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副露に関しての解析
今回は副露された際の聴牌確率についてお話します。
どうもじょうちょうです。
皆さんは面前派ですか?それともゴリゴリに鳴いて攻めていく派ですか?
リーチは打点が上がるので、できれば面前で手を組みたいところ。一方鳴いてしまうとリーチもできなければ、役を考えなければ上がることが出来ません。手は早くなりますが、デメリットも多いです。
そしてこの「リーチができない」という点、一見デメリットに見えますが、メリットとなる点もあります。
それは、相手に手牌の進行を悟られにくいという点です。
リーチは「もう聴牌していますよ」という宣言。なので、その時点でベタ降りを始める人も多いでしょう。
ただ、鳴きに関して。「聴牌してますよ」の宣言が出来なくなるので他のプレイヤーからもう聴牌しているのか、どれくらい進んでいるのかがわかりにくいです。
そこで今回、この副露に関して、牌譜を基に解析を行いました。約100副露、玉の間での対局のものを使用しています。
それぞれ「副露数」「何巡目に鳴いたか」「鳴いた時点でのシャンテン数」こちらをそれぞれ数値化していきます。
まずは1副露。これが一番多い副露数でした。
1~6巡目(捨て牌1段目)で、1副露された場合、
聴牌0%、1シャンテン27%、2シャンテン49%、3シャンテン24%となっていました。
ホンイツや、役牌、タンヤオの早い仕掛けが多く見受けられました。上りへの意識がかなり強く、連荘したい親やドラを多く持っている場合等、様々な可能性がありました。
7~12巡目(捨て牌2段目)で、1副露された場合、
聴牌36%、1シャンテン29%、2シャンテン36%、3シャンテン0%となりました。
捨て牌2段目で仕掛けてきた場合、過半数が聴牌・1シャンテンなので注意が必要です。このくらいから注意をした方がよいでしょう。相手の手出し・ツモ切りを見ながら自分の手牌と相談し、今後のプランを一旦練り直すことをお勧めします。
13巡目以降(捨て牌3段目)で、1副露された場合、
聴牌40%、1シャンテン60%となりました。
このあたりになると、形式聴牌を取りに行っている鳴きがほとんどでした。とはいえ、この巡目での鳴きはほとんど聴牌。自分が聴牌していない場合、勝負を捨てる決断も選択肢に入れておくのもよいでしょう。
ここまでが1副露のお話でした。ここからは2副露された際の解析です。
1~6巡目(捨て牌1段目)で、2副露された場合、
聴牌が40%、1シャンテンが20%、2シャンテンが40%となりました。
早い段階での2副露とのことで、かなり手は進んでいます。聴牌と考えても差し支えないレベルです。ただ、混一色や清一色などに向けた鳴きも見受けられ、一概に手が早いと見切るのも難しいです。相手の点数状況や河と相談し、進めていきましょう。
7~12巡目(捨て牌2段目)で、2副露された場合、
聴牌が50%、1シャンテンが36%、2シャンテンが14%となりました。
さすがに聴牌です。おりていきましょう。
13巡目以降(捨て牌3段目)で、2副露された場合、
聴牌確率100%でした。
3副露に関しては、サンプル数が極端に少なく、まだ数値を出すには早いと判断したので、今回はお休みとさせていただきます。
いかがでしたでしょうか。こうしてみると鳴きに関して、自分はかなり軽視していたなぁと反省しました。もちろん、麻雀に例外はつきものですし、まだまだ少ないサンプル数なので、あくまで参考程度ではありますが。
すこしでも皆様の参考になればと思います。またサンプル集まってきたあたりで、最新の結果出していきますので。
最後までご覧いただきありがとうございました。皆様の麻雀ライフに良きツモがあらんことを。じょうちょうでした。