Nearest Future - Another Story -
初めましての人は初めまして!
コジ#ZenLaと申します!
2023年12月3日(日)22:00~23:30、ピノキオピーファンクラブ(Discord)にて、ピノキオピーオンリーDJ配信イベント『Nearest Future』を開催させていただきました!
リアルタイムで見に来て下さった最大37名の方々、ありがとうございました!!!
その他リンクまとめ
※『Nearest Future』に参加できなかった方へ。
再現Mixを以下のサイト(Mixcloud)にアップロードしています。
そちらを聴いていただいてから本記事をご覧ください。
第1部 Hidden Gem
第2部 Night Walk
第3部 Connection
また、ピノキオピーファンクラブにご興味ある方は、以下のリンクからご参加ください!
参加メンバーがピノキオピー関連の内容で雑談したり、オリジナル企画を持ち寄って自由に遊んだりしています!
ピノキオピーファンクラブ
本記事について
本記事では、当イベントのDJおよび企画を務めましたコジ#ZenLaが『Nearest Future』では表現しきれなかった「DJ名の由来」や「イラスト制作過程」の裏話をつらつらと書いていきます。
本当は、DJイベントを立ち上げた時の心情なども合わせて書いていたのですが、思った以上に「言葉にしすぎて」しまったのでカットしました。
まぁ、どうしても伝えたいことは『Nearest Future』のセトリやMCで十分に伝えられたのでヨシとさせてください。
それでは、しばしお付き合いください!!
ワイもDJやるぞ!
DJ名の由来
DJ名は、「#ZenLa」という名前で今後活動していきます。
ただ、DJのイベント以外で「#ZenLa」と呼ばれると小恥ずかしいので、元から使っていた「コジ」という名前は続投させていただきます。
さて、どうして「#ZenLa」というDJ名にしたのか?
気になる人もいると思うので、お答えします。
一番の原因は、以下のツイートですね。
もともと、コジ@○○という形式で、自分の名前を定期的に変えるというちょっとした遊びをやっていました。
それをアンケート形式にして、フォロワーのみんなに@以降の名前を決めてもらったら面白いんじゃない?という出来心が、全ての終わりの始まりでした。
アンケートをまさかの勝ち抜いてしまったのが「全裸」でした。
終わりです。かなりの変態です。
夏の間は、ずっと「コジ@全裸」でイベント行くなりTwitter交換するはめになりました。
珍しくはありませんが、生涯の恥ですね。
そんな恥ずかしい名前を再び持ち出したのには実は別の理由が三つほどあります。
一つ目は、「どんな形でもいいから名前を覚えて帰って欲しい、またDJを聴きにきて欲しい」という想い。
二つ目は、「参加者が全裸になっちゃうくらい熱すぎるDJをしたい」という想い。
三つ目は、「自分の好きなものをさらけ出すのが苦手だった過去と決別して、自分全開で全力投球でDJをしたい」という想い。
最初はお遊びで始めた「全裸」でしたが、今後はそんな想いをDJプレイに反映しながら「#ZenLa」という名前を背負って活動していきたいと思います。
(余談:ZENRAにしなかったのは、検索するとR18のあれやこれやがヒットしてしまうのでやめました。本当のスケベニンゲンにはなりたくないのです。)
人生初のDJイベント
今回いっちょ前にDJイベントの企画なんてものをやらさせていただきましたが、実はまだDJ歴は半年はおろか、3か月もたっていないんですよ。
さかのぼってみると、DJ機材を買ったのは10月末だったみたいですね。
DJ機材を買ったきっかけは、いくつかあります。
・友達が笑ってくれたり感動してくれたりすると嬉しいなー
・ボーカロイドクラブ(ボカクラ)にハマりすぎてしまった…
・「おい。なんでこの曲が流れないんだ? じゃあ、俺が流すわ!」
そんなこんなで、DJを見る側から、DJをする側になろうと決心しました。
早速、DJイベントに出たいとは思ったのですが、まだ技術は未熟なものでそう簡単にはいきません。
DJの公募を勝ち抜く力もなかったのですが、とにもかくにも、
「僕が大好きなピノキオピーの曲をたくさん使ってDJがしたい!」
「ピノキオピーファンを全員ひっくり返らせるくらいの最強セトリを作りたい!」
そんな気持ちが先行するあまり、いてもたってもいられず『Nearest Future』を立ち上げることにしました!
あと、個人的な話になりますが、僕は、今年一年でたくさんのピノキオピーファンの方々と出会えて、一緒にイベントや小ネタなどで盛り上がれて、とても幸せな一年だったなと感じています。
でも、それなのに、ちゃんと恩返し・お礼できてないなーという気持ちがどことなくありました。
なんでこんな気持ちになるのか、、、。
きっとそれは、数年前の自分では想像もできないくらいたくさんの幸せをピノキオピーファンのみんなからもらったからだと思います。
溢れる気持ちを止めることができず、その末にたどり着いたのが、ピノキオピーオンリーDJ配信『Nearest Future』でした。
「いつもありがとう」という気持ち、そして「これからもよろしく!」という気持ちをできる限り表現できていたのなら幸いです。
(余談:今回は、急遽単独でイベントを開催してしまいましたが、今度はDJできるピノキオピーオタクを集めて、一緒にイベントやりたいですね。いえ、必ずやりましょう。企画進めます。)
イベントに彩りが欲しい!
発端はアイコン依頼
さて、以降の記事では、『Nearest Future』の裏側で動いていた「イラスト制作過程」について少しお話ししようかなと思います。
実はもともとは、7年ほどTwitterのアイコンを変えていなかったのがきっかけでした。
「アイコンをピノキオピー仕様に変えたいなぁー。そうだ、誰かに依頼しよう」くらいにしか思っていませんでした。
実際、『Nearest Future』というタイトルもなく、仲間内で細々とDJイベントをやって終わる予定でした。
しかし、せっかくやるなら盛大にイベントをやりたい。
外部からもたくさんの人に参加してもらって、最高の最高に盛り上がって欲しい。
そんな気持ちがふつふつと湧き上がってきていたので、
「それなら、今回のアイコン依頼をDJイベントの一部として、イベントにより彩りを与えられるんじゃないか?」
という発想になりました。
さて、ではどんなアイコンにするか?
僕はアイコンを頻繁に変えない方なので、とても困りました。
色々と悩んだ末に、自分がとにかく好きなものにしようというところに落ち着きました。
そこで、今回アイコンイラストのモチーフとして採用させていただいたのが、ボカロPであるピノキオピーさんの楽曲「転生林檎」でした。
この楽曲は、2023/9/19に3000万回再生を達成した超人気楽曲といっても差し支えありません。
人気なのはもちろんですが、ここ数年のピノキオピーさんの楽曲の中でも、僕は、特にお気に入りで大好きなんですよね。
すみません。
ちょっとだけ簡単に「転生林檎」の魅力について語らせてください。
「転生」すなわち「転生モノ」というのは、生まれ変わった世界で好きなことをして好きなように生きる、まさに天下無双、唯我独尊といった四字熟語を体現したような物語のことを指します。
とはいえ、昨今のコンテンツの趨勢から見ると、「転生モノ」は、ややありきたりなイメージを持ってしまう方も少なくないと思います。
ただし、「転生林檎」は、違います。
生まれ変わって思いのままに生きる「転生モノ」ではありません。
「転生林檎」は、何度生まれ変わっても、生まれ変わっても、思い通りに生きることができない苦い現実を示唆する「転生モノ」なのです。
ピノキオピーの芸術センスは、いつも惚れ惚れしてしまいます。
どう考えてもすごすぎ!!!
以上は一般的な解説ですが、僕が「転生林檎」にとても惹かれた個人的な理由が他にあります。
少し昔の話をします。
実は、僕自身、「何者かになりたい」という欲求が心の淵に渦巻いていた時期がありました。
そして、空回りを続けた挙句、「何者にもなれず終わる」という虚しい結末にたどり着く、といった失敗をこれまで何度も繰り返してきました。
上手くもない創作活動に心酔して、親しい友達とだんだんと疎遠になっていったり。
自分よがりな研究活動ばかりで、誰の役にも立たないものを作ってしまったり。
周りに優しさを振りまくだけで、それ以外は何もない空っぽな自分になってしまったり。
詐欺にかかった後輩を助けるために、身もふたもない正義を振りかざしたり。
「転生林檎」の歌詞の最後はこのような内容が綴られています。
そう。
結局はどんなに背伸びしても努力しても無理なものは無理なんですよ。
「自分」は「自分」でしかない。
その事実に気がつくのに、僕はかなり時間がかかってしまったなと今改めて思います。
昔と比べて、「自分」に何ができて何ができないのかを自身に問いかけて身の振り方をわきまえられるようにはなったかなと思います。
とはいえ、「自分」を見失いそうになることは、今でもしばしばあります。
その時に、「転生林檎」をよく聴きにいきます。
きっとこれからも、繰り返し、繰り返し、聴くと思います。
閑話休題の限界オタク
こうやって文章を書いていると自分と向き合いすぎてしまって、ネガティブになりすぎてしまう癖はよろしくねぇです。
あと、好きなものを語るときは、自身の体験と紐づけてしまいがちというオタク特有(?)の悪いところが出ました。
ちょいと閑話休題のために、僕がどのくらい「転生林檎」が好きかをオタク語りさせてください。
リアルの話ですが、カバンに転生林檎のキーホルダーを毎日つけているのはもちろん、以下のような限界オタク写真を撮ってしまうくらいには、めちゃめちゃ大好きです。
ちょっとこの写真解説していいですか?
中央にいるのは、転生林檎アイマイナです。
これ、クレーンゲームでしか入手できなくて、店頭の実装が始まるや否や、池袋のラウンドワンに駆け込んでとってきたものですね。
そして、転生林檎アイマイナが握っている(持たせている)ペンライトにご注目ください。
これ、ピノキオピーさんがテーマソングを担当したマジカルミライ2020のペンライトです。
しかも、二つともデザインが異なっており、夏まつり(大阪公演)、Winter Festival(東京公演)でそれぞれ販売されたペンライトですね。
そして、この写真の背景は、2023/7/29のKT Zepp Yokohama、つまりはライブMIMICですね。
MIMICのライトバングル×2というガチガチガチのフル装備で撮った写真というわけです。
「実は、この写真のストーリーまだあってぇー。」
ライブMIMICに行った方はわかると思います。
そう、なんとなんと。
この後一発目に、「転生林檎」がきたんですよ。
とんでもないですね。
イントロの「はぁはぁ」が聞こえた時の興奮は今でも忘れられません(ハァハァ)
転生林檎を笑わせたい
さて、本題に戻りたいと思います。
「転生林檎」という楽曲についてのクソデカ感情については既に語ったとおりです。
一方、「転生林檎」のMVについて語るのを忘れていました。
それでは、まず手始めに、えいりな刃物さんが担当した「転生林檎」のキャラクターデザインを改めて見てみましょう。
うん。可愛い。
なんなんだお前。
ジャージメイド?ツインテール?片目出し?
性癖にくるね、これは。
ほんと「転生林檎」のキャラクターデザイン最高に可愛いですよね。
もとより、水色や薄緑色が大好きなので、このMVが投稿された瞬間に「転生林檎」の虜になりましたね。
いや、ならざるを得ない。
そこで、アイコンイラストを変えるなら、「絶対に転生林檎がいい!」って決まりました。
ところで、「転生林檎」のMVで出てくる主人公(以下、林檎ちゃん)についてなんですが、MVを繰り返し繰り返し見ているうちに気づいたことがありました。
実は、林檎ちゃん、「一回も嬉しそうな顔をしていない」んですよね。
どの再生時間で止めても、苦しそうな、悲しそうな表情をしてるんですよ。
冒険者になってクライミングしてる時でさえ、苦しさをこらえて引きつっていますね。
(嬉しそうな顔が出てこないのは、楽曲の内容を鑑みているからだと思うのですが…)
「一回も嬉しそうな顔をしていない」という事実に気づいたとき、僕は思いました。
「林檎ちゃんに少しだけでも笑顔になって欲しい」
そう思いました。
心の底からの笑顔でなくてもいいんです。
今の世界にいる「自分」にホッと胸を撫でおろしてほしい。
次の世界にきた「自分」に少しでいいから希望を抱いてほしい。
どんなに辛い渦中にいる人でも、笑顔になる瞬間が一瞬でもいいからあって欲しいなと僕は思います。
もちろん、失敗を繰り返すと「自分」に期待を抱くのは難しくなりがちです。
でも、目の前に転がってきた、はかない希望のカケラにすがるより他ない。
少しでも笑ってないと、今の「自分」をやっていけない。
僕はそう思います。
「林檎ちゃんに少しだけでも笑顔になって欲しい」
その笑顔を見てみたい。
これが、アイコンイラストを描いてもらう際のコンセプトになりました。
魂の一作
さて、だいぶコンセプトが固まってきましたので、実際にアイコンイラストを依頼するという段階になりました。
実のところ、誰に描いてもらいたいかは、ライブMIMICが終わった直後くらいには既に決まっていました。
アイコンイラストは、恋桜🌸Koharu(@koharu_artacc)さん(以下、恋桜さん)にお願いしました。
知り合ったきっかけは、ピノキオピーワンマンライブMIMICのファンアートを見かけたときですね。
僕が依頼をするきっかけとなった、このファンアートをご覧ください。
このイラストを見た瞬間、
「うわ。あの時の熱い気持ちをこんなにもありありと表現できるピノキオピーファンがいるのか。温かさとキラキラが共存したイラストとんでもないな」
と、一瞬で引き込まれてしまったのを今でも鮮明に覚えてます。
それに加えて、恋桜さんと話しているうちに、一つ共通点を発見しました。
それは、「すきなことだけでいいです」の歌詞にまさに書かれていることでした。
僕と恋桜さんはどちらも、このような孤独な期間が非常に長かったという経験がありました。
同じ境遇にあったからこそ、僕と同じ熱量で、今回のDJイベントに向けて制作に取り組んでくれると思い、依頼することにしました。
そして、快く引き受けていただきました。
Twitter(新X)のDMログを見返してみると、11/6に制作の依頼をし、11/25に制作が完了しました。
忙しい時期にも関わらず、短期間で仕上げてくれた恋桜さんには本当に本当に頭が上がりません。
恋桜さんがかなり猛者だということはイラストのクォリティの高さから分かっていました。
なので、何も心配はありませんでした。(ラフの段階から絵が上手すぎた。)
一方、僕自身、創作活動を行っていた時期がありましたので、創作物の提案や修正のプロセスなどはそこまで問題なくできたかなと……思います。
ただ僕は、かなり細かいところまで気にしてしまう性格でして。
髪の描きこみ具合だったり、フリルの色の具合だったり、色んな修正をお願いしました。
とはいえ、恋桜さんの技術はとんでもなく高かったですね。
リテイクの度に期待通り、それどころか期待以上のイラストを送ってくれるので、その度にスマホを握りながら驚嘆していました。
あまりにもイラストのクォリティがすごいので、DMが来るたびに通知センターでひやひやと様子を伺っていることが何度かありました。
僕は、リテイク指示にあたって、アイコン枠に入れて全体のバランスを見たり、画面の明るさを切り替えて見え方を調整したりと色んな方法で検証作業を行いました。
どの状態で見ても恋桜さんのイラストが映えるように確認を重ねました。
構図の難易度が高いのと、書き込みがかなり複雑なので、顔にどうしたらちゃんと注意が向くのかという調整が苦戦しました。
特に、手の形と口の形は何度も何度もリテイクを重ねてもらいました。
複数バージョンを比較検証して、どこをどう修正して欲しいのかを言語化するのが困難で、何時間もかかってようやく返信をする日もしばしばありました。
さて、そのような苦難のリテイク・検証を乗り越えて、
「林檎ちゃんに少しだけでも笑顔になって欲しい」
このコンセプトをもとにどのようなイラストが出来上がったのか?
最終的に完成したイラストが以下になります。
いやーーーーーーーーー!!!!!
もう最高すぎだろおおおおおお!!!!!!
なんなんだ、これは?
神なのか?
神なんだな?
ほんまごめん。ちょっと転生してくるわ。
いやいやいやいや。本当に凄すぎないか!?
すごすぎなんだが!好きすぎなんだが!やばすぎなんだが!
どうなってるんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ちょっとお恥ずかしいお話を一つだけ。
実は、線画・色塗りが終わったほぼ完成版が送られてきたとき、ガチ泣きしました。
マジで一切の脚色なしで、本当に大号泣でした。
小一時間くらい、あまりにも尊すぎて我を忘れて泣いてしまいました。
イラストでこんなに感動したのは生まれて初めての経験だったと思います。
恋桜さんに依頼してよかったと心の底から思いました。
何度言っても足りないくらいです。
魂の一作をありがとうございました。
最後に、恋桜さんからコメントもらったので、以下に記載しておきます。
終わりに
ピノキオピーオンリーDJ配信『Nearest Future』いかがでしたでしょうか?
今一度、「自分」と向き合って、自信をもって「自分」なりに全力で走り抜けられたかなと思います。
余談です。
実は、『Nearest Future』を企画する前の話ですが、一時期、DJ機材を買うか、それとも転生林檎のコスプレ衣装を買うかを真剣に悩んでいました。
数か月ぐらい葛藤を続けた挙句、DJ機材を買いました。
コスプレ衣装って高いねぇ。DJ機材買ってよかったなぁ。
それでは、次のDJイベントでお会いしましょう。
いつかリアルでもDJしたいですね。
再現Mixもたくさん聴いてくれると嬉しいです。
どうも、コジ#ZenLaでした!
……そうだ。
大事なことを言い忘れていました。
この方にお礼を言わないとバチがあたります。
それでは、最後に……
音楽を好きにしてくれて。
仲間と出会わせてくれて。
人生に彩りをくれて。
ピノキオピー、ありがとう。
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