英語は"音節"で話すと通じる法
この方法を実践すると、
だれでも、
外国人に通じる英語を話せるようになります。
と言うと、聞いたことのある教材の広告みたいですね。笑
正確には、
「あ、この人の英語は理解できる。」
とネイティブから思ってもらえる方法です。
発音って難しいですよね。わたしも英語がまったく苦手なところからのスタートだったので、「どうやったら相手に伝わるか」に苦労しました。。。
そんなわたしも英語好きになり、これまで約25年ほど常に外国人と関わってきました。
わたしが英語力をあげるために意識して実験してきたことが、ここまで英語で生きる道を作ってくれたのは間違いないです。
結果が出ることが長年の経験でわかりました!
せっかくなのでそれを皆さんにお伝えしようと思います。
わたしは、発音指導士です。発音指導士とは、現在日本に100名足らずしかいない、日本人の目線から、日本人の皆さんの英語発音をスムーズなものに変えていくことができる指導者です。ちなみにTOEICは965点です。(リスニング満点)
指導者の皆さんはそれぞれ得意の分野を持っていて、それぞれが「通じる英語のエキスパート」であることが求められます。歌手、教員、天才少年、バックグラウンドは様々ですが、共通の思いは一つ。
「国際的に通用する英語を話せる日本人を、一人でも多くする。」
わたしは、観光+日本酒業界のプロです。これまで1万人弱の世界中の外国人たちと関わってきました。45歳に最近なった、関西人の中年おじさんです。
英語は音節で話す。
「英語は」というより、全ての言語だと思います。
本題に入ります。
海外でご経験のある方であれば、
「日本人の英語が、中国人("例えば"です。ロシア人でもタイ人でも構いません。) が話す英語に比べてネイティブに通じにくい。」
という場面をみられたことがあるかもしれません。
日本語の あいうえお は50音といわれるように、50個の音です。専門的に "音素" とか言い始めると本10冊分くらいいろんなことになってしまいますので、あくまでここは50個の音 としておいてください。"がぎぐげご" や "ちゃちゅ"なども、とりあえずここでは考えないでください。
日本語では、その一つ一つの音が "音節" になります。
かあさん。は、"か" "あ" "さ" "ん" です。4つの音で一つの単語を表現します。
英語の "mother" だとどうでしょう。
mother は "moth" と "er" の2つの音です。
"moth" という一つの音と "er" という一つの音が合わさって、"mother" という一つの単語を表しています。
わたしが海外で学生生活を送っていた頃、日本人の友達が言っていたことがあります。
「"milk" が通じない。。。」
"milk"。簡単な単語ですが、これこそがこの音節法の本質と言ってもいいかもしれません。(おおげさ)
"milk" には音がいくつあるでしょうか?
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答えは、一つです。
"milk" っていう一つの "音" なんです。
もうこれが全ての答えです。
一つの音として発音しないと、なんかネイティブには別のものに聞こえてしまうんです。
勝手に分解して発音する。
自分が言いやすいように、勝手に間に母音をいれてやる。(mi-lu-ku みたいに。)
通じなくなってしまうんです!
日本語に置き換えると、
"かあさん" を
"カアサテン"
と言われたら、??? となりませんか?
「ワタシの クニのコトバデハ、 "ん n" のマエはカナラズ "て te" ノオトガハイリマース。」
って言われても、やっぱり "かあさん" って言ってもわらないと困ります。
これが、"通じない" ということです。
"R" の音は、舌を後ろに巻き上げて、、、はウソ?
Gackt さんがYoutubeなどで提唱しているよう、"発音" はめちゃくちゃ大事です。
むしろ "発音が全て" と言ってもいいです。
でも、音節を間違うと正しく発音できなくなってしまいます。
そして、"発音" は国によって、話す人によってかなり違いが出てくるので、そこまで気にしなくても通じることはよくあります。
「カッコよく話す。」は、まず通じるようになってからでも十分調整していけます。
ニュージーランドにいくと、
Pen は "ペン" じゃなくて "ピン" と聞こえます。
"聞こえる" どころか、そう言っています。それが正しい発音なんです。
なので、発音ばかりに気をとられないようにしましょう。
とにかく通じないとせっかく学んだことが意味をなしてくれません。最近は受験勉強であってもスピーキングも重視されるようになってきているようなので、皆さんその重要さにはお気づきかとおもいます。
もう少し発音のところでお話しすると、世の中にはびこる発音指導の多くは、 "アメリカ英語" を元にしているように感じます。 "イギリス発音を学ぼう!" という教材やYoutubeは圧倒的に少ないです。
映画、音楽、ドラマ、政治、なんでもかんでもアメリカとの関わりは大きいですもんね。
舌の巻き方、母音、あいまい母音、この音は口を縦に開けて喉の奥からこう、あの時はあぁ。。。
いろんなルールを教えてくれます。
もちろん、一歩でもネイティブ発音に近づくため、その努力は間違ったものではないです。
実際わたしはアメリカに住んでいたということもあり、かなりアメリカ英語寄りです。。
教えてくださる。それを学ぶのはいいことなのですが、実際の会話の場面で、単語を先に頭の中に映して、それを正しい音の出し方に気をつけながら1音1音口からなにか発していくのは至難の技なような気がしてならないんです。
まずは、母音の音が微妙に違っていようが、
"n" の音は舌先をどこかにひっつけていようがいまいが、
口を動かして相手に伝える。
音は多少違っても本当に大丈夫です。
なぜなら、そういった一つ一つの音は、国によって、話す人によってかなり違いが出てくるからです。
さっきも書いたように、ニュージーランドでは、
Pen は "ペン" じゃなくて "ピン" です。
イギリス英語では、"巻き舌R" が使われる場面はかなり限られています。
World は ウォ〜ルド みたいな感じじゃなく、
普通に ワールド に近いです。
一つ一つの音はそれほど気にしなくても、ある程度の "範囲" に収まっていれば "通じます。"
それに比べ、音節は国をまたいでも変わることはありません。それが変わるとなると、むしろそれは別の単語です。
「通じるように発音する、話す。」
がまず一番で、そこからの微調整はそれができてからでもいいのでは?
というのがわたしの考えです。
まずは、"音節を意識するクセをつけて、ネイティブの耳にスーーっと入ってくる音を出すことを目指す。"
これが英語でのコミュニケーション力を上げる、一番の近道です。
英語の成績2からの大逆転でトクする人生
英語ができると必ずトクします。
わたしは、大した学歴も学力もないのに語学力だけで押し切ってそこそこ名前の通る会社に就職、条件のより良いところに転職。楽しい楽しい東京転勤生活、海外出張なんていうのも経験しました。
対策なんてしたことないのに TOEIC受ければ 965点。
その後経営していた宿やインバウンド向けの飲食店では(コロナにより全て崩壊。。。涙)、累計1万人に迫る外国人から
「今まで出会った日本人の中で一番英語うまいやん。」(を英語で)
と言われてきました。
2017年と18年には、内閣府ってところが一体何をしているところかもわからないまま、「歩こうアメリカ、語ろうニッポン」という国際交流のプロジェクトのメンバーに選ばれてアメリカとカナダで講演させていただいたり。
語学力でこれまでの人生かなりトクをしてきましたね。幸せ者です。
それもこれも、日本人としては十分な英語力を身に付けたからだと確信しています。
その英語力を高める大きなきっかけは間違いなく、
"音節で発音することにこだわったから"
と確信しています。
皆さんも、必ずできます。むしろわたしよりもっとできるようになります。
わたしは高校での英語の成績ずっと 2 (たまに 3) だったんですから。
無料、しかも答えは目の前にある!音節を自力で身に付ける方法
ぜひ今日からやってみてください。
1: わからない単語を調べる
2: 出てきた英単語を書き写す (スマホやパソコンでやってしまい、書かないことが増えているかもしれませんが、書いた方が確実に頭に残ります。)
3: 音節の切れ目に線を入れる。
4: 発音記号も書いてみる。
5: 口に出してみる。
4は少し慣れてきてからでもいいです。3が最重要です。
普段あまり注目することもないかも知れませんが、オンライン辞書でも"音節" と"発音記号" は書いてくれています。
答えはそこら中にあるので、調べることもなく、楽勝ですね。
スピーカーのボタンを押すと、ネイティブの発音も聴けます。
ほんまに便利な世の中ですね。。
「通じる英語を話せる日本人を一人でも増やす。」
わたしの残りの半生(半分あるのか。。。?)でのテーマです。
翻訳機がいくら発達しても、相手の文化を尊重する心、自分たちの文化を尊重される心、をつなぐことまではできません。
リアルのコミュニケーションの力は、絶大です。
英語に限らずですが、語学を志す皆さんにとって、一つでもヒントになることを残せれば、と思いこの記事を投稿します。
参考になったと思われたら、スキ をください。スキをいただけると、次の投稿への力になります。m(_ _)m