまい"を封じに掛かります。しかし、相手がプレイエラーでゲッコウガの”かくしふだ”を使用、トレッキングシューズの使用までしてしまったところで気づき、ジャッジ判断によりサイドペナルティを1獲得(指摘できなかった私にも警告。次のターンのこと考えてて申し訳ない。。)。とはいえ先2ターン目で"アッセンブルスター"ができずサイドを2枚先行される展開。ただ、こちらはサイドを5枚取ればよくなっているので、本来は狙う余裕のないゲッコウガをカウンターキャッチャーで狙いながらナンジャモ。相手が何もできないターンを1ターン作ります。そこでサイドリードを取り返し、最後はチラチーノ&ガチグマを用意して確実に240ダメージを次ターンに必ず返せる盤面を作って詰め切れました。ただ、展開の遅れ的には負けていてもおかしくなかったので、サイドペナルティに救われた形となりました。

決勝トナメ2回戦 VS ルギア(再戦) 負け 
後攻ネオラントスタートかつお相手はハイボアーケアーケ。はい。あとは想像つく通り、蹂躙されました(´;ω;`)。一応こちらも後2には”アッセンブルスター”を何とかできたのですが、相手の盤面にはチラチーノ2のテツノカイナまでスタンバイしている状況。最後、ジェットエネ要求するつもりでエネルギーのついていないアーケオスに対して水オーガポンの"すすりなく"でワンチャンスつかもうとしましたが、ナンジャモが引けず相手の手札9のまま番を返すことに。当然ジェットエネもボスも持っており敗北。予選ではこちらが先行を取って押し切ったため、先行後攻入れ替わって同じことをやり返されてしまった形。ルギアミラーらしいダイナミックな試合ができたので悔いはないです。

というわけで全勝優勝とは成らず私のシティリーグS1は「ベスト4」で終了となりました。今回もCSPを獲得できてうれしいです。ルギアよ、ありがとう!

4. 最後に

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。全体的に運が良い試合が多かったですが、デッキ選択時に決めていた真っすぐに強い動きを押し付けて勝つということは実践できたのではないかと思い結果にはとても満足しています。

また、こうして全試合振り返っていくと、ザマゼンタVが活躍した試合は8試合のうち1試合のみでした。タイトルに入れているのにすみません、、。ですが、そもそもデッキ内の役割が初ターンにしかない点を考えるとこれくらいの活躍頻度なのはしかるべき結果ではないかと個人的には思っています。

現にPTCGLを使用してこのルギアデッキを何十戦も回している中では、大体6回に1回くらい初手で使うイメージです。ただ、効果は使わなくてもスタートしてしまうことや、ネジキやアヤシシ前提のエネルギーの溜め先として一時的に盤面に置くことはしばしばあり、そのような状況では前述している「イキリンコより体力が60高いこと」が生きる場面が多いと思いました。
この記事を通してルギアデッキにザマゼンタVの採用を検討してくださる方が増えたら嬉しいです。

ここから先は有料部分として、いつも通りデッキ作成時に採用を見送ったカードや、その理由を記述していきたいと思います。
特に書きたいことは無料部分に書いているのですが、デッキ作成時に考えていたことも含めて記載していきますので、投げ銭感覚で購入頂けると嬉しいです。新弾の購入費用にさせていただきます。
また、このレシピに興味を持たれた方がいましたらXなどで質問もお待ちしております。

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