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「あたらしい読書」ってなに?
4月18日(木)9時45分
有楽町のHIBIYA CENTRAL MARKETで催された、
「あたらしい読書」著者と読者の交差点
というイベントに参加してきました。
本が好きで、小説やビジネス書を中心にいつもなにかしら読んでいるので、
今回のイベントが続くことで、またあたらしい読書の楽しみ方が広がるのでは
ないかととても楽しみになりました。
内容はこちら
今回は有隣堂×幻冬舎×箕輪編集室のコラボイベントで、
家入一真さんと箕輪厚介さんの、読書に関するトークを楽しみにしていました。
が、会場に来たのは箕輪さん一人・・・
家入さんが来ないかもしれない話は有名でしたので、まさか自分が参加した
イベントで来ないことになるなんて、得した気分でした笑
1、箕輪厚介さんの「読書」
はじめに箕輪さんの読書について
●正直すごい読書が好きなわけではない。普段はほとんど読まないし、
自分が関わった本も読まない。
●でもハマった本はあって、「村上龍」さんはハマっていつも読んでた。
続きが気になってサッカーの試合中ハーフタイムで読んでいたことも。
あとは「深夜特急」も好き。学生時代イタリアに行ったのもその影響。
●自分にとっての読書の目的は、
「読書をきっかけに、行動に移す事で人生が変わること」
2、箕輪さん編集に関わった本について
多動力、人生の勝算、など書き出せばキリがありませんが、
ベストセラーを数多く出版している箕輪さんですが、
「内容が薄い」「深みがない」など批判を受けることも
多かったそうです。それに対して箕輪さんは、
●それでいい(深みがなくていい)と思って出している。
「エナジードリンクのような本だと言われるが、それでいいと思う。
なんならエナジードリンクを出したい笑」という言葉が印象的でした。
●部数を売りたい!というよりも、1人の人に対して響く深さを撮りたい。
熱くなる人がいるほど、SNSなどで拡散してもらえ、結果広がる。
印象に残ったのが、
「本を出すだけではスタートラインにすぎない。買ってくれた人に会い、
直接話すことで関係がつくられ、熱狂的なファンを生む。そうすることで
継続して本を買ってくれるし、拡散してくれる」
いくら有名な人の本を出しても、それを読んだだけでファンになることは少なくて、自分が読んで共感した本の著者と直接会い、話が聞ける機会があれば、
やはり話も伝わりやすいし、最強の応援団になるだろう。
これは他の仕事でもいろんな場面で活かせる方法だと思う。
プロジェクトを決める。決まりを決める。それだけで終わっては
実際に業務するものは感情移入がしづらい。つまり自分ごとにできないから、
リーダーは高い熱量を持って直接話す・聞くを繰り返す。
そうやってプロジェクトを自分ごとにする事で自発的に動き出す。
●僕が出している本は、著者のファンから言わせれば聞いたことのある同じ話を
書いているだけ。それを知らない客層に届けるために拡散させる。
●そういう意味で今回のようなイベントはとても大事。
こういう場を繰り返すことで、コミニュティを作り、少しずつ
広がっていけばいずれ大きな規模になる。
イベントの後半は質疑応答。そして箕輪さんの提案で、グループに分かれて
これから今回のイベント「あたらしい読書」をいいイベントにするために
どうすればいいかを話し合いました。
各テーブルに箕輪さんも来てくださり、直接話す機会もありました。
3、これからの「あたらしい読書」に求めること
初めての開催で、まだまだ手探りだという今回のイベント。
個人的には30人程度のこじんまりした集まりで、とても居心地のいい
空間でしたので、引き続き参加したいなと思いました。
会場のHIBIYA CENTRAL MARKETも、レトロな雰囲気で最高の場所です。
●著者が来てその本について語るイベントは最近増えているので、
「読書」について語るような場になると楽しいなと思います。
例えば、「読書に求めるものは何か?」
箕輪さんは、行動につながるものと言われていましたが、
僕の場合はまず先に「情報の蓄積」があるように感じています。
まず「知りたい」があり、知識を得る。そうして蓄積したものは、忘れた頃に
何かの場面で行動で活かすことができる。
●本の内容をインプットするときにやっていることの情報共有。
線を引いたり書き込んだり、ノートにまとめたり、人それぞれの
内容のインプット方法について話し合いたい。
●会場にあったのですが、ある人の好きな本が本棚にまとめられていて、
それがとても興味深かったので、その人の好きな本を知ることでその人を
知るようなイベントも楽しそうです。
●やはり箕輪さんと、箕輪さんの関わった著者の方とのトークは面白いと思うので
ぜひ組み込んで欲しいです。
最後に、家入さんに会えなかったのは残念でしたが、それも含めて楽しいイベントでした!
箕輪さんはじめ運営スタッフの方々、素敵なイベントをありがとうございました。