「メイヘム」たのしかったね!
2024年9月19-21日 十九人単独ライブ「メイヘム」感想
※10月1日「打ち上げライブ」後に作成しているため、打ち上げライブの内容を一部含みます。
芸人さんの単独ライブに行くのは人生初めてだったので、色々なことが未知の体験だった。
備忘録のため長々と書いていますが要約するとひたすら楽しかった。
ネタ部分はネタバレになりすぎないように可能な限り配慮していますが、気になる場合はすみません。
単独初日、劇場に着くと開場前にたくさんの人たちが待っていて、みんな待ち望んでいたんだなぁと思うとそれだけでうれしかった。十九人を応援している人を見ると静かに元気をもらえる。
開場してグッズ列に並んで、Tシャツとキーホルダーを手に入れてからしばらく持って眺めた。とてもかわいい。こういうグッズがこれからも増えてほしいなぁって思って、すごくうれしかった。
観客席に入ってすぐ洋風の墓場テイストでデザインされた舞台が目に入り思わず笑った。
メイヘムのフライヤーのゴシック調とも合っていて、これから不思議な世界に連れて行くから楽しみにしててね、と言われているような感じがした。
ディズニーやUSJとか、遊園地のアトラクションが乗り物に乗る前に楽しみを予感させてくる空気に似ている。
何を見せてくれるんだろうとワクワクしたし、お客さんを楽しませる十九人のきめ細やかな思いやりを感じた。
開演前はしばらくスマホを眺めていたものの、開演前10分くらいはずっと舞台を眺めていた。
エコー劇場は観客席が階段になっている。舞台をほぼ正面から見れるから舞台との近さを感じられた。初日はC列中程の席だったのでよりそう感じたのかもしれない。
お客さんの中にはご友人同士だったりご夫婦がいて、みんなで楽しめて素敵だなぁとほんわかしていた。
早く始まって欲しかった気持ちもあったけど、静かなBGMと舞台のセットを見ている時間も楽しかった。
そこで突然の暗転とバカデカジャーン音。びっくりしてまた笑った。
くるみ割り人形「金平糖の踊り」が流れる中、下手からゆっくり現れる巨大なお化け。
雰囲気的に怖いはずなのに顔がかわいすぎる。
「エコー」という名のおばけは劇場の支配人らしく開演に先立ち注意事項を説明してくれる。
とても丁寧。なのに腕しか動かない。不器用そうで愛着が湧く。
エコーがはけると獣のような聞き覚えのある声。パンクロックのメロディ。
舞台の墓場から白い手が伸び上がり、もう一方の墓からも手が上がる。
ゾンビのように這い出てくる十九人。シンプルにちょっとこわい。
フライヤーのポーズで立ち上がる、メイヘムの衣装で現れたふたりにワクワク感が膨れ上がった。
ゆッちゃんwの格好も素敵だが、松永くんの格好はそのまま雑誌に出ていそうなくらい決まってた。
始まってからは大喜びで満面の笑みのゆッちゃんwと鎖をぶんぶん振り回す松永くん。
ふたりとも観客席に降りてみんなに「ありがとう」と言いまわる。
そして同じタイミングで走り出し舞台に駆け上がる姿。かっこ良すぎる。
(事前にふたりで示し合わせたのかと思ったら、初日だけだったのでたまたま息が合ったのだと後で知った。仲良し。)
ゆッちゃんwはノーメガネだったのでてっきりコンタクトかと思いきや「よく見せてくださいね!」とメガネを着けるゆッちゃんw、観客席を見て叫んで大喜び。かわいい。
そのまま流れるように漫才「自己紹介」、大好きなドタバタ。叫び声と暴力とボケのエンドレスゲーム。千秋楽は松永くんの「バカ!」が多めで面白かった。
そして単独ライブのOP動画。打ち上げライブにて「探偵物語」のOPが元ネタと教えてもらいました。
(元ネタ(0:00~1:30)https://www.youtube.com/watch?v=1sU_6_xvcpU )
かっこいい松永くんが見れたと思いきや、打ち上げライブにて「実は櫛を落とした時に舌打ちしてる」とバラされたために見直すと笑ってしまうようになった。
ゆッちゃんwはまずいコーヒーをちゃんと吹き出せるように、わざわざお酢を入れて絶対飲めないようにしたそうです。努力。
黒反転のカットがとてもかっこよかった。
いつもの衣装に着替えて漫才「きれいになる方法」。ライブごとに違う部分が多めで毎度新鮮だった。
ゆッちゃんwは動きだけで場面を作り出す演技力が本当にすごいし、松永くんが観客の気持ちを代弁してくれる。カートゥーンアニメを見ている気分。誰かアニメにしてくれ。
エコーさんが照明チェックと怖い話をしてくれる。飽きさせない場繋ぎがうまい。
ミュージックコント「テスト」。
好きすぎる。Running in the 90’sが流れ出した瞬間に「松永くんが大好きなやつだ!」ってなったし頭の中にイニシャルDが浮かんできた。
打ち上げライブで西岡中学校の1年生だと発覚。暴力がいっぱい見れてうれしかったしパラパラが最高。
打ち上げライブでパラパラの練習動画も見せてもらったけど、ずっとウキウキで踊るゆッちゃんwと徐々に力を失っていく松永くんが見れて面白かった。
エコーさんが三度登場。十九人の楽しさにエコーさんもにっこり。そして歌い出すmihimaru GT、響き渡る場内、笑いに包まれてにっこり。
漫才「ミラーリング」。すごい楽しかった。賞レースとかでお茶の間に流されて全国の学校で流行ってほしい。
ゆッちゃんのピンネタのコーナーはかわいい狂気と美しい哀愁の時間でとても素敵だった。初日のみ松永くんに「へたくそ!」って言われてて面白かった。ノクターン弾けてすごい。
一瞬現れる大竹マネージャーに「ASH&D」を感じた。
ゆッちゃんwが悲しくて「単独続けられないかも〜」になっちゃったので、ゆッちゃんwに元気を出してもらうために松永くんのギャグコーナー。
ゆッちゃんwにハーモニカを咥えてもらうのも面白いし、時たま松永くんがタイトル言っただけでファ〜♪って聞こえてくるの本当に耐えられなかった。
初日はネタを4つやってくれたので、途中に松永くんがネタ帳を確認したところもかわいくて素敵だった。
夜空を舞い飛ぶエコーさん。打ち上げライブで明かされるエコーさんの飛ばし手が大竹マネージャーという事実。社長すごい。
コント「ミキちゃん」はかなり言いたいことが色々あり、時間ができたら別で書きます。
(追記:書きましたがあまりにもキショいのでおすすめできなくなった)
すっげえ好きだった。あと打ち上げライブでゆッちゃんwは数を数えられないと知った。
最終回の前、エコーさん全員集合。この回で流れるSweet Talkin' Womanのイントロが美しくてしびれた。
漫才「喫茶店」。悲しみとカオスと人情と優しさが詰まっていて、十九人の漫才って感じがした。
最終日に一緒に行った友人が「親しんできたものが失くなる喪失感に涙が出そうだった」と言っていた。温かい気持ちで見ていた人がたくさんいたんだろうなぁと、共感させてくれる漫才に感動した。
ED動画、SeptemberのRemixが本当によかったけど、「ああ〜終わってしまう」って寂しかった。
EDもずっと優しい十九人。初日の公演でゆッちゃんwが、「しばらくライブとかがなくて、お客さんの笑い声が聞けなかったから」って泣きそうになってて愛らしかった。
松永くんが「泣きゃあいいのに」って言ったらゆッちゃんwが「松永くんは泣かないの?」って言って、松永くんがゆッちゃんwの泣きマネを始め「バカにしやがって!!!」ってゆッちゃんwがキレたのしこたまウケた。
EDの背景の心霊現象は秘密にしておいたら現実になるのだろうか。
初日の開演前に滑り込みで2日目のチケットも取って、最終日の昼は友人と観に行き、千秋楽は配信で見ることができて、本当に全部楽しかった。
メイヘムの挿入曲はDJプロペラトルティーヤがSpotifyでプレイリストにまとめてくれているので、余韻を噛み締めつつ、既に来年に何があるかと楽しみにしている自分がいる。
12月になったらもう一度この単独を振り返ってしがみたい気持ち。
楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
2024年10月5日 苔藻ゞ a.k.a もこもこのMIC
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