瞳に映る悲しみ
逢いたい
着々と鶏舎の作業が進む中、待ち遠しくて待ち遠しくて身体の痛みや従業員の嫉妬や意地クソ悪かろうが辛さなんて…
どうでもいい。
水膨れが、破けてかさぶたになり、痒みが出てきた。
作業ズボンが、瘡蓋に触れモゾモゾしながらも、雛達を迎え入れる作業は、着々と進んでいます。
ここまでの過程では、鶏舎内を洗浄消毒し二日程乾かして新しく床材を入れていきます。先ずは石灰を薄く敷き、床材はおが屑とかんな屑が混ざっている物を、万遍なく床に敷いていきます。水分の吸湿性が良いので使用しているそうです。
ひよこ雛の頃のスペースは、狭くても多少、大丈夫なので板で囲いをし、鶏舎内が温まるようにビニールを張っていき冷気が入らないようにして仕上げていきます。
給水器、給餌器を消毒剤に漬け込み、洗浄して置いた物を運び入れて設置し、浅い採寸の段ボールを組み立て箱にして、小さな雛達が餌にあり付ける様に所々にセットしていきます。
冷却ファンとブルーダー(ガス暖房器具)を吊り下げて、鶏舎内の温度管理ができるようにしておきます。
鶏舎の外には、巨大な餌のタンクが有り、前回出荷された雛達の残った配合餌(中雛用)を全部出して、米袋に詰めていき、ひよこ雛(雛用)の餌を、業者が来て補充しておきます。
おおまかな作業は、これで終了です。
残りの鶏舎も同じようにスタンバイするだけとなります。
私は、全部の工程をやり遂げたくて、知りたくて休んでなんか居られず、会社側は後でトラブルになるのが嫌なのか、完治する迄と言われましたが。
そんな事より、
指折り数えて一刻も早く、雛達に 逢いたい…
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