見出し画像

【読書ノート】〜勝負強い人間になる 52ヶ条〜

Amazonでたまたま見つけて
タイトルが気になったので購入しました。
私自身、淡白なところがあるので
どうしたら勝負強い、粘り強い人になれるのか?ということを模索していました。

著者は麻雀プロの「代打ち」として
20年間一度も負けなしという無敗伝説を築いた方で麻雀の話と絡めて日本社会のあり方や人としてあり方など多方面に見識があり、
読んでいて非常に刺激的で今の人間が忘れてしまったものに気づかされる内容だった。
それらについていくつかまとめたいと思う。

・感性を磨く
これはノムさん(野村克也監督)の著書で
たびたび出てきた言葉で自身も感性を磨く
努力をしてきた。もっとも努力というか習慣に近いものだが、そこに加えて「耳で見る」という言葉が印象的だった。
これは見えないものは耳を澄まして見ようとすることで、見えるものにばかりこだわらず
目に見えないものを見抜く力を磨くのだという。実に興味深い内容で且つ今すぐに取り入れようと思った。

「準備・実行・後始末」
強い人間とは、決して準備を怠らず、
成し遂げ、後始末をおろそかにしない。
これは当たり前の話なのだが、
その当たり前を当たり前にやることが
どれだけ難しいか。
人はどうしても面倒なことは放置しがちだ。
だから少しでも実行しやすくするための
準備工夫が必要だと最近よく痛感する。
そして実行後の反省や振り返りという意味での
後始末もバカにならない。
それは自分が同じ失敗を繰り返さないためでもある。そういったサイクルなのだ。

・「修正力」のある人は負けない
常々、この能力を磨きたいと思っている。
「あれ?なんかおかしいな」と気づくために
感性を磨くのだと理解した。
でもそれは本来、人間の本能として備わっていたはずで文明の発達とともに、人間は生きるための力を失ったとも記されていた。

テクノロジーは進化する一方で
我々人間はどんどん退化している。
もちろん、今からスマホ無しで生活しろというわけではないが、もっと人して忘れてはいけないもの
勇気を持つ、素直な心を持つ、正直になる
という話も本書に書かれていた。
人としてあるべき姿について
非常に内容の濃いものだと思いました。
ぜひご一読頂ければ幸いです。


いいなと思ったら応援しよう!