「よはく」のある自分、「よはく」のある組織をつくるには?
都内人形町にある人事図書館にてイベントを開催します!
五木田洋平さん×なつみっくすさんの対談イベント
「対話」から始まる チームづくりと 「個」の活かし方
日時:7月15日(月・祝)10時〜
詳細およびお申し込みはこちらからどうぞ!
※現地開催のみ。30人限定での募集となりますので、ご興味のある方はぜひお早めに!
今回も、五木田洋平さんの「対話ドリブン」を読んでの感想を書いていこうと思います。
※イベントチケットでは、お得な書籍付きチケットも販売していますので、そちらもご利用ください🎶
「よはく」のつくりかた
著者の五木田さんは教師なので教員・学校という記載になっていますが、会社員・会社と置き換えてもらっても同じです。
「よはくの定義」とは?
「よはく」とはどういったことを指すのでしょうか?本書では以下の4つで考えます。
読んでみてどう思いましたか?
あなたは「よはく」持てていましたか?
全部の「よはく」を持っているよ!という人もいるかもしれませんが、
人によって、仕事によって、持てている「よはく」にはバラツキがありそうだなと思いました。
私の「よはく」
私の会社員時代で一番キツかった時期を振り返りながら「よはく」について考えてみます。
「時間的よはく」
これは全然なかったなと思います😊
接客業だったのもあり、特に仕事中は目の前のお客様の対応に追われ、新しい取り組みどころか当日の振り返りすら考える気になりませんでした。
恐ろしいのは、目の前のことしか見えなくなると、それが「自分の世界の全て」のように感じて、それ以外の世界を受け入れなくなり、どんどん新しいチャレンジができなくなっていくことでした。
「精神的よはく」
時間的よはくがなくなってくると、一緒に精神的よはくもなくなってくるのではないか?と感じました。
未来を考える時間や振り返る余裕がないと、目の前の仕事や上司からの仕事に追われるばかりになり、自分で自分を追い込む状態になりやすいのではないでしょうか?そしてついいつい自分1人で悩みを抱え込んでしまうことも多くなりました。
「対人的よはく」
あまり人と議論するタイプではありませんでしたが、目の前の仕事に追われてよはくがなくなると、自分への自信が失われていきました。
自信がなくなると、議論をするどころか、提案もできなくなりますし、人に頼ったり相談することも難しくなってしまいました。
「選択的よはく」
上記のよはくがない状態だと、他の選択肢が見えてこなくなってしまいました。
自分の過去の「よはく」について書きながら、どこかの「よはく」がなくなると、他の「よはく」にも影響が出きていたように感じました。
「よはく」をつくるには?
結局、私の「よはく」が失われた原因は、自分の理解が足りなかったこともあるのだなと思います。
自分の大事なこと、得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなことがわかっていれば、誰かの真似や比較ではなく、自分がいいと思うやり方で仕事が進められるのでしょうし、そうすれば自ずと「よはく」はつくられるのだと思います。
そして自分の「よはく」がつくられると、視野が広くなり、周囲の状況にも気づきやすくなります。
自他理解に取り組むことにより、自分と他人が「違う」ことに気づく。
「違い」に気づくことで、その「違い」を知ろうとするために対話が始まる。
そしてそこに「よはく」の4つの定義を当てはめて考えてみると、組織で「よはく」を持つためには何をするべきか?が見えてくるように思います。
「よはく」はできるものではなく「つくる」もの
そして、「よはく」は意識して作る必要があるのだな、ということを強く思いました。
「7つの習慣」に出てくる「第2領域」のように、自分にとって大切なものは絶対に時間をつくって取り組むためにも、「やること」と同じぐらい「やらないこと」をはっきり決めて行動することが、「よはく」をつくるために大切なことなのかもしれません。
今回はここまでにします。
興味があればぜひ本を読んでみてください!