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webこけ鉄倶楽部 第6号(2018/08/11)
暑中お見舞い申しあげます。それにしても暑い日が続きますねえ。
大雨の後は痛烈な暑さ。台風も逆行する今年の夏ですが、古芥子町は平年並みのいつもの夏。海に山にレジャー客で賑わっているようですよ。
さて、今号は前号の続き。こけしビーチ制作作業大公開の後編です。ジオラマ作りに興味ある方はぜひ読み逃しなく(笑)お願いしますー。
★こけしビーチ制作大公開! 後編
(4)色をつける
アクリル絵の具を使って、海の色を塗っていきます。
今回使うのは3種類。白とコバルトブルー、ディープグリーンです。どちらかというと鮮やかな海の色を表現したかったので、コバルトブルーを選択。緑色を使うと、水の深みを表現できるので、川の表現なんかにも使えます。白は、波を表現するのに用います。
この3色の分量の割合を変えることで、水の深さを結構簡単に表現できます。
ちなみにパレットはスーパーで手に入るトレイを再利用。結構使えます。
そんな感じで色をつけたのが下の写真。
海岸に近い面ほど、白の分量を多くして、浅瀬や波打つ感じを出します。逆に沖合に行くほど、緑色を混ぜてちょっと深くなる雰囲気を作ります。
緑色が多いと、なんとなく、日本海のようなイメージになりますかねえ。
(5)波打ち際の表現
先ほどの写真と比べていただけると、よくわかるかと思います。
砂浜と水面の境目は、通常波が立っていると思うのですが、これは、白い絵の具を水でにじませずに、点描で水と砂浜の境目を塗っていくことで表現します。こうやって境目を曖昧にすることで、実際の波打ち際に近い様子を作っています。
ティッシュペーパーで表現したしわ寄せ感が、波の雰囲気づくりで結構いい味を出してきます。
結構、根気のいる作業です。
そうして色をつけた海岸線が、下のような感じになります。
だいぶそれっぽくなってきたでしょうか。
ここで絵の具を乾かして、最後の工程である、水面の表現です。
(6)水面の表現
水面の表現には、ジェルメディウムやグロスポリマーメディウムと言った、アクリル透明の特殊な絵の具を使います。建築模型などを取り扱う画材屋さんなんかにおいてあるやつです。
これを塗り重ねていきます。参考に塗る前と塗った後をどうぞ。
(塗る前↓)
(塗った後↓)
まだ乾く前なのですが、これが乾いたのちに、上から同じように塗り重ねていきます。それを3〜4回ほど繰り返します。そして出来上がった水面がこちらになります。
それっぽくなったのが伝わりますでしょうか・・・。
夏の海の、きらきらした水面と波打際の雰囲気が伝わればこれ幸いです。
ここにミニチュア人形を配置したり、小物を配置していくことで、夏のビーチらしい雰囲気が出てきます。
遠方にテトラポットを置いて、堤防を作っています。堤防は、発泡スチロールで作った土台に、やはりティッシュを濡らしたものを貼り付けて、その上からコンクリート素材の表現に使うペースト状の絵の具を塗り重ねています。少しぼかして写真をとると、それっぽい感じで撮れます。
ちなみにこけし鉄道の撮影に使用しているカメラは、iPhone 6s plusです。
いかがでしたでしょうか。
こんな感じで、古芥子町が作られておるのですが、作っている素材は一部分を除くと案外ありふれたものが多いです。ほとんどの素材が、100均で仕入れています。
また、折を見て、他の情景制作過程もアップしてみたいと思います。
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