BULLET TRAIN/運と運命
▷『BULLET TRAIN』 映画館で鑑賞
▷82点/オレンジと福原かれんさんの売り子が大好きです。
▷あらすじ
『ある日、殺し屋のレディバグは謎の女性からブリーフケースを奪うように指令を受け、銃を持たない運が悪い男のレディバグは日本の新幹線に乗車する。しかし、レディバグ以外にも、オレンジやレモンやウルフやプリンス等々の世界各国からの殺し屋が新幹線に乗ってきた。これは、単なる偶然ではなく、誰かが仕組まれた罠であった。では、そのブリーフケースの中に何があるのか?そして誰が仕組んだ理由とは??新幹線が発車する。』
▷徹底感想
伊坂幸太郎作品の『マリアビートル』の原作を、自分が大好きな映画作品である『ジョン・ウイック』の監督:デヴィット・リーチ監督と主演ブラッド・ピットの作品の異色であり、先が見えない作品でしたが、今回観てきました。
先に言いますが、僕は伊坂幸太郎作品は『逆ソクラテス』しか読んでいない伊坂幸太郎作品のことを何も知らないにわか人間なので、そこはご了承ください。
では、この作品を三つの言葉で紹介すると、、
『殺し屋達』『運と運命』『怒涛の伏線回収』です。
まず『殺し屋達』ですが、沢山の殺し屋が出て来ますが、結構良いキャラしているんですよね。特にオレンジですね。
オレンジ演じるのは、アーロン・テイラー・ジョンソンさんなのですが、僕の好みの髭とオールバックと筋肉とスーツで登場して、ハートを射抜かれてしまいました。
そして、新幹線の外から新幹線の窓をメリケンサックで叩き割るシーンはぶっ飛んでましたが。。
相棒のレモンもいるのですが、彼はきかんしゃトーマスから人間を学んだと言っており、人を全てきかんしゃトーマスに例えています。
因みに、オレンジはレモンのきかんしゃトーマス例えを嫌っていますが、この映画こんなに重要になるとは思いませんでした。
そして、この関係何か似てるなと思って、考えてみるとジョジョの奇妙な冒険第5部のプロシュートの兄貴とペッシに似てるんですよね。
そして、プロシュートとペッシが登場したのも、列車であり、レディバグとオレンジが新幹線から外に出されそうになるシーンも、プロシュートとブチャラティにも同じシーンあるんですよ。
結構酷似しているので、多分マリアビートルはジョジョの奇妙な冒険第5部のプロシュート戦をオマージュしたのではないかと感じます。
他にも、奥様を殺された血湧き肉躍るウルフや運が良い女性プリンスも良いキャラでとても楽しめました。
次の『運と運命』は、この作品結構、運の要素が絡んできます。主人公が、運が悪い男レディバグで、常に運が悪い事件が頻発したり、身の回りに起きたりしていて可哀想でした。
でも、レディバグというのはテントウムシという意味なのですが、テントウムシとは幸運を運ぶ虫なのに、何故この名前が付いているのかという疑問が浮かびますが、この意味も後半明らかになりますが、これ滅茶苦茶好きですね。
他のキャラも運に関わる事柄が起きるのですが、果たしてこれは運なのか?と思いました。これは、運ではなく運命だと思います。
様々な事柄に、運という要素が絡んできますが、これを選んだのは自分自身であり、全て運に命を乗せて選んでいるので、これは運ではなく運命なんだと思いました。
そして、『この運命は支配されてはいけない、支配するんだ。』とホワイト・デスも発言しているので、もしかしたらこの映画は運ではなく、運命を支配したもの勝ちと伝えたかったのではないかと思います。
(こいつ何言ってんだ。。。。)
最後の『怒涛の伏線回収』なのですが、これ凄いくらい伏線回収するんですよ。まず、何故殺し屋が何故乗って来たのかやブリーフケースには何があるのかや誰が一番運が良いのかやプリンスは本当に運が良いのか?やレディバグの生死は?そして、狂気的な新幹線内の斬り合いや撃ち合いがあり、ジョン・ウイック要素も持っており、その両方を後半は楽しめました。
▷まとめ
以上が『BULLET TRAIN』の徹底感想でした。この映画の違和感なのですが、何故バレット・トレインではないかが一生疑問に残りますね。
しかし、アーロンとジョーイという素晴らしい俳優さんに出会えて良かったです。ドウモアリガトウ。
では、次の作品で会いましょう。。