競技だけに打ち込むことは良い事なのか考える
実際は2頭追うものは3,4頭得る
デンマークにいた僕に最も大きな影響を与えた1人の「ミア」は、よく供用スペースでギター片手に歌を歌っていました。
ミアとの話は下の記事にまとめてありますのでぜひ。
その周囲には自然と人が集まり、暖かい空間が広がっていました。
最近知り合った友人は小さいときからその競技においてトップレベルだったそうですが、同時に絵を描くことやその他の球技にもよく精通していたそうです。
2人ともいろんな経験や価値観を通して新しいことに出会えること、新しい自分に出会えることの面白さを語ってくれました。
僕は高校時代ハンドボールのみに打ち込んできました。「全国大会で優勝する」この目標ただ一つのために3年間を捧げたと言っても過言ではありません。
オフの日が前日にならないとわからなかったため、次の日に髪を切る予定を入れることもままならなかったくらいですがその期間で得られた事はとても多いです。
しかしその3年間で、一体どれだけの新しい出会い、いろんな経験、素晴らしい音楽を聞く機会を逃してしまったのだろうかと最近考えます。
自分のした選択なので後悔はありません。ただの可能性の話です。
そんな僕も幸い幼い頃からいろんな運動教室に通わせてもらっていたことと、小学高学年からMr.Childrenにどハマりし、それがきっかけに歌を歌うことが好きになりました。
中学では負けず嫌いだったこともあり、成績も悪くはありませんでした。
一人暮らしを始めた大学生から料理を作ることの楽しさに目覚め、自分が作るご飯が大好きになりました。
どんなスポーツもそれなりに面白いと感じることができるようになり、カラオケに行ったときには歌うことが楽しいと感じ、友人と語るときには自分の経験や考えを言葉にすることを楽しいと感じれるようになっていました。
そのとき思ったんです。その人の面白さはその人が経験してきた”こと”の多さで決まる。どれだけ他人に伝えられる経験をしてきたか。
世の中には僕のまだ知らない世界がたくさんあります。それらはこっちから知ろうとしないと近くにきてはくれないと感じました。
現地に足を運び、実際に経験して、自分の頭で感じて、考える。自分に合うか合わないかはその後に判断すれば良いんですよね。
実際に経験してみたなら、たとえNOだったとしてもそれまでのプロセスは自分にとても大きな意味をもたらしてくれると思います。
自分の競技に生活のほどんどを捧げていて、このままでいいのか悩んでいる人へ。
ぜひ気になった映画を映画館に見に行って欲しいです。
ぜひ普段何気なく通っている道を写真に収めてみて欲しいです。
ぜひまだしたことのないスポーツを体験してみて欲しいです。
自分1人でやるのはハードルが高いと思います。でも、同じような趣味を探している友達は周りにたくさんいるはずです。
そうして経験してきたすべてのことが大人になったとき必ず活きる。
話の種になる。そう思うのです。
競技に打ち込むということはある意味、自分の内側にぐうーーっと入り込んでいくようなもの。
反対に自分の外の世界を広げるような事をしてみると面白いかも知れませんね。
今日はこれくらいで!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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本日もお疲れ様でした!
筑波大男子ハンドボール部 森永 浩壽