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幸運の価値、自身に降りると見失いやすいもの/ホロライブ

世の中には一握りの人だけに訪れる奇跡の様なチャンスというものが存在します。これは通常僕たちに訪れる、大なりの小なりのチャンスとは一線を画していて確率で言えば数万人に一人というレベルのものです。

フォローして頂いている方はタイトルから察しが付く方もいるかもしれないですが、今回の記事は前に書いた「中の人・魂活動が活発な人に抱く嫌悪感」と対になる記事です。


■登録者100万人を超えているという奇跡

例えばYOUTUBERのHIKAKINさん等はそういったチャンスを勝ち得て、更にそのチャンスをものにした人だと思います。このチャンスは唐突に降ってくるものとは違って、これまでの自身の努力や実績の上に降ってくるもので、時代の流れや、身を置いている状況も重なっていないと起きえません。だからこそ奇跡の様なチャンスと言えると思います。


YOUTUBEのチャンネル登録者数が100万人を超えているVTUBERというのは世界に34人しかいません
(2022年4月12日時点)。VTUBERそのものの数は恐らく現在2万人程が居ると思われます。そのうちのたった0.17%の、本当に一握りの人間だけです。

そもそも登録者が10万人を超えているVTUBERというのも恐らく全体の3%くらいしか居ないでしょう。集計するのに時間がかかりすぎるのでリアルな割合はわかりませんがそのくらいではないかと思います。なので100万にいっていなくても〇〇万人の登録者がいる時点でも相当奇跡的な状況だと思います。

■感覚の麻痺

普通ではない状況に置かれている人に対しての言い方としてはおかしいですが、普通はこんな奇跡の様な状況下にあって、そのチャンスを活かす様な活動をしないというのは中々あり得ないと思います。
例えばTWITTERでたまたまバズった人のリプ欄に「せっかくなので宣伝を」というのを見かけた事がある人も多いと思います。それくらい、多くの人に見て貰える状況というのは価値が高く、貴重で、中々無いものです。

そういった場があるのに、なぜ積極的に活動したりそれを活かす様な行動をしないのか、幾つか予想できる根拠があります。

1:体調などやむを得ない理由がある
2:単純に活動が嫌だ
3:チャンスという事を自覚していない

勝手な憶測ですが、ほぼ3のケースなのではないかと思います。というのも当てはまるホロメンの殆どは月に2~5回程度は配信をしていたり、ライブなどのイベントには参加したり、TWITTERなどは更新していたり、中の人・魂活動の方は定期的に更新していたりしていて1の様に活動する事自体が困難という訳ではなさそうです。2の場合でもそこまで嫌であれば辞めている可能性もあります。或いは享受できる金銭等もある為、嫌々だが残して置ける程度に活動しているという見方もできますが、見ている限りそこまでという印象は見受けられません。

自身の今の状況がどれだけ奇跡的で価値あるものなのか正しく分かっていないのではないでしょうか。

こういう書き方が失礼な言い回しである事は重々承知で書いています。ですが置かれている環境故に気付きづらいのかもしれないと考えています。

ホロライブというグループに所属していると周りを見ればチャンネル登録者が100万人を超えているホロメンがゴロゴロ居ます。前述したVTUBERで登録者100万人を超えているチャンネルは34しかないと書きましたが、そのうち26人がホロライブです。また、ほぼ全てのホロメンが約50万人以上の登録者がおり、ランキングでは113位以内に全て収まっています。

こんな環境に身を置けば、何十万人、百何十万人の登録者が居るという事が気付けば”当たり前”の様になってしまってもおかしくはありません。

人と言うのは絶対評価よりも相対評価の方に目が行く傾向があります。〇〇さんと比べてどうだとか、平均が〇〇だからどうだとか、周囲の状況と比較して他人や自分を評価する習慣が付いてしまっています。だから例えば登録者が100万人居たとしても、すぐ近くに登録者120万の人が、140万人の人が、190万人の人が、英語圏に目を向ければ390万人の人が身近に居れば
「登録者が100万人居ても特別な事じゃない」
「登録者が80万人居ても大した事はない」
といった感覚が少なからず発生してしまうのではないでしょうか。


■見ていて感じる「もったいない」のではという杞憂

実際に名前を出して申し訳ないですが、百鬼あやめさんや紫咲シオンさんや湊あくあさんや宝鐘マリンさん等は特に、こういった記事を書く際に調べるデータを見る度にもったいないと感じてしまいます。
他にもめちゃくちゃ活動が少ないという訳ではないですが、ラプラス・ダークネスさんや風間いろはさん等も、今のこの奇跡のようなチャンスをわかっていてあの配信回数だったり、あのテンションやモチベーションで臨んでいるのだろうか、もったいない、、、と思ったりします。
完全に余計なお世話ですし、勝手な杞憂というものですが。

あくまで、僕が外側の人間として客観的に見た際の感想です。当事者にしかわかりえない事情や状況というものがあるのも理解しています。それでも思います、このチャンスとどうやって向き合えば1年後、3年後、5年後、10年後の自分にとって良い形に結び付けられるのか理解しているのだろうか!?それを言ってくれる人は周りに居ないのか!?と。

仮にそこまで必死にがむしゃらに頑張らなくても、今より20%、30%プラスで活動するだけでこの先の未来が全く違う素晴らしいものになるのかもしれないのにそれを認識していないのだろうか?それを言ってくれる人は周りやホロライブやカバーには居ないのか?と、思ったりします。


いつVTUBERブームが終わるかわかりません。
2022年の10月には別のカテゴリが主流になっているかもしれません。
ホロライブ自体が1年後にオワコンになっているかもしれません。
その時に「うわぁぁ・・・!」と思っても何もする事は出来ないと思います。

また、人のモチベーションとかはホントにタイミングや状況次第なので、半年後とかに「よーしやる気出てきたぞ!」と思ってもその時には頑張っても仕方ない状況だった、なんて事もあるかもしれません。


■終わりに

・登録者100万人超のチャンネル持ってるのにそれを活かせてない点

・人生の中で奇跡の様な状況にあるのにもったいない

・いまの奇跡の様な状況はいつまでも続くものではなく終わる可能性も高い


これは上記に名前を挙げた方以外にも、当てはまる場合もあるかもしれません。例えば、何となく惰性で活動を続けていたり、モチベーションが維持できなくなっていたり、人それぞれだと思います。
日々の活動で何をするのかだったり、どういった将来に進んでいくのも本人しか決める事はできません。どんなに意見を言われても、意思決定はその意思の所有者にしかできません。

今回の記事はいわゆるおっさんの余計なお節介みたいな戯言です。
ただせっかく周囲の協力と、自身の努力と類まれな幸運で掴んだ今現在リアルタイムで持っているこの状況を、いたずらに何もせずに時間を過ごしてチャンスが通り過ぎていくのはもったいなさすぎると、記事などで名前を見かける度に思うので記事にしました。


■追記 2022/4/15

今日知人と話している際に、似たような話になって成程と思った話があったので追記しようと思います。

VTUBERにとって配信の場は野球選手で言えば試合みたいなもの。
投手で言えば当番頻度だったり、打者で言えばどのくらいバッターボックスに立ったのかみたいなもの。

という話でした。
確かに投手であれば打者の様に毎試合当番する訳ではないですし、配信頻度も例えば投手型、打者型みたいに人によってタイプ差があるのかもしれません。
選手も故障などで短期的に休んだり、投手であれば肘などをやってしまうと長期で登板できない等あります。肘の故障もある程度の期間治療すれば投げられない事もないけれど、万全の状態でないと試合に出ても成果が出せないので完全に治すまでは登板しないというのはよくあります。

また、輝かしい戦績を上げながらも腰や肘や肩を痛めて、引退や2軍落ちなどでその後活躍の場を失いながら引退というのも選手にはよくある話です。VTUBERであればそれに当たるのが喉でしょうか。

声帯結節になる配信者の方はかなり居る様に見受けます。喉の強さや声質、喉の強さにもよる様です。

そう考えるとコメントをくれた方や、この記事に対しての記事を書いてくれた方の言う様に、仕方のない状況であったり、現状で可能な活動のやり方で行っているのかもしれないですね。仮に今がどれだけチャンスのタイミングであっても無理をして体を壊して生活に支障がでるのは本末転倒なので。


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