読みました 成功はゴミ箱の中に 1
昔、リーダーズ・ダイジェストという雑誌があった。
アメリカの雑誌に掲載された記事を集めた、今でいうニュースまとめサイトのような雑誌だ。
記事の要約や第一話のみの掲載※など、見たこともないアメリカを小さな穴から覗くような感覚はアメリカドラマ好きのお子ちゃまをちょっとワクワクさせてくれた。
※不確かだが長編の一話だけというのを見た記憶はある
1986年には日本から一次撤退、2007年に再度参入を果たしたが、またしても撤退とあるので、若い世代はそんな雑誌があったことさえ、知らないだろう。
ちなみに現在でも本家アメリカ版は560万部、海外版1700万部(米・海外合計かも知れない?)と有料で流通している世界最大の定期刊行雑誌なんだそうだ。
あれ?よくみると2013年には経営母体が倒産してるじゃないか。
まあね、さわりや要約であればwebで十分に事足りるものね。
月刊誌じゃあね、情報と提供の間のタイムラグもありすぎるもの。
それはそれで置いといてと。
断片的にではあるが、この本にマクドナルドに関する記事が載っていたことを覚えている。
・経営者はマクドナルドさんじゃないこと
・ジュースのセールスマンが現オーナーであること
・ケンタッキー・フライド・チキンの話がでてきたこと、
・他のハンバーガーショップに比べフライドポテトがおいしいこと、
なにしろ、まだハンバーガーといえば、六本木のハンバーガーインや
小洒落たアメリカンなレストラン、米軍基地の中、
そして映画やテレビでしかお目にかかれないアメリカの象徴だ。
米軍基地はおろか、六本木に足を踏み入れたことさえないお子ちゃまは、ハンバーガーとキックの強いコカコーラの味を想像しながら焼きそばパンと麦茶で我慢していましたとさ。
ここで話は現在へ。「成功はゴミ箱の中に」読みました。
マクドナルドを世界的なチェーンにファストフードチェーンにした男の伝記?です。
すごいパワーだねこのレイ・クロックというオヤジは。
牽強付会という言葉を地で行くようだが、なにしろ自分を信じ切って揺るがない。反論を許さない。
話は面白い、目のつけどころ、時代を見抜く目、女性にも手が早い。
なんと人様の奥方にも強引に迫り、しかも悪びれない。
ここらあたりは厚顔無恥ではあるけど、一貫してぶれない姿勢ともいえる。
結局、略奪して自分の奥さんにしちゃうしね。
この人なら、もし浮気の現場をマスコミで暴露されても
「何が悪い、私にだって葛藤はあるし、彼(浮気相手の旦那)のことや
自分の女房のことを考えれば悩むよ。でも彼女のことを本当に愛しているんだ」
ぐらいは当たり前に言ってしまいそう。忖度なんかありゃしない。
ほら、本人、自分のこと信じ切ってるからね。
あ、長くなったから今日は仕事に戻ります。
続きは明日。