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大空スバルのテイルズオブジアビス実況を見終えて【感想】/ホロライブ・VTUBER

大空スバルさんのテイルズオブジアビスの実況配信が今日エンディングを迎えました。中盤時点でも記事にしていて、最初から今日までいずれも見応えがあってとても楽しい実況でした。

記念すべき第1回実況。

そして最終回。

今日は用事を入れずにリアタイで見ながらこの記事を書いています。感想や雑感などを書いていこうかなと思います。


■スバルちゃんの人柄

テイルズオブジアビスはストーリーが人の内面に深くフォーカスしたもので、各キャラクターの関係が幅広く、又スバルちゃんがゲームの世界やキャラクターに深く感情移入するので結果としてスバルちゃんの内面的な部分や人柄がよく出た配信になった様に思います。

・モンペ

実況中スバルちゃんは「スバルはルークのモンペだから」とよく口にしていました。モンペとはいわゆるモンスターペアレントの事で、本来は過保護で子供の事を優先しすぎるあまり周囲の迷惑を鑑みない親の事です。ですがスバルちゃんはルークに感情移入しすぎるが故にネタとしてモンペという言葉が実況中に飛び交いました。なのでモンペというより心配症なお母さんみたいな感じですかね。
見ていて物語の進行とともにルークの成長を喜んだり感慨深く話したりする感じは本当にルークの母親や姉の様な印象でした。

特に中盤のアクゼリュスのイベントあたりでは、理不尽に責め立てられるルークを見て他のキャラクターへの批判を出してチャットやコメント欄が多少荒れるという感じにもなりました。ただこれもおかしい事はおかしいとハッキリと言うスバルちゃんの良さが出ていたなと感じました。

物語が進んでいくとそれぞれのキャラクターも過去などが深堀りされて、それをきっかけに各キャラクターの関係性が上手く回り始めるとより色々な面でのシーンが増えて、それに伴ってより一層スバルちゃんの色々な感情や気持ちや考えが配信内で垣間見えます。


キャラ装備の際に「ん~、幸せになって欲しいからこっちかな」と運が向上する装備を選ぶのも非常に感慨深いシーンでした。

・配信者としての実力の高さ

見た事ない人が見るとびっくりするかもしれませんが、まず特徴として凄く叫びますw特にボスキャラとの戦闘では「オラァー!」「ぐあぁぁギャァー!」などアイドルVTUBERなのかと思う様な事もありますがそれが他には無いスバルちゃんの実況の良さでもあります。
これは意図してのものなのか、自然のものなのかはわかりませんがRPG実況での戦闘は案外見せ場を作るのが難しいと感じます。そういった中でこの激しさはとても良いアクセントになっています。

また、スバルちゃんの実況の特徴として下記の2つがあります。
1:よく笑う
2:リスナーに話しかける
3:自分の気持ちを言葉にする

スバルちゃんは配信中とてもよく声を出して笑います。これはRPG実況の中で重く陰鬱なシーンが続く場合などは配信の空気が重くなり過ぎないですし、通常シーンでは見ている側も楽しい気持ちになります。
そしてひとつひとつのイベントや出来事やキャラクターや背景などにも、どう思ってこう感じた等を丁寧に話してくれます。加えてリスナーに対して「みんなはどう思う?」「~~だよね」といった語り掛けが都度入ります。
リスナーはこれによって一緒にプレイしている没入感が強くなりますし、スバルちゃんは実況中に色々な感情が隠される事無く表に出てくるのでより一層見ている側も感情移入できます。
ブリッジに戻りますというリスナーとスバルちゃんの定番のやりとりも面白かったですね。

これはスバルちゃん側ではとてもエネルギーを使う配信スタイルだと思いますが、これらがあるかないかで実況プレイの質の高さが大きく変わると思います。

実際スバルちゃんのアビス実況は元々の影響力の高さもありますが、こういった人を惹きつける要素がある事でテイルズの公式が見ていたり、アビスの脚本家の方や声優さんも見ていたりとその注目度の高さが伺えました。


■アビス自体の良さと学び

テイルズオブジアビスは僕も若い時にプレイしていました。
冒頭に貼ったリンク記事もそうですが、作品としてもとても良いゲームですが学びも多いゲームだなと実況を見ていて改めて感じました。

改めて今回のスバルちゃんの実況で僕はヴァンを見てこれが一番学びとしては大きなものだと感じました。
ヴァンとその周囲の関係性というのは
利用する側 ⇔ 利用される側
の特徴をとてもよく表していると思います。

これは普段の僕たちの人生の中でも当てはめられる部分はあります。人間関係、仕事、宗教、傍から見ると「いい様に使われちゃってるよ」という状況でも自分自身では気付きづらいですが、意識しておく事で「あ、これは」と気付ける事が出来やすくなります。
けれど終わりのシーンを見るとヴァンにも色々な思いの上での結果なんだなというのが伝わります。

そして当時としては少し早すぎたのかもしれませんが、レプリカという人のクローンに対する考えや問題提起と、それが引き起こすであろう様々な影響も丁寧に描かれています。クローンに対する理解をする際にこのアビスをプレイしているか見ているかでどう捉えるかに影響するレベルかもしれません。そういう意味ではこういうメッセージ性のあるゲームというのはその人の価値観や教養に強い影響を与えてくれます。


・バンプオブチキン

アビスと言えばカルマというくらいバンプオブチキンのカルマがハマっています。また、物語の重要なシーンで流れるBGMの幾つかはバンプオブチキンの藤原さんが作曲しています。

YOUTUBE等にもアップされているので聴くと「え、この曲もそうだったんだ」というのも多いです。ティアが歌う譜歌も実は藤原さんが作っています。そしてこの譜歌のアイデアそのものも藤原さんがアビスのディレクターに提案したものであったりもします。
藤原基央さんのアビスについてのインタビュー記事をリンクで貼っておきます。



■ゲームを大人になってプレイする事

若い時と印象も違えば感じる事や理解度も大きく変わりますね。今回改めて実感しました。

また、今の若い世代の人にこういったPS、PS2、あたりの名作はプレイしてみるのはとても良いのかなと思いました。

今はソシャゲ全盛で、2000年代ほど買い切りのコンソールゲームの製作にお金をつぎ込める会社は殆ど無くなってしまいました。当時はストーリーがきちんと最後に完結するゲームが主流だったので物語としての完成度の高さは高く学べるものも多くありました。
幸い今はダウンロードコンテンツ等で遊べるものもありますし、ちょっと手間ですが中古で安価に手に入るものも多くあります。


■長編RPG実況の良さ

スバルちゃんのテイルズオブジアビスは結構長編の多いスバルちゃんのRPG実況の中でも特に多く、4~5時間のものが17本になりました。100時間近いので1から見ていくとかなり時間はかかります。

ですが長い時間をかけて時間と感情の共有をする事でより身近に感じられると感じました。ここは憶測ですが、今回のアビス実況でスバルちゃんの配信を知って見始めてチャンネル登録した人も結構いたのではないかと思います。こういうのは他のゲームでもあると思いますが、短めで終わるものよりも長編の方が実況者に愛着も湧きやすくアビスだけでなく、長い実況の中でスバルちゃんそのものに興味を持つようになった人もいるのではないかなと思います。

あとは長い事と、毎週定期的に実況してくれる事で、習慣化されて毎週の楽しみになりました。土日は中々全部リアタイで見れないんですがアーカイブで見るのが毎週の楽しみのひとつでした。

■テイルズシリーズ

前記事でも書きましたが、スバルちゃんとテイルズはとても相性が良いと感じます。個人的にはヴェスペリア、グレイセスF、リメイクデスティニーの順で合っていそうで、配信とも相性が良いかなと思いました。
見てみたいのはグレイセスFですね、スバルちゃんのツッコミ力がいかんなく発揮されそうな作品です。


アビスはアニメでも放送されて作品自体のファンだったので当時ニコニコ動画でアニメのあのシーンでゲーム本編でのBGMが使われたら熱いだろうと思って作って投稿した動画があるのでここに置いておきます。アニメではアニメオリジナルのBGMが流れたのでゲームでのあのBGMを聴きたいと思い、せっかく音響の技術もあるのでやってみるかと思って作りましたね。アニメBGMを否定するという感じではなくゲームBGMだとどうなんだろうという試みでした。

アッシュとの戦闘シーンですね。
中盤なんでこうしたんだろうという感じに今は思いますがカルマに繋げています。

ヴァン戦ですね。
このBGMも熱くて好きでした。


最後に、エンディングの最後で帰ってきたのがルークなのかアッシュなのかというのは様々な意見が当時から交換されてきました。
これまで僕が読んだ考察の中で最も説得力の高い考察記事を置いておきます。

この記事はこの帰ってきた赤い髪の青年について、ルークであって欲しい人、アッシュであって欲しい人、二人がひとつになったとあって欲しい人、それぞれあるのでハッキリと答えを知りたくない人は読まない方が良いかもしれないですが、ハッキリしなくてどこかモヤモヤした何かがつっかえている様な人は綺麗に消化できるかもしれません。


スバルちゃんのテイルズオブジアビス実況とても楽しかったです。
また次の実況に期待です。


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