採卵結果と保険適用の落とし穴
前回の記事の続きになります。
意味深な終わり方をしているので、気になりますよね・・。
結論から言うと、アラフォーの自分には保険適用のやり方は正直向いていなかったということに直面した内容となります。(前回の記事を貼っておきますね。)
まずは採卵結果
採取できた卵の数は9個!41歳でこの数値はかなり良いほうなんじゃないかな!?と満足できました。それというのも、6年前の最初の自然妊娠(染色体異常による流産)の際に卵巣嚢腫を患い12cmまで膨れ上がった卵巣を一部切除したのでした。一部切除するということは、その分卵巣の機能は健康的な方のそれよりも劣るわけで、調査したところAMH値は1.08。一般的な38~41歳の女性の値であることがわかりました。もっと悲惨な数値を想定していたのでこの結果を知って安堵しました。
とにかく9個の採取は想定外だったので、ひょっとしたら以前の記事で書いたレスベラトロールというサプリメントのおかげなのかな!?と思ったり。
保険適用の落とし穴
さて体外受精で9個の卵のうち結局2個の受精卵ができました。4AAと4BBです。病院の方針としては、グレードの良い卵を移植するということでした。
妊娠率を上げるためには正しい判断だと思います。
しかし、個人的に9分の2は少ないと思い、受精卵を5つくらい作ってから移植をしたいと伝えましたが、保険適用だとできないということがわかりました。最初の時点で保険適用を選択すると、あとから様々なオプションがつけられないこともわかりました。
保険適用でできなかったこと
受精卵が1つでもできた場合、次のステップは問答無用で移植。
PGT-Aは保険適用外なので選択できなかった。
タクロリムスが必要だったが処方してもらえなかった。
ざっくりこんな感じで、できないことがいくつかありました。私の場合は過去の妊娠で2度とも染色体異常で流産していた背景があった為PGT-Aはやりたかったのです。
そしてTh1/Th2の数値が12.9の私は、移植後にタクロリムスを飲む必要があるのですが、保険でカバーされていないため、この処方も別の病院に行かないと処方してもらえないということでした。
極めつけは、気のすむまで採卵はできるものだとばかり思っていましたが、保険適用だと受精卵ができない場合に限り採卵はできないことがわかりました。受精卵がたったの2つなんて心細すぎ・・。
結論 保険適用が向いている人とは
体外受精は受精卵の数が多ければ優位です。したがって保険適用の体外受精が向いているのは30歳~35歳の共働きの妊活中のご夫婦に有利な制度。効率よく妊娠できるし、第二子を考えた時に卵貯金があるから気持ちのゆとりが全然ちがうと思います。
その層とアラフォーの自分を比較すると採卵や受精率はやはり低いです。
後から保険適用ではカバーできない現実に直面することもあるため、アラフォーは安心できる採卵数と受精卵を確保するため保険適用外のほうが安心感がはるかに違うのではと思いました。
価格が安いというメリットはもちろんあるのだけれど、安かろう悪かろうなのかもしれませんね・・。
採卵後、培養経過などでお支払いした金額
次回は移植準備です。
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