熱も出ない日常

熱い夏がやって来やがった。新卒にして早三か月、職場環境も良く、給料は低いが楽しんでいる毎日を送っているが、自分のレベルを発揮できる場所は文章にしかない。電車で文章を書くわけではなく、仕事中に書いている。これくらいほのぼのしているのだ。職場の先輩は社長に怒られていたが。

僕は午後にポスティングというウォーキングをして、子供たちの授業を行なっている。ポスティングはただ歩いているだけ、僕はさぼっている。スマホでラジオを聞きながら。だから、ポッドキャストで見逃しとRadikoで様々なパーソナリティーと会いまくっている。そして、一時戻れば生徒共有をする。今は専らテスト対策だが、生徒でも中学生に入学してから、勉強できる奴と出来ないやつの差がもう出始めている。小学生の時は、勉強できていたが、中学生になり疲れと部活という新たな出来事に戸惑い、落ちていった奴がいた。勿体ないし、今では塾にも来ていない。そして、小学生の時から勉強のやり方を知らないやつは、中学でも勉強が出来るはずもないし、頑張っても頑張っても成果が実らないから、自分の居場所を見失い、落ちていく。
だが、小学生の時から続けて、コツコツと努力できる人間はいる。そして、その人は勉強をお遊びだと思い、楽しんでしている。出来ない人は勉強を苦痛と捉えている。そこも大きく違う。

そして、それが改善することは勉強嫌いというフィルターを翳せば、僕たちは何も出来なくなる。もちろん抽象的な言葉で騙して、モチベーションを上げようとするが、それをハエ叩きのように面白おかしくして、自分は馬鹿ですよという言葉で勝手に終わらせる。非常にもったいない。だから、点を上げることも出来ない。だが、親は子供のことを理解していない。

もし、成績が下がるならば、塾を変えるという手段を出す。しかし、自分たちの塾はマイナーの塾であり、生徒一人一人に寄り添いながら、そしてテスト対策もしている。だが、親は一方的に塾が悪いから、子供が成績が伸びないの一点張りをしており、他の塾に移動させることを目的化しているようにも感じる。他の塾にも行ってもいいが、結局は子供が勉強が出来ないことを露呈化し、他の塾には勉強が出来る奴は多くいるので、そこでも落ち込んでしまうだろう。だから、他の塾に行くことはお勧めしない。その子のためにはならないから。だが、その子は今の塾で成績は上がるのかと言われれば、半信半疑だ。言っちゃぁ悪いが、塾とは成績を上げる場所ではないと自分は考えている。成績を上げるのは、自分自身でも上げれるし、定期テストなんて隅から隅まで問題の文章と答えを丸暗記すれば80点なんか余裕で取れる。
それが取れない子は、親の伝えで成績を簡単に上げられる塾を頼るのだ。(塾でも簡単に成績を上げれますという文言が多すぎて、情報弱者や勉強が苦手だった親はそれを鵜吞みにして、通塾してくれる、ありがたい)

塾とは、言わば復習や予習。もしくは、テストならば全てを復習する喋る自習室と捉えた方が良い。成績を上げるかは全て当事者自身なのだ。
でも、どんなに講師や親や先生が成績を上げようと努力しても、生徒の心は大きな扉があり、それを開こうとはしない。仲が良くないと、開く意思を向けないのだ。それをどう開かせるのか、時間が解決といわれるがそうなのだが、親は即効性を求めているので、講師と親との意見は嚙み合わない。
そこでまた悩むのである。

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