見出し画像

日記 0731〜0808

0731
 女の子と恋をして、お付き合いすることになり、まずはお茶、そして遊び、来春から交換日記をやりましょうなどと計画を立てる夢。部屋には清潔な空気が漂っていて、私は見たことのない服を持っていた。
 お婆さんからポケットにキャラメルを一箱突っ込まれた日があり、これの最後から2つ目を口にいれる。退勤している。キャラメルを噛むという行為では、絵に描いたように歯にくっつくので、歯磨きの意味なんてない気がする。帰ったら、会員番号を探して、ひとつメールを出す。まずはそれをする必要がある。

0801
 いくらか涼しい気がする。電車のドアに閉められそうになる。視界はぼんやりとしている。1日に1回、眼鏡を拭かないといけない。
 退勤ホーム、19:40、レポートを書き上げた腕が疲れている。空腹もしている。利き手使いを荒くして、これも打ち始める。ひとつ前の日記が珍しく丸一日何の反応もないので、不思議と物足りなく思う。生活についてただ記したものであるが、何かを継続している様子を人に認められたかった心が、昨日から浮かんできたように感じる。このまま誰にもハートを貰わずに、一人で日記を走りきってしまったらどうだろう。その方がいいのかもしれない。マズローの欲求段階で言う、最高次の欲求が満たされたい。(より低次が満たされないと、それが満たされないとも言う)

0802
 箱を開けた時に指と爪の間に厚紙が深く挟まり、境目が裂けた後。8枚切りのやつを買い忘れたので、キュウリともやしを食べた後に、ホームでカロリーメイトを食べる。
 寝台列車に乗ってみたい。あちこちへの旅に。
 後輩Kさんと共に、1人のことについて考える。先日の研修が、思ったよりも自分に響いているような気がする。後輩育成への責任を感じる。どうにでも育つだろうと思っていたけれど、少しは、気持ちを改める。

0803
 タカを飼っていた。人から貰ったレーズンパンのようなものを、タカと分け合いながら食べているうちに、レーズンはタカには悪いんじゃないかと思い出し、急いでレーズンを取り除いた。タカは既に数口食べてしまっていて、次第に溺れるような声を出したと思ったら、ぐったりとなってしまった。近くの動物病院に駆け込んだが、犬、猫、その他の動物、と受付札が下げられており、お門違いだと言わんばかり。男に声をかけると、それなりに親身に感じたが、他の病院を紹介される。盥回しに合っているうちに、抱きかかえていたタカは消えた。その日は夕にライブで歌う日で、服を考えた。選んだ服に着替えた後から、これのほうが良いだろうか、という服が出てくる。メンバーの友人Cは、恋人のTと一緒に忘れ物をしていて、何時間かかけて家に取りに戻ることをしようとしていた夢。
 浅草橋、ビーズ詰め放題、狛江、服屋、本屋、買い物、パン屋。カツオと豆苗、ワイン。忍たま乱太郎の映画を観て終わる。

0804
 体育館で、誰かの手当をして、不器用な感謝をされる夢。母からのラインが始まって、気持ちが遠くなる。昨日のワインが頭に残っている。お腹は直ぐに減る。
 昨日買ったパン、コーヒーで朝食。正午前に隣駅へ出て、先輩への結婚祝いプレゼントを入れる手提げ袋を見繕いに。同居人は初めての矯正眼鏡を作りに眼鏡市場へ。眼鏡の完成を待つ間に、リンガーハットでちゃんぽんを食べる。新しい眼鏡、マットなシルバーで、小振りなフレームがよく似合っていた。帰宅して暫くして、編み物に取り掛かる。夕飯はカジキマグロのソテー、豚汁。新しいお米を炊いたのを食べる。編み物が完成する。頭につけて遊んだり、同居人に、それを褒めてもらううちに、下唇に嚢胞が出来ている。気分は、ずっと上がり下がりを繰り返す。

0805
 帰路、寄り道をして糸を買い足す。嚢胞は、起きたら8割方、今頃は10割方、萎んだよう。元フレンチのNさんが、故郷名産品の芋けんぴを一袋くれる。これまで、いくつものお菓子をくれているのだ。お返しを巧みに躱される。月曜日は疲れるけれど、意味のあることができている日のひとつなので、それなりに楽しくやっている。

0806
 夢を見た。私にも美しい夏休みが欲しいなという気持ち。同居人の大仕事を応援して、出る。
 今日日記書いてないと思い、開く。少し書いてある。帰宅したら洗濯、料理、食事、洗濯干し、皿洗い、料理、まで行った。昔の写真を振り返る遊びをした。

0807
 眠る前に入浴が出来ただけで、今週の全ての力を使ったように思う。電車で座る位置を誤ったので、項に太陽を受けている。
 帰路、真頭上に雷と丸まりだした雨粒を受けながら、職場最寄り駅では祭りが負けじと広げられている。人混みや、音楽や、メガホンを通したような人の声たちを足早に抜けて、早く、自宅の食卓や床に着けたらと。

0808
 多くの人が出てきたような夢。朝はトーストに、同居人がお土産でもらってきたフルーツジャムを広げる。
 20:59、ホームで待つ。20時過ぎまで、後輩Kさんと訓練プログラムを考え合っていた。後輩Tさんと2人を帰した後、最後の一人として職場の鍵を閉める。昨日から、職場最寄り駅で祭りをやっている。屋台が立ち並び、昨日の落雷の始まりの時に比べたら、随分賑わっている。夏祭りの夜に、急に立ち降りた感じだったので、次の電車までの待ち時間7分を目にしてから、周りを歩いてみることにする。偶然、先ほど先に帰った2人とすれ違う。2人はお好み焼きの列に並んでいて、そういえばお好み焼きが食べたかったような気持ちが思い出される。私はお好み焼きを持って帰るつもりでぶら下げて、2人はもつ汁やお好み焼きを突いている。ひととき、おしゃべりをする間に、7分前の電車は行き、その20分後の電車も行ったところだった。2人で話したそうな、2人を置いて別れた。賑やかな気持ちになった。待つ間にホームは、徐々に人混みで賑やかになる。電車に乗り込むドアの前で、急に一人になる。座ると、もっと一人になる。絵本の中のような電車の中で、足を痺れさせている。太腿の上には、お好み焼きによく似た温かい生き物を乗せている。
 明日は休みの金曜日。編み物を進めたり、原稿を進めたりしたいものである。

ーーーーーーーーーー


いいなと思ったら応援しよう!