THE GRAY MAN/狂ったChrisと冷静なRyan
▷『THE GRAY MAN』 Netflix
▷84点/ハードル上げすぎた(笑)
▷あらすじ
『犯罪を起こした主人公シエラは、CIA工作員であり、上層部の指示で暗殺を徹底する仕事であった。しかし、彼が暗殺をした人物は、自分と同じ境遇にいた人物で、組織の裏を知り、重要なカギを持ち、逃走する。それを知った上層部は、頭がオカシイ・拷問大好きロイドに追わせるのであった。果たして、勝つのはシエラか?ロイドか?』
▷徹底感想
一月から楽しみにしていた作品であり、7月22日に配信され、すぐに観ました。正直、ハードル上げすぎましたね。
上げすぎた理由としては、豪華すぎることです、何事にも。
まず、監督はルッソ兄弟。Avengers IW/EGを手掛け、ここ最近では、『タイラーレイク/命の奪還』で、非常に激しいアクションをして、凄く面白かったです。
そして、キャストも豪華です。ライアン・ゴズリングやクリス・エヴァンスやアナ・デ・アルマスが登場し、素晴らしい土台が整っており、これを崩したり、面白く出来ない方が難しいです。
これを見て、自分はハードルを上げすぎました、、
しかし、内容はうーんって感じでした。
まず、この作品はアクション8,9割で、殆どの時間がアクションに占めて欲しかったんですよ。しかし、中身を見れば、5,6割でした。
では、アクション以外何をしたかというと、シエラとシエラの師匠の過去の話と娘の話や上層部の面白く無い会話等々、全然燃えなかったんですよね僕の心が。
アクションは素晴らしかったです。特に良かったのは、ロイドが無差別に人を殺すことを命じ、バンバン殺しまくったり、車や電車までも攻撃したり、カメラワークも面白かったし、シエラの一丁の拳銃で、四方八方に囲まれた状態で、手錠を掛けながら戦うのは凄かったです、、、
もし、自分ならJohn Wickのように、バンバン敵が追いかけて来て、敵を無差別に殺して、BGMにEDMを掛け続け、死ぬまでお前を追うぞと言うメッセージがガンガンに伝えて欲しかったですね。
そして、ロイドの拷問シーンがあるのですが、うーんって感じですね。爪を剝ぐことや電流で拷問するのは、正直見飽きてるんですよね自分としては(笑)。
THE BOYSでは、尿道の中に入って爆発やけつの穴の中にプラスチック爆弾を詰めて爆破したり007/カジノロイヤルでは、股間に何度も攻撃したり、PEACE MAKERでは、顔面ボコボコになるまで殴り続けたり、足の小指を引きちぎるまで追い込んだり、Knock Knockでは、娘の制服を着た女性に、嫌々セックスをしたり、自分の不貞行為をSNSにアップされたり、ミッドサマーでは、人が見ている中で、媚薬を入れられ、カルト的な性行為をしたり、自分はイカれた行為は、正直馴れてしまっています。
拷問に見慣れてしまい、ロイドの拷問は何をするのかと期待したら、爪剥ぐ??もっとグロイのして欲しかったですね。
この映画を観て、ロイドの性格は残虐的であるが紳士的な気持ちが残っているので、相手の髪の毛を切り刻んで、食べさせたり、そして、身体の一部を家族や親族に送ることや眠らせずに水の上に縛り付けて1時間に1回溺れさせることが良かったのではと感じますね。
▷まとめ
以上が、『THE GRAY MAN』でした。Netflixで一番金を使っていると感じますが、もっとアクションを増やして欲しかったですね。しかし、アクションのクオリティは凄く良いですよ。。最初から最後まで目が離せず、ロイドとシエラのラストバトルは、最高に面白かったです。
ではでは、次の映画で会いましょう。。。。