すっげ〜〜話
なんかこう、怒涛のような文章がドンドコ出てきて映画館で怪獣総決戦プリキュアポケモン妖怪ウォッチワンピースゴムゴムのびろろろんみたいなやつ観てる田舎の小学生の気持ちですわ。
うわ〜〜ッ!皆すっげ〜〜!(他人事)
俺もすっげ〜〜話をした〜〜い!!!
(キラキラした目)
そんなものはない。ので、前回の方が講座で書いたという文章を踏襲して、前職で書いた文章でご勘弁くださいまし。
▼トラウマ
5周年のたびにディズニーランドへ行っていた。
5歳のとき、10のとき、シーも行った。幼い私にとって飛行機に乗って向かうのは紛れもなく夢の国だった。
15の歳になる前に父母が離婚した。20歳のとき弟に一緒に行くかと聞くとすげなく断られた。別にいいよ、お金ないと行っても楽しくないし。
25になった。本社に転勤し、会社の会議室からは夜にディズニーランドの花火が見えた。
ずっと夢の国が怖かった。裕福で幸せな幼い頃の思い出がたくさん詰まっているから、行ったら多分裕福でも幸せでもない25の私は泣いてしまう。
定時後に行こうよと言われた、ちょっと苦手でと言うも首根っこを掴んで引きずっていかれた
ずっと動悸がして挙動不審だった、ゲートの人からあなたは入れませんと言われたらどうしよう。思い出の場所はもう無いといいのにと思った。ミッキーに耳元で囁かれたらどうしよう。お父さんとお母さんはどこにいるんだい?
電車を降りてBGMが聞こえてそこら中に造形が凝らしてあった、連れは私の頭に耳をつけて、18時からの夢の国はあっという間だった。
帰り道にそっと泣いた、夢の国で家族がおらず裕福でなくとも、私はもうどこへでも行けるのだ。